講師紹介菅野 美智子すがの みちこ

  • 担当科目:
    本科・ 専科
  • 担当部門:
    通信教育部
  • 担当クラス:
    エッセイ・ノンフィクションクラス
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Profileプロフィール

1954年生。2014年秋から2年間文学学校に在籍。その間書き上げた随想集『雨の歌――ゲルハルト・ボッセ、その肖像のための十八のデッサン』を、2019年にアルテスパブリッシングより上梓。その他、演奏団体の宣伝用パンフレット、CDのブックレットなどにエッセイを執筆。音楽関係のドイツ語通訳も務める。〈Lyric Jungle〉同人。

Messageメッセージ

自分が抱え追い続けるテーマをより良く表現できる言葉を探し続け、考え続けることを肝に銘じています。仮に主要主題とそれに対比させる副主題があれば、ふたつをどう組み合わせ、展開させていくか。これらを完成度の高い形で成し遂げるためには、想像力や思い切った発想の転換が必要になりますが、そのための新たな視点を得るひとつの方法として、文学以外の芸術分野に親しみ、感銘を受けたことを蓄積しておくことは助けになると思います。音や色彩で語られる言葉、ダンサーや俳優の動きから多くのインスピレーションを得ることがあります。芸術作品の持つ様式感を注視することで、文体を作り上げるヒントを得られることもあるのです。