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通教生の皆さんへ●「文校ニュース」6月14日号のPDF公開

6/22通教部スクーリングの詳細や、25年春期第1回提出作品総合評などが掲載された「文校ニュース」6月14日号のPDFファイルを公開します。

下記リンクをクリック(タップ)したあと、スクーリング案内チラシに記載していた樹林7月号(通教部作品集)用の閲覧パスワード(半角数字)を入力すると、ダウンロードできます。

「文校ニュース」6月14日号

紙の「文校ニュース」は6/15、全通教生に発送します。

【学生委員会・在特部より】『樹林』25年11月号(在校生作品特集号)に向けて

≪文校事務局・小原より≫
◆『樹林』在校生作品特集号は、学生委員会が中心になって、在校生から小説・詩・エッセイ作品を募集すると同時に、在校生からなる選考委員会をつくり、そこで優秀作・意欲作を選び出し、さらにその後の編集作業までおこなって仕上げられています。そして、学生委員会主催で全校的な合評会がおこなわれ【今春は6/8(日)に済み】、また昼・夜間部14クラスでも組会(クラスゼミ)の中で取り上げられています【今週がその週間】。
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◆過去に『樹林』在校生作品特集号に載った経験のある文校修了生たちの活躍にはめざましいものがあります。
■第5回ホラーサスペンス大賞の沼田まほかる ■第7回三好達治賞の細見和之 ■第8回小説宝石新人賞〈優秀作〉の大西智子 ■第150回直木賞の朝井まかて ■第92回オール讀物新人賞受賞後に4度直木賞候補の木下昌輝 ■第113回文學界新人賞の馳平啓樹 ■第59講談社児童文学新人賞の水野瑠見 ■第45回吉川英治文学新人賞の藤岡陽子 ■第40回太宰治賞の市街地ギャオ・・・・・・






作品および選考委員応募用紙(PDF)ダウンロード用リンク
選考委員応募用紙
作品応募用紙

通教部生・二谷世津子さん(文校8年生・93歳)が、6/27(金)深夜のABCテレビ【探偵ナイトスクープ】に出ます。さぁー、文校や『樹林』通教号の話題は出てくるのか!?★6/22(日)スクーリングに、二谷さんは達者な姿を見せてくれます。

京都府乙訓(おとくに)郡の二谷世津子<にたに・せつこ>さんは現在、大阪文学学校で最年長の93歳。若い頃にも文校にいたことがあって、文校創立の1年半後に入校している田辺聖子さんより半年先輩でした。若い頃に抱いた文学の夢をもう一度と、二谷さんは2017年4月に文校再入学を果たしています。それ以来、通教部/エッセイ・ノンフィクション/音谷健郎クラスに属していて、年4回作品を提出し、年4回のスクーリングにもほとんど出席されています。加えて、馳平啓樹講師の担当する“昼/小説(エッセイ)入門講座”の常連で、課題作品を出し続けています。

※【ちなみに現在、文校生の最年少は17歳の男子高校生です。毎週、土曜日の昼、小説・大西智子クラスに通って来ています。】
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●今年は、戦後80年。二谷世津子さんが6/27(金)23時17分からのABCテレビ【探偵ナイトスクープ】の第3話に出演するのは、そのことと関係がありそうです。二谷さんは、戦時中や戦後に自分に降りかかった事柄をよく書いています。それらは、『樹林』通教部作品集にも何度か掲載されています。
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二谷さんには、執筆好きのほかにもう一つの顔があります。それは、卓球選手として全国の様々な大会に出場して、優秀な成績を収めていることです。そのことは、2024年1月27日の文校ブログで紹介してあります。

(小原)

Zoomを併用して、6月21日(土)午後~22日(日)午前に《通教部プレ・スクーリング》を開催◆今からでも参加を希望する通教生には、作品コピーを送ります★プレを含むスクーリングの参加予定は、全国から75名(うちZoom6名)


≪プレ・スクーリングのグループ分け≫

通信教育部のプレ・スクーリングでは、『樹林』7月号(通教部作品集)に載らなかった作品を合評します。21年6月から、自宅からオンライン(Zoom)でも参加できるようになっています。

今日(6/12)現在、プレ・スクの小説組に23名が参加予定で、沖縄、宮崎、岡山(2)、三重、福井(2)、長野、新潟、静岡、神奈川から文校教室にやって来ます。また、青森、北海道からはZoom参加。
詩・エッセイ組は、希望者がごく少数だったため開きません。

チューター出席は4名(大西智子、佐伯敏光、若林亨、津木林洋さん)。大西さん、佐伯さん、津木林さんは昼間部担当チューター、若林さんは通教部担当チューター。

小説組23名の方々へは、すでにプレ・スク用の作品コピーをお手元に届けてあります。

今からでも参加を希望する通教生には、作品コピーを送ります。電話かメールで事務局まで至急ご連絡ください。
【作品提出は、もうダメです】
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◆「出欠ハガキ」によると今日までに、6/22(日)通教部スクーリング(プレのみも含め)の出席予定は69名。ほかにZoom参加6名。
「出欠ハガキ」を、まだ出されていない方は至急お願いします。メールか電話でもかまいません。スクーリングのクラス分けや、Zoom使用クラスの選定などの都合があります。

◆スクーリングを欠席される方からは、すでに届けられている『樹林』7月月号(通教部作品集)掲載作への感想(コメント)をメールやFAXで募ります。スクーリングの合評において口頭で作品批評する代わりに、またクラス員やチューターと密なつながりをつくっていくために、ぜひ感想(コメント)を寄せてください。
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●大阪文学学校への入学を希望されている一般の方も、6/22通教部スクーリングを見学(Zoomでも可)できます。ご連絡いただければ、スクーリングのとき合評用のテキストとなる『樹林』7月号をお送りします。
すでに、徳島市の方がZoomで詩・エッセイクラスの見学を申し込まれています。

(小原)

【【速報】】夏木志朋さん<大阪文学学校修了生>直木賞候補に初ノミネート。中・短編集『Nの逸脱』<ポプラ社>で。★今日の昼間、夏木さんから文校事務局へ“報告とお礼”のメール、電話をいただきました。


上の記事は、今朝(6/12)の毎日新聞・社会面からです。
他の全国紙の社会面やテレビ、ネットのニュースでも一斉に報じられました。

▲日本文学振興会から、第173回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2025年上半期)の候補作が発表されました。受賞作を決める選考会は7月16日(水)、東京・築地の「新喜楽」でおこなわれるとのことです。
直木賞の選考委員は次の9氏(五十音順)です。――浅田次郎、角田光代、京極夏彦、桐野夏生、辻村深月、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき、米澤穂信

▲夏木志朋(なつき・しほ)さんは1989年大阪府生まれで、2016年4月から17年3月まで1年間、大阪文学学校昼間部・森口透クラス(土)に在籍していました。そして19年12月、応募総数611作の中から第9回ポプラ社小説新人賞(賞金200万円)を受賞しました。その500枚の受賞作は、応募時の「Bとの邂逅」から『ニキ』に改題し、20年9月にポプラ社から刊行されました。その後、22年9月、文庫化に際して更に『二木先生』と改題し、デビュー作としては異例の累計16万部超えの大ヒットとなっています。
そして4年数カ月ぶりに新作として刊行された中・短編集『Nの逸脱』<ポプラ社/税込1,760円>が、直木賞候補作6冊の中に選ばれました。

2025年5月13日・大阪文学学校ブログ参照
2020年9月16日・大阪文学学校ブログ参照

▲今日の午後1時30分ごろ、こちらから“お祝いと激励”の電話をする前に、夏木さんのほうから文校事務局へメールと電話がありました。
メールの一部を紹介します。
―――≪・・・・・・今回の直木賞の候補になりました。選考会は7月16日で、結果はまだ先ですが、お礼をお伝えしたく、ご連絡いたしました。御校で学ばせていただき、ありがとうございます。
・・・・・・今回のノミネートは、これからも頑張りなさいという激励だと捉えて、今後も精進しますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。・・・・・・≫
その時刻には、ぼく(小原)は出局していなくて、3時30分ごろ折り返しの電話をし、20分ほど話しました。上のメールからも窺えますが、夏木さんの思いやりのある人柄があらわれているエピソードを聞くことができました。――数年前、夏木さんの『ニキ』を読んで深く感銘した群馬県の若い女性が、夏木さんが大阪文学学校で学んでいたことを知り、文校の通教部へ入学したきたことがあったのです。その女性の要望を受けて、長文のファンレターを夏木さんに取り次ぎました。しばらく経って、夏木さんから長い返事を託され、群馬県に郵送したことがありました。そのファンレターを、夏木さんは大事にして今も手元に残しているそうです。



『Nの逸脱』に収められている3編の≪あらすじ≫を、【時事ドットコムニュース】から引用します。

「場違いな客」
爬虫類のペットショップでアルバイトをする金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼む。だが、提示された金額はあまりに高額で手が出ない。「ある男」を強請って金を得ようと一計を案じるのだが、自ら仕掛けた罠が思いがけぬ結末を呼び込んでしまう……。

「スタンドプレイ」
生徒たちにいたぶられ精神的に追い詰められていた高校数学教師・西智子は、深夜の満員電車で非常識な若い女と遭遇する。冷静になろうとするが高ぶる感情が抑えきれず、駅で降りた見知らぬ若い女を追尾し始めて……。

「占い師B」
占い師・坂東イリスのもとに、弟子にして欲しいという若い女性がやってくる。一見、優秀そうにも見える彼女は、やることなすことズレていて、失敗ばかり。クビにしようとしてもしつこく食い下がり、ぜひ自分を占い師にしてくれと訴えるのだが……。

(小原)