詩の連続講座(昼)

担当講師:
近藤 久也(詩人)
半年3回/土曜日開催
15:00〜17:00

 

在校生無料

近藤 久也(詩人)

●こんどう・ひさや●
1956年生。1990年度『詩学』新人。詩集に第5回小野十三郎賞最終候補の『冬の公園でベンチに寝転んでいると』(思潮社)、第8回同賞最終候補の『伝言』(思潮社)など。


 詩は生きているひとから何処からともなく、こっそり滲み出てくるものだ。だからひとから教わるものでもなく、ひとに教えるものでも全くないと思う。自らに聞くしかないひとつの尽きることのない疑問であるかもしれない。その秘密はひょっとしたら、ひとには明かさない方が良い類いのものかもしれない。本来は実に慎み深くあるべきものなのかもしれない。生きてる時間が積み重なってくるほどにそう思えてくるものだ。だからひとから学んだって、真似したって歯が立たないふにゃふにゃしたニュートラルなものだと思う。ただ、生きてる時間に、ひょんなことから自らの、あるいは他者の詩にぶちあたることもあるだろうし、それは好奇の目を自他に向ける相当に楽しいことでもある。そういう場を作っていきたいと切に願う。

スケジュール

11月18日(土)
事実をもとに書く詩
1月20日(土)
まるごとの身体的せかい観を書く詩
2月24日(土)
自らの為に書く詩

備考
⦿受講希望者は詩作品を、講座日の7日前までに、大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)へ郵送または持参のこと。作品は各自1篇とする。タイトルは付けてください。提出された作品はすべてコピーして講座のとき配布します。