詩の連続講座(夜)

担当講師:
冨上 芳秀(詩人)
半年3回/月曜日開催
18:30〜20:30

 

在校生無料

冨上 芳秀(詩人)

 毎回、一人の詩人を紹介して、参加者の詩への理解を深める。詩を書く文校生の問題点は、自分の詩を書き、クラスの仲間の詩を読むのはいいのだが、他の人の詩を読まないことである。過去にどのような詩が書かれ、現代どのような詩が書かれているかを知らない人が多すぎる。現代の詩の水準を知らないと自分の詩のレベルがどのようなものか、ほとんどわからない。極端な場合、生活の感想文を改行すれば詩になると思っているような人もある。この講座の目的は、各自の提出された作品について、批評し、少しでも作品のレベルアップを企図することである。だから、詩人の紹介などをしている時間はあまりとれないのであるが、その詩人の一篇の詩を通じて、その詩人の考え方、詩の特徴、技術などを理解し、自分の詩作に役立ててほしいのである。詩史の中の位置づけなども、この講座に出席しているうちに次第にはっきりとしてくるはずだ。また、私の所には毎日のように最新の詩誌や詩集が送られてくるが、それらの中から新鮮な詩を紹介したい。現代詩は難解だと敬遠されることがあるが、それは難解な詩が現代詩だと誤解して、自分でもわからない詩を書いているからである。自分のことは自分ではよくわかっている。しかし、読者は作者のことをわからない。一つの単語によっても、劇的に読者に真意を伝えることができる。その技術がポエジーを生むのである。私は、その詩が書かれている言葉を根拠にして批評するから厳しいと感じるかもしれない。しかし、そのことは、根拠が示されるから、納得できるはずだ。自分が気付かなかったことを、ずばりと指摘されて、はっと気がついた時、その人の実力は、急速に伸びる。自分の詩の欠点をなくし、自分の長所を見つけ出して、その方向を発展させるのである。毎回、あなたは、あなたの詩についての発見に衝撃を受けるだろう。そこで得たエネルギーで、あなたはもう一段階上の詩を提出する。また鋭く指摘される。この厳しいやり取りが、あなたの詩を鍛え上げるのである。

スケジュール

11月1日(月)
井伏鱒二『厄除け詩集』
1月24日(月)
田村隆一
2月28日(月)
竹中 郁

備考
⦿受講希望者は詩作品を講座日の9日前までに、大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)へ郵送のこと。作品は各自1篇とする。 タイトルと氏名は3行、本文は37行までとする。散文詩は1行30字詰め(原稿用紙だと貼り合わせればよい)、改行詩は1行最大40字まで。提出作品は全てコピーして講座の時に配布します。