詩の連続講座(夜)

担当講師:
冨上 芳秀(詩人)
半年3回/月曜日開催
18:30〜20:30

 

在校生無料

冨上 芳秀(詩人)

詩は誰にでも書ける。あなたの心の叫びを素直に書けばよい。あなたが発する言葉はあなたの存在である。あなたの詩はあなたにしか書けない。あなたの生が他者の生と置き換えることができないのと同じように、あなたの詩はあなたしか書けないのである。あなたは生まれてきてから様々な体験を重ねながら、あなたの人生を生きてきたのだ。それを書けばいいのである。詩は誰にでも書ける。しかし、本当の詩を書けない人もいる。それは、あなたがあなたの生を書かずに、どこにでも転がっているどこかの誰かの生を書いているからである。無意識のうちに、自分の本当の事を書いていないから、自分の詩が書けないのである。もし、あなたが死んでも、あなたの詩があなたの生を書くことができていれば、あなたは永遠に詩の中で生きていることができる。詩の具体的な技術を少しずつ解明しながら、あなた自身の個性を際立たせる方法をさぐりたい。詩の技術習得は一朝一夕には身につかない。繰り返し繰り返しポイントを押さえながら、身につくようにしよう。もちろん、あなたの作品のどこが、あなたの個性的な生を殺しているかを見つけたい。これは、この講座の目的であり、あなたにとって、最も刺激的な言葉の修練になることだろう。私にとっても、あなたの生と直接関わることは大いなる喜びである。あなたの詩に向き合うことも、現在、最先端で詩を書いている人のすぐれた詩に向き合うことと、本質的には変わらない。そこから私も学ぶことが多いのである。私にとって、詩を書くことも、詩を語ることも、生きる上で、最も大切なことである。詩とは生きる上で、どうしても書かなければならないことに向き合うという根源的な行為である。この講座は詩や言葉を学ぶ真剣な場でありたい。

スケジュール

11月2日(月)
詩の技術① 詩は新鮮な驚きでなければならない。
◯平凡な内容を平凡に表現しても、誰も驚かない。修辞的な工夫。〇形容矛盾による逆説的な伝達技術。〇無技巧という技巧。感情の抑制、詩集はそれ自体が芸術の作品である。作品構成の重要性。
1月25日(月)
詩の技術② 虚構のリアリティ。
〇ファンタジーはそれ自体が新鮮であるが、そのリアリティは文章が担保する。描写は同時にストーリー展開になる。会話の中の別場面。スイッチを切る。暗示、語り手の転換。〇旅の詩。実体験。素材としての新鮮さ。所々の解釈。
3月1日(月)
詩の技術③ 生活詩と虚構の詩。寓話の詩。
〇詩の導入。生活詩のふりをして、話を展開しながら、突然、虚構の詩になり、そのまま終わる。〇虚構の詩。寓話の詩。

備考
⦿受講希望者は詩作品を講座日の9日前までに、大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)へ郵送のこと。作品は各自1篇とする。 タイトルと氏名は3行、本文は37行までとする。散文詩は1行30字詰め(原稿用紙だと貼り合わせればよい)、改行詩は1行最大40字まで。提出作品は全てコピーして講座の時に配布します。