第19回 小野十三郎賞決定!

第19回小野十三郎賞は、9月29日(金)の最終選考会において、下記のように決まりました。
選考委員は、金時鐘、倉橋健一、小池昌代、坪内稔典の四氏です。
今回、選考対象としたのは、7月10日締切までに全国各地から応募のあった詩集111冊、詩評論書10冊でした。

《第19回小野十三郎賞(賞金25万円ずつ)》

詩集『賜物』(土曜美術社出版販売 刊)
金田 久璋(かねだ・ひさあき)


詩評論書『鮎川信夫、橋上の詩学』(思潮社 刊)
樋口 良澄(ひぐち・よしずみ)

 第19回受賞作は金田久璋さんの詩集『賜物』(土曜美術社)、樋口良澄さんの『鮎川信夫、橋上の詩学』(思潮社)のダブル受賞に決定した。『賜物』は作者の民俗学的知識をはじめ、幅広い素養を背景に、揺るぎない言葉で記されているところが高く評価された。「大人の現代詩」という批評の声もあった。『鮎川信夫、橋上の詩学』は、過酷な戦争体験を背景とする鮎川の作品と生涯を、まったくの戦後世代が自らの物語として掘り起こしたところが高く評価された。これまで影に置かれてきた夫人・最所フミに光をあてた意義も大きいと。ダブル受賞は9年ぶり。

 贈呈式は、11月11日(土)午後1時30分から、大阪市北区の中之島フェスティバルタワー内12階・アサコムホールで行います。

[主催]一般社団法人大阪文学協会〈小野十三郎賞実行委員会〉
[共催]朝日新聞社
[後援]大阪府/大阪市/桃谷容子基金/澪標

過去の受賞者一覧
第1回受賞
小野十三郎賞
詩集『墓を数えた日』 瀧 克則(大阪府)
小野十三郎賞記念特別賞
詩誌『核』(北海道)/詩誌『三重詩人』(三重県)
第2回受賞
小野十三郎賞
詩集『言葉の河』 高橋 秀明(北海道)
第3回受賞
小野十三郎賞
詩集『夕方村』 八重洋一郎(沖縄県)
詩評論書『詩論の現在Ⅰ~Ⅲ』 北川 透(山口県)
第4回受賞
小野十三郎賞
詩集『陣場金次郎洋品店の夏』 甲田 四郎(東京都)
小野十三郎賞特別賞
詩評論書『マンデリシュターム読本』 中平 耀(神奈川県)
第5回受賞
小野十三郎賞
詩集『バース』 苗村 吉昭(滋賀県)
小野十三郎賞特別賞
詩評論書『戦後関西詩壇回想』 杉山 平一(兵庫県)
第6回受賞
小野十三郎賞
詩集『朝鮮鮒』 渋谷 卓男(神奈川県)
第7回受賞
小野十三郎賞
詩集『語族』 添田 馨(埼玉県)
第8回受賞
小野十三郎賞
詩集『学校』 たかとう匡子(兵庫県)
第9回受賞
小野十三郎賞
詩集『影たちの墓碑銘』 長津功三良(山口県)
詩集『宙家族』  中岡 淳一(大阪府)
小野十三郎賞特別賞
詩評論書『栗生楽泉園の詩人たち』 久保田穣(群馬県)
第10回受賞
小野十三郎賞
詩集『ババ、バサラ、サラバ』 小池 昌代(東京都)
詩集『ナナカマドの歌』 田中 郁子(岡山県)
小野十三郎賞記念特別賞
詩評論書『評伝 パウル・ツェラン』 関口 裕昭(愛知県)
第11回受賞
小野十三郎賞
該当作なし
小野十三郎賞特別奨励賞
詩集『象牙の塔の人々』 山口 春樹(大阪府)
詩集『野川』 岡島 弘子(東京都)
第12回受賞
小野十三郎賞
詩集『青天の向こうがわ』 三井喬子(石川県)
小野十三郎賞特別賞
詩評論書『山上の蜘蛛』 季村敏夫(兵庫県)
第13回受賞
小野十三郎賞
詩集『水源地』 谷元益男(宮崎県)
第14回受賞
小野十三郎賞
詩集『真心を差し出されてその包装を開いてゆく処』 宋敏鎬(群馬県)
第15回受賞
小野十三郎賞
詩集『ワイドー沖縄』与那覇幹夫(沖縄県)
第16回受賞
小野十三郎賞
詩集『農場』杉谷昭人(宮崎県)
第17回受賞
小野十三郎賞
詩集『ツィゴイネルワイゼンの水邊』平林敏彦(神奈川県)
小野十三郎賞特別賞
詩集『地球にカットバン』宮内憲夫(京都府)
第18回受賞
小野十三郎賞
詩集『九月十九日』 森水陽一郎(千葉県)
小野十三郎賞特別賞
詩集『黎明のバケツ』平野晴子(愛知県)