大阪文学学校_紹介映像
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公演【6/7(土)東京/ムジカーザ】『源氏物語』の女君たちⅡ――「葵」 嫉妬のあまり生霊となる六条御息所の葛藤を描く★松浦このみさん<文校通教部・菅野c>が“朗読”で出演!
―――朗読と箏で物語の空間を描く―――
◆松浦このみ(構成・朗読)・・・・・・〈昼の部〉では田辺聖子、林真理子、与謝野晶子、丸谷才一の現代語訳で、〈夜の部〉は原文で朗読。
◆八木美知依(作曲、十七絃箏、二十一絃箏、エレクトロニクス、歌)
◆陣野英則(監修・解説/早稲田大学文学学術院教授)
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松浦このみさんは、東京在住。大阪文学学校・通信教育部へ2020年4月入学で、エッセイ・ノンフィクション/音谷Cの4年間を経て、24年4月からは同/菅野Cに在籍中。
評伝「箏(こと)に選ばれた女~箏演奏家・八木美知依の歩む道」(85枚)で、第44回(2024年度)大阪文学学校賞<エッセイ・評論・ノンフィクション部門>を受賞。その受賞作は、『樹林』24年5月号に一挙掲載されている。
24年6月、『聞き手も読み手も楽しめる 朗読のレッスン』(彩流社/2,000円+税)を刊行。
2009年から松浦さんの運営する一般向けの朗読教室が、先だって5月9日(金曜)のNHK・Eテレ「おとな時間研究所」で紹介される。
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●上に載せたチラシ<おもて・うら>は、松浦さんから届けていただいたものです。次のような便りが添えられていました。
【・・・・・・6/7(土)に、『源氏物語の女君たちⅡ「葵」』を、箏奏者八木美知依さんと公演します。
今回は昼の部に、田辺聖子さんの現代語訳も読ませていただきます。的確でありながら、親しみやすく、流れるような文章。田辺さんの源氏物語愛を感じます。文校生として、恥じないよう、頑張って練習を重ねます。
夜の部は、原文での朗読に挑戦します。現代語訳と両方練習するのは、大変ですが、挑戦は生きているうちしかできないと思いました。】
(小原)
月吹文香さん(文校修了生/19年・R-18文学賞受賞)が、『小説宝石』25年5月号<発行;光文社>で短編小説「深海の翡翠」を発表!
堺市の月吹文香(つぶき・ふみか)さんは、大阪文学学校へは2014年4月入学で、昼間部・森口クラスに半年、夜間部・尼子クラスに半年在籍されています。そして19年4月、小説「赤い星々は沈まない」(50枚)で“女による女のためのR-18文学賞”(主催・新潮社)大賞を受賞されています。その時の名義は月吹友香(ともか)。応募総数832編中の1等賞。
受賞作、受賞の言葉に加え、選考委員お二人(三浦しをん、辻村深月)による選評が、『小説新潮』19年5月号に掲載されました。
24年4月、新潮社から刊行された小説集『赤い星々は沈まない』(1,700円+税)には、表題作以外に4編収録されています。
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2024年4月18日・文校ブログ参照。
(小原)
今春期64人目の新入生。大阪市の21歳女性が昼間部へ。若者向けの奨学制度の適用3人目!(他に17歳、25歳)【入学は随時受け付けています。組会(クラスゼミ)の見学もできます。Zoomからも。】
事前の問い合わせはまったくなく、オンラインで「入学申込書」を送ってこられた大阪市の21歳女性の「申込書」には、次のように記されていました。
○入学のきっかけ・書きたいテーマ・・・
【能力至上主義だった私は、学生時代に小説ではなく実用書ばかり読んでいました。「物語を読んで何になるんだ」と感じていたんです。(思い返せば恥ずかしい限りですが)
そこからあるきっかけで、小説どころか人生全体において意味を見出だせなくなって、「どうせ全て無意味ならば、自分の好きなものを読めばいいや」と小説を読み始めました。映画や漫画よりも、文字の羅列からは豊かな情景や味わいを感じられて沢山私の心は揺さぶられました。今でも物語に意味は見いだせていませんが、無意味だからこそ尊いと考えるようになりました。全くの初心者なので物語を上手く綴れる自信はありませんし、文字にすることは恐怖でもあります。そこには自分自身が確かにあるからです。それでもやはり言葉は時に私を掬い上げてくれるので、読むのみに留まらず筆を持ちたいと思っています。まとまりのない文章で申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いします。】
○好きな作家・作品・・・
【夏目漱石「こころ」、東野圭吾「白夜行」、村上春樹「ノルウェイの森」】
○文校を知ったのは・・・【父の勧め】
「入学申込書」には、‘昼間部’‘小説’とのみでしたので、何曜日のクラスを希望されるのか、電話をしてみました。クラスを見てから決めたい、とのことでしたので、今週の金曜日(名倉クラス)と土曜日(大西クラス)どちらにも入ってもらうことになりました。ふたつのクラスの合評作品は、チューターから取り寄せて、明日中にはPDFファイルでお送りすることにしています。
▲今春、17歳(高校生)と25歳(公務員)のお二人に、若者向けの年間学費2万9千円割引の奨学制度を適用しましたが、該当者は今日の21歳女性で3人目になりました。さらに、女性は途中入学ですから1万円割引きます。
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まだ春期入学を受け付けています。教室での組会(クラスゼミ)を見学できます。Zoomからも見学できます。
入れるクラスは、次のようになります。
◎昼間部(午後2時~、土曜日のみ正午~)
小説クラス・・・火曜、金曜、土曜日のいずれか
詩・エッセイクラス・・・木曜日
エッセイ・ノンフィクションクラス・・・水曜日
◎夜間部(午後6時半~)
小説クラス・・・火曜または金曜日
詩・エッセイクラス・・・火曜または木曜日
◎通教部(6/22と9/14にスクーリング)
小説クラス、詩・エッセイクラス、エッセイ・ノンフィクションクラス、
どのクラスにも入れます。
(小原)
《好書好日》笑う・泣く――2025年5月8日配信 ★デビュー作『二木先生』<ポプラ文庫>が15万部ヒットした、大阪文学学校出身の夏木志朋(なつき・しほ)さんが登場!
《好書好日》のサイトは―――
https://book.asahi.com/article/15738815
【夏木志朋さん「Nの逸脱」インタビュー デビュー作が15万部のヒット。新作も「人間を深く、面白く」】
≪大阪文学学校のことを語されているところを抜粋―――≫
夏木さんは1989年大阪府生まれで、2016年4月から17年3月まで1年間、大阪文学学校昼間部・森口透クラス(土)に在籍していました。そして19年12月、応募総数611作の中から第9回ポプラ社小説新人賞(賞金200万円)を受賞しました。その500枚の受賞作は、応募時の「Bとの邂逅」から『ニキ』に改題し、20年9月にポプラ社から刊行されました。その後、22年9月、文庫化に際して更に『二木先生』と改題し、15万部の大ヒットとなっています。
◎2020年9月16日・大阪文学学校ブログ参照。
≪単行本『ニキ』<ポプラ社/1500円+税>を文庫化するに当たって、『二木先生』<ポプラ文庫/780円+税>に改題≫
≪新刊の単行本/中・短編集『Nの逸脱』<ポプラ社/税込1,760円>≫
(小原)