文章講座(夜)

担当講師:
音谷 健郎(文芸評論家)
半年3回/月曜日開催
18:30〜20:30

文章表現の可能性に挑むⅡ

在校生無料

音谷 健郎(文芸評論家)

「名文」にあこがれます。ところで、大胆にもこれに挑んでみてはどうでしょうか。この「文章表現の可能性に挑むⅡ」では、実は「名文」に挑みます。前回を受講していなくても、全く大丈夫です。以下の趣旨に賛同していただければ。
 今回は、井上靖の散文詩集『北国』をテキストに、名文である所以を探り、徘徊します。特定の個人を取りあげると、それなりにクセがあるのが分かります。それにひたってみるのもいいではないですか。あこがれの「名文」たちは、どんな構造をしているのだろうか。体験します。

スケジュール

5月18日(月)
・名文に出合う=『北国』の「不在」「記憶」あたりを取り上げ 、名文たる所以を考えます。
・課題作=「私が失恋したとき」(以下、題名は自由に)
 場面(シーン)を描いてください。手法は小説でも、戯曲でも、ノンフィクションでも、エッセイでもいいです。前後の脈絡の説明は、あえて要りません。場面にすべてを放り込んでください。創作は奔放自在に。
・講評=作品は筆者に朗読してもらい、講評しあいます。
6月29日(月)
・名文を試みる=状況を易しく適確に、しかもちょっぴりドラマ性を加えて。あなたにも描けます。
・『北国』では、常に「人生」への眼差しがつきまとっています。何人かに、『北国』の好きな作品を寸評して貰います。
・課題作=「あゝ、あの時」
 これまでの人生で一番衝撃的だったことを書いてください。
・講評=今回も場面を描いて下さい。
9月14日(月)
・自分の名文を見つける=自分の気持ちを写し取り、発展させるにはどの形式が合っているのか。小説、ノンフィクション、エッセイなど。
・課題作=「思わぬ出会い」
 全くの奇遇、人生の転換点、ごく些細な事からの気づき……。テーマは大から小まで、生かすも殺すもあなたの文章力です。気持ちを決めるのが先です。決めたら、正確に伝えようとしてください。
・講評=各自の成果に重点を置きます。

備考
⦿課題作は当日、筆者に朗読してもらいます。ペンネーム可。
⦿課題作は、400字詰め原稿用紙(パソコンだと30字×40行)で800字です。タイトルと名前(ペンネームはカッコして)も含みます。あらかじめ提出してください。
⦿講座のある10日前までに大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)へ送付してください。遅れた作品は次回に回します。