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【2月20日(日)PM4~6:30】作家の堀江敏幸さん(Zoom出演)をお招きしての特別講座に文校教室で15名、文校外から103名がZoom視聴。

半年に1度か2度、大阪文学学校で催す公開の特別講座。今回は2月20日(日)午後4時に、Zoom出演のかたちで東京の堀江敏幸さん(芥川賞受賞作家で現在、芥川賞選考委員)をお招きし、公開・特別講座ははじまりました。細見和之・大阪文学学校校長の司会で、「触れる、読む、書く」の演題のもと、存分に語っていただきました。
およそ80分の講演の後は、質疑応答のコーナー。教室参加者のマイクを通しての質問、文校外のZoom視聴者からあらかじめメールで寄せられていた質問、あわせて11人の質問すべてに、堀江さんは丁寧に分かりやすく応えていかれました。
予定を30分超過し、公開講座が終わったのは午後6時半過ぎでした。
在校生・修了生・一般あわせた118名の参加者の中には、教室にあらわれて挨拶された葉山郁生・大阪文学協会代表理事のほかにも、7名の文校チューター(平野、津木林、美月、高田、島田、西井、伊藤の各氏)が自宅でZoom視聴されていました。

以下に、「文校ニュース」3月7日号に寄せてくれた特別講座の“感想”を紹介します。通教部生お二人に事務局から依頼したものですが、ここでは最後の部分のみ転載します。
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●松浦このみ ≪東京都/通教部専科・音谷クラス≫
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 最初の一音だけで異世界へ連れていってくれる音楽のような文章を書かれる堀江さん。そんな堀江さんが感じる美しさとは、一体どんなものだろうと興味が湧き、些か答えづらい質問を送ってしまったのですが、それに対しても、私が大好きな作品と質問書に書いた「ラの音」の最後の一節と結びつけて、美しいと感じる瞬間について言及してくださいました。感謝します。全ての質問に対して、決してぞんざいに扱うことなく言葉を贈られる姿、人を敬う在り方が心に沁みました。
 まさに豊潤、という言葉がぴったりの二時間半、この時間を新たなスタートに、言葉の種を大切に育てていきたいと思います。ありがとうございました。

●南水梨絵 ≪大阪府/通教部研究科・若林クラス≫
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 講義は様々な比喩を用いて語られていった。ことばを換えて、堀江さんは繰り返し大切なことを示唆してくれた。
 堀江さんの作品は読点によって一文が引き伸ばされ、いったいこの文章はどこに落ち着くのだろうと心配してしまうことがしばしばある。ところが句点に辿りついたときには、それが杞憂だったことを思い知らされるほど、然るべきところにきちんと着地するのである。まるでそんなご自身の作品のように、一見まわりくどく思えるような飛躍から唯一無二の結論を導きだしてくれる話術の道筋は、遠回りに見えてじつは最短距離をゆく近道なのだった。そしてそれは、わたしたちに対しても、遠まわりな近道を探りながら創作し続けなさいといってくれているようだった。