詩の連続講座(夜)

担当講師:
冨上 芳秀(詩人)
半年3回/月曜日開催
18:30〜20:30

 

在校生無料

冨上 芳秀(詩人)

 この講座の目標は、参加者の詩の技術を、それぞれの個人の実力に応じて、現状から少しでもレベルアップすることである。提出された作品の問題点を指摘し、その克服のアドヴァイスを中心に講座は進められる。提出される作品のレベルはまちまちであるが、本人はもちろんすべての参加者にとって基本的な技術を確かにすることは大切である。それは、案外気がついていない自分の詩作上の欠点を自覚する契機になるかもしれないからだ。また、他の参加者のすばらしい作品に出会って、感動し、励まされることもある。しかし、それだけでは、まだまだ不十分である。私のところには毎日のように、新しく発行された詩集や詩誌などが届けられるが、その中ですぐれた詩集や問題点のある詩を紹介し、そこから学ぶべきことを解説しようと思う。現在の最新の詩の状況の中に、参加者は身を置き、そのポエジーを吸収して、自分の詩のレベルを向上させるのである。詩を書き発表することの意味をもう一度、考えてほしい。あなたは、読者を意識して詩を書いていますか。このことを意識せずに、ただ書きたいから書くというならば、発表する意味はない。もう、四十年以上、文校生の詩と関わってきた私の体験から言えば、書きたいから書くという人は多いが、読者のことを意識して詩を書いている人は少ない。あなたはあなたのことを全て知っているが、読者はあなたのことをほとんど知らない。詩はわからないということをよく聞くが、詩がわからないのではなくて、読者にわからせる努力をしないで、書いているからわからないのである。数行で全てわからせることができる。それが詩の技術である。その基本を身につけ、誰にでも、わかりやすい詩が書けるようにするのが、この講座である。しかし、わかりやすい詩というと平凡な詩だと誤解されるかもしれないが、そうではない。新鮮な驚きがポエジーである。読者が、こんな詩を読むのは初めてである。とても、おもしろいと思いながら読むような刺激のある詩でなくてはならない。読者を意識するというのは、そのような詩を書くことである。

スケジュール

5月31日(月)
7月12日(月)
8月16日(月)

備考
⦿受講希望者は詩作品を講座日の9日前までに、大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)へ郵送のこと。作品は各自1篇とする。 タイトルと氏名は3行、本文は37行までとする。散文詩は1行30字詰め(原稿用紙だと貼り合わせればよい)、改行詩は1行最大40字まで。提出作品は全てコピーして講座の時に配布します。