文校ブログ

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公開の昼・文章講座〔担当;日野範之チューター〕に、北九州市の通教部生、文校OB、一般2名をふくめて22名参加。作品提出22名中、20名出席。

正午(12時)から作品合評ゼミをおこなっていた大西クラスと津木林クラスに教室をゆずってもらい、午後3時から6時25分まで、日野範之チューターによる秋期2回目の昼・文章講座がありました。
日野チュターの短い講義のあと、作品を提出した出席者全員がマイクを使って自作朗読し、それぞれに対する日野チューターの講評がつづきました。
さらに、5時15分からは約半数の希望者がのこり、小泉八雲の「雪おんな」や「耳なし芳一のはなし」などを読み上げ、デスカッションしました。

◎次回の2/18(土)昼・文章講座の宿題作の書き出しは、「歩き始めた」ということに。
締切は2/13(月)で、日野チューター宅まで。

◆あさって月曜日(23日)午後6時30分からは、冨上芳秀チューターの担当する公開講座/夜・詩の講座です。作品は8名から届いていますが、作品を提出されていない方でも参加すれば勉強になります。

(小原)

岡山市在住の作曲家・鈴木陽子さん(文校修了生)が、自身の父・伊藤隆志の小学生時代<昭和初期>の作文を本にまとめました。明日の昼・文章講座(担当;日野チューター)で、希望者には差し上げるとのことです。


【鈴木陽子さんが刊行した本の表紙】
作曲家・鈴木陽子さんの筆名は“結城まり”で過去、大阪文学学校には3度在籍しています。2006年4月から1年間、2016年4月から1年間、2019年4月から2年間。
このたび鈴木さんからいただいたお便りには、父親の『綴方』を本にするために「昭和初期のできごとを調べていくにつれ、昔の人々の暮らしや思いが今に繋がっているのを感じました」と、ありました。


【父の『綴方』原本の表紙】


【本の中の「はじめに」から一部抜粋】

◆明日(21日)午後3時から文校教室で、秋期2回目の公開/昼・文章講座(担当;日野範之チューター)がおこなわれます。その講座に、鈴木陽子さんも岡山市から参加する予定です。希望者には、ここで紹介した本を差し上げるそうです。

(小原)

『三田文學』2023年冬季号(No.152)の“新同人雑誌評”欄で紹介された文校関係者の小説は、20編中13編。◆『樹林』685号〔22年8・9月合併号/通教部作品集〕から佐伯厚子、森上晶、藤岡真衣さんの3編。それぞれの所属同人誌から夏当紀子(昼間部チューター)、新井伊津(通教部生)、篠原紀(昼間部生)の3名4編。さらに文校修了生の作品も、所属同人誌から6編。

『三田文學』2023年冬季号(No.152)の“新同人雑誌評”欄で紹介された文校関係者の小説は、次のとおり。( )内は、同人雑誌名と通巻ナンバー。

◆大阪文学学校チューター
・夏当紀子「夜明けの晩をゆらゆらと」(「飢餓祭」Vol.49)

◆大阪文学学校・在校生
・佐伯厚子「遠い入道雲」(「樹林」Vol.685)
・新井伊津「真金吹く」(「六伽士花史」第二号)
・篠原紀「大晦日」(「創作」Ⅰ)
・森上晶「あなたはどうして、ここにいるの?」(「樹林」Vol.685)
・篠原紀「超能力」(「創作」Ⅱ)
・藤岡真衣「綿入れさん」(「樹林」Vol.685)
◎現在、佐伯さん(大阪府)は通教部研究科・飯田クラス。
新井さん(岡山市)は通教部研究科・大沢クラス。
篠原さん(神奈川県)は昼間部研究科・津木林クラスで、2作取り上げられている。
森上さん(大阪府)は通教部研究科・飯田クラス。
藤岡さん(東京都)は通教部専科・休学中。
◎3作取り上げられている「樹林」vol.685は、2022年8・9月合併号で通信教育部作品集。

◆大阪文学学校・修了生
・早高叶「鳥玉響」(「カム」Vol.20)
・稲葉祥子「日本語練習帳――受身形/実は/ひらがな」(「雑記囃子」27号)
・中小路そら「髪結いお袖」(「組香」第七号)
・中島隆「いつか飛ぶだろう」(「雑記囃子」27号)
・宮内はと子「みわの光」(「カム」Vol.20)
・三上弥栄「犬と暮らしたい人」(「星座盤」Vol.16)

(小原)

昼間部・中塚クラスのゼミで、愛知県からやって来ている21歳の大学生・加藤くんは壁詩(?)を発表。


今日の昼間部/詩・エッセイ/中塚鞠子クラスは、14名出席、3名欠席。いつもなら3時間半かけて名古屋から高速バスに乗って文校にやって来る加藤くんは、高知県の大学生である兄をゼミ見学に誘って車でやって来た!【写真/向こう側前列が加藤兄弟】


【写真/左側が中塚チューター】


【写真/黒い大きな紙に書かれた加藤くん直筆の詩。その横に立って、加藤くんは全面を読み上げた】

(小原)

今朝(1/18)の朝日新聞・3面・・・北川荘平さん(元・文校チューター/2006年、75歳で死去)は同一作品で、芥川賞・直木賞の同時候補になったことがありました。


《1/18朝日新聞〈朝刊〉3面》
北川荘平(そうへい)さんは、1963年から2000年まで37年間、大阪ガスに勤務するかたわら大阪文学学校の夜間部や通教部のチューターを務められていました。最後のころ、通教部スクーリングの合評会の途中で事務局にやって来、冷のコップ酒を所望されていた姿が忘れられません。(そんなことは、ぼくの知る限り、後にも先にも北川さんだけです)
北川さんは京大時代、小松左京、高橋和巳らと「京大作家集団」を形成。その後、同人誌「VIKING」に属し、1958年以降も60年、65年、66年に直木賞候補。


1958年・第39回芥川賞、直木賞の同時候補となった「水の壁」が収められいる単行本は、文校図書室にあり。貸し出しします。


“(追悼)北川荘平特集――人と作品”を組んでいる『樹林』2007年8月号(Vol.511)の目次。

2017年7月24日・文校ブログ参照。

(小原)