小説(エッセイ)入門講座(昼)

担当講師:
馳平 啓樹(作家)
半年3回/土曜日/教室+Zoom開催
15:00〜17:00
在校生・修了生・一般とも「作品提出+聴講」は各回1,000円、「聴講のみ」は500円

自分にしかかけない事を書こう。

馳平 啓樹(作家)

●はせひら・ひろき●
1979年生。2012年3月まで3年間、文校在籍。著書に第113回文學界新人賞受賞作「きんのじ」など4編を収録した小説集『かがやき』(水窓出版)。

 文芸作品を書く上で大切な要素はいくつかありますが、一番の極意は「自分にしか書けない事を、誰にでも分かる言葉に乗せ、すきま風の吹く文章で書く」ことです。今期はその中で、「自分にしか書けない事」にこだわりましょう。名作と呼ぶにふさわしい文学作品を読み解きながらその奥義に迫ります。自分、過去、場所という三つの要素を土台として、自由に大胆に恐れる事なく実作に励んでください。

スケジュール

11月9日(土)
自分をさらけ出す。

取り上げる作品:村田沙耶香「コンビニ人間」

課題:自分を自分らしくしてくれる極端な性癖を書く
2月1日(土)
過去を掘り下げる。

取り上げる作品:村上春樹「アンダーグラウンド」

課題:これまでの人生で遭遇した最も衝撃的な出来事を書く
3月15日(土)
場所と向かい合う。

取り上げる作品:レイモンド・カーヴァー「静けさ」

課題:誰にも教えたくない取っておきの場所を書く

備考
○課題作は小説又はエッセイでお願いします。
○課題がうまく書けない方は自由に書いて頂いても構いません。
○字数の目安は1000字でお願いします。
○提出の最終期限は各講座の15日前。22日前までの提出にご協力お願いします。
○作品の提出は大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)まで郵送または持参でお願いします。

公開講座のうち昼・小説(エッセイ)入門講座に限って、教室受講にくわえZoom配信をおこないます。持参してきたパソコンを操作しながら、馳平講師はパワーポイントを使って、自作の教材をスクリーンに映し出しつつ、1時間余り講義をします。その後、全提出作品の中から講師が選びだした作品10数編のそれぞれの作者が、マイク越しに自作朗読をおこないます。講師は、それらの作品に対して優れている点などを指摘します。また、講座の始まる前に、講師は提出作品すべてに対し個々に600字前後の寸評・改善点を書いたA4紙を配ります。
3回の講座のうち、[1回目]の作品提出は入学1年までの在校生と一般に限定します。2年生以上の文校生および修了生は、教室聴講とZoom視聴のみ(どちらも受講料500円)。[2回目][3回目]には制限は設けず、すべての在校生・修了生・一般が作品を提出できます。

■■Zoom受講について■■
◎Zoom受講料 一般・文校生・修了生とも同一
視聴費3回分セット料金1500円+作品提出を希望する回数×500円
(上記の項目にご注意ください)
◎申込方法
・名前、住所、電話番号および所属(一般、文校クラス名、休学、OB、『樹林』購読)を明記のうえ、文校事務局あてメールをください。
・受講料は、3回分をまとめて、郵便振替「00940-0-16991 大阪文学学校」または、ゆうちょ銀行「14160・2064271 (社)大阪文学協会 ※他金融機関からの場合【店名】四一八(読み ヨンイチハチ)【店番】418【預金種目】普通預金【口座番号】0206427」で振り込んでください。(申込名と振込人名義が異なる場合は、事前にご連絡ください)
・申込メールおよび入金を確認でき次第、視聴用のパスコードを事務局からメールで送信します。講座の前日に文校ブログで公開するURLをクリックしたのち、パスコードを入力すると、視聴することができます。パスコードは半年3回分とも同じです。
・講座の[2回目]から、あるいは[3回目]のみ視聴される方は、事務局までお問い合わせください。