詩の連続講座(夜)
在校生無料
冨上 芳秀(詩人)
「詩はなんでもありだ」ということを叫びながら、私は毎日のように詩を書いている。それは、仲間を作って、メールで、いつでも、何篇でも、詩を発表できるようなシステムを考えたからである。書きたいけれど書けないで、悩んでいる人は、この講座に集まって、詩を書く訓練をすればよい。この講座で、仲間を作って、いっしょに、たくさん書くシステムを創ろう。訓練さえすれば、いくらでも詩が書けるようになる。詩を書く人が詩人である。詩人は、毎日、詩によって救われる。「詩はなんでもありだ」エッセイ、小説、評論、短詩、散文詩、改行詩。何でもよい。但し、原稿用紙、二枚まで、六百字から八百字で書くのである。この範囲なら、何篇でもよい。しかし、これには、技術が必要だ。文章力は、ぐんと伸びる。言葉を自由に使えるようになると、生きることが楽しくなるぞ。私は幻想的な物語詩を書いてきたが、最近、生活詩を見直している。しかし、読んでいておもしろい詩は、少ない。それは、平凡な日常生活を平凡な視点で、平凡な書き方をしているから、平凡な詩になるのである。この講座では、その常識を壊す。今まで過去の詩人の詩を紹介してきたが、これからは、現在の最先端の詩人の詩集も紹介する。とにかく刺激を受けてたくさん詩を書けるようになろう。
スケジュール
- 5月29日(月)
- 小野十三郎 山田兼士追悼 松本衆司詩集『破れ』(二〇二二年十一月二十五日刊、ひかり企画)より
- 7月10日(月)
- 黒田喜夫 石毛拓郎詩集『ガリバーの牛に「屑の叙事詩」残響篇』(二〇二二年六月一日刊、紫陽社)
- 8月21日(月)
- 黒田三郎 坂多瑩子詩集『物語はおしゃべりより早く、汽車に乗って』(二〇二三年一月二十八日刊、書肆子午線)
備考
⦿受講希望者は詩作品を講座日の9日前までに、大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)へ郵送のこと。作品は各自1篇とする。 タイトルと氏名は3行、本文は37行までとする。散文詩は1行30字詰め(原稿用紙だと貼り合わせればよい)、改行詩は1行最大40字まで。提出作品は全てコピーして講座の時に配布します。