講師紹介冨上 芳秀とかみ よしひで

  • 担当科目:
    本科・ 専科
  • 担当部門:
    通信教育部
  • 担当クラス:
    詩・エッセイクラス
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Profileプロフィール

1948年生。『芭蕉の猿の面』など詩集十四冊。長編評論『安西冬衛』がある。文校、冨上クラス修了生と「詩遊」を編集発行。「イリプス」「詩的現代」「gui」に所属。日本現代詩人会会員。
《夜・詩の連続講座講師を兼任》

Messageメッセージ

スペースの関係で短い詩を紹介しておく。
「言葉のない対話」
床の間に季節の花を活けて客の来るのを待つ。紫陽花、クチナシ、タチアオイ、それぞれの花にそれぞれの客。客と私はただ対面して心を通わすだけである。言葉を口にするのではなく、言葉を超えた言葉の対話である。長い間、詩という言葉の芸術に携わってきた私が、客との間に言葉を介在させない意味を考える。ただ静かに時間は流れ、花は今の中の永遠として、その美しさを美しさとして咲かせている。ここには言葉も客も花も時間も私もない。(「詩遊」六十四号)