詩の連続講座(昼)
在校生無料
近藤 久也(詩人)
●こんどう・ひさや●
1956年生。1990年度『詩学』新人。詩集に第5回小野十三郎賞最終候補の『冬の公園でベンチに寝転んでいると』(思潮社)、第8回同賞最終候補の『伝言』(思潮社)など。
詩は生きているひとから何処からともなく、こっそり滲み出て くるものだ。だからひとから教わるものでもなく、ひとに教える ものでも全くないと思う。自らに聞くしかないひとつの尽きるこ とのない疑問であるかもしれない。その秘密はひょっとしたら、 ひとには明かさない方が良い類いのものかもしれない。本来は実 に慎み深くあるべきものなのかもしれない。生きてる時間が積み 重なってくるほどにそう思えてくるものだ。だからひとから学ん だって、真似したって歯が立たないふにゃふにゃしたニュートラ ルなものだと思う。ただ、生きてる時間に、ひょんなことから自 らの、あるいは他者の詩にぶちあたることもあるだろうし、それ は好奇の目を自他に向ける相当に楽しいことでもある。そういう 場を作っていきたいと切に願う。
スケジュール
- 6月10日(土)
- 詩と詩人のありか
- 7月15日(土)
- 詩を書くとは?
- 8月26日(土)
- 詩のリアリティ
備考
⦿受講希望者は詩作品を、講座日の7日前までに、大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)へ郵送のこと。作品は各自1篇とする。タイトルは付けてください。提出された作品はすべてコピーして講座のとき配布します。