文章講座(夜)

担当講師:
葉山 郁生(作家)
半年3回/月曜日開催
18:30〜20:30

プルーストと小説の諸方法 Ⅱ ――プルーストに倣った物と人と空間のデッサン

在校生無料

葉山 郁生(作家)

 前の期に続いてテキストにする、葉山郁生『プルースト論 その文学を読む』(響文社、文校でも用意)は、一冊でプルーストの文学と長編小説を案内し、その深い内容を読解しようとしたものです。
『失われた時を求めて』は分厚い、ちくま文庫で全十巻もあります。現代小説を代表する宝庫のように、諸方法が多々、織りこまれています。今期は、その第一篇『スワン家のほうへ』第二部を主として取りあげます(ちくま文庫の第一篇第二部はコピー配布予定)。

スケジュール

5月15日(月)
テキスト第四章前半の解説

課題=「物を描く」(人称・題材自由で、周密体・細密画のようにして、物と物の細部を描く、擬人法も可) 例文として、テキストのP.136に引用のプルーストのテーブル上の静物画のような文章。また野間宏「暗い絵」の学生食堂を描いた文章(この二つの文例は、文校ブログに掲載予定)
7月10日(月)
『スワン家のほうへ』第二部前半の通読

課題=「人を描く」(人称・題材自由で、人物の身体部位や顔を、一回目の物のように細部で描く) 例文として『失われた時…』第二部のオデットの顔その他を描いた文章。またフローベール『ボヴァリー夫人』の身体と顔を描いた文章(この二つの文例は、一回目に提示予定)
中止●8月28日(月)
『スワン家のほうへ』第二部後半の通読

課題=「空間を描く」(人称・題材自由で、人と物を包み、そのまわりに拡がる空間を風や光で満たして描く) 例文として、テキストP.120、またP.228に引用の『失われた時…』第一部コンブレー「二つのほう」の「風の精霊」の文章(この文例は、二回目に提示予定)

備考
●教材作品はかならず読んでおいてください●課題作(原稿用紙2枚)を、講座日の5日前までに、担当講師宅へ郵送のこと。提出のあった作品をすべてコピーして、皆で読みあいます。
郵送先は事務局 (06-6768-6195) までお問い合わせください。またはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。