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仕上がってきた『樹林』春期(5月)号を発送!

『樹林』5月(春期/通巻692)号は一般社団法人・大阪文学協会、『樹林』6月(在校生作品特集/通巻693)号は大阪文学学校学生委員会による編集で出来あがります。
今春は5月号と6月号の仕上がりがテレコになってしまい、すでに今週初めに、6月号は通教部生(147名)、通教部チューター(12名)、休学生(83名)、定期購読者(40名)には郵送してあります。
そして昨日から今日にかけて、5月号を通教部生と定期購読者には発送しました。通教部生には、①6/25通教部スクーリングおよび前段のプレ・スクーリングの案内、②スクーリング出欠ハガキ、③6月中旬発行予定の『樹林』7月号(通教部作品集)の掲載作・作者リスト、を同封してあります。
また、出版社・新聞社・図書館・文学館、元チューター、お世話になっている各地の作家・詩人・評論家の方などへは、5月号と6月号をセットにしてお送りしました。
昼・夜間部生(あわせて178名)のうち文校教室で組会(ゼミ)をおこなっているクラスは、5月号、6月号とも教室の机の上から一冊ずつ持ち帰ってください。対面・Zoom併用クラスでZoom参加者には順次送るようにしています。休学生への5月号の発送は来週初めになります。

◎5月号の表紙は目次並みに、作品や文章が載っている方を全員網羅しています。同号には、第43回大阪文学学校賞3部門の受賞者紹介・選評、金時鐘・文校特別アドバイザーの詩二篇、細見和之・文校校長の「山田兼士さん追悼文」などが収められています。

(小原)

在校生の皆さんへ ●5/28特別講座【Zoom視聴】のご案内 ■教室聴講にはまだ余裕があります。予約なしの飛び込みOK。在校生無料、休学生・OBは千円。

5/28特別講座を視聴するためのZoomのURLは、以下のとおりです。
※事前に視聴料をお支払いいただいた方のみ、視聴可能です。

5月28日(日)PM4:00~
特別講座〔対談〕
宮内勝典(作家)×葉山郁生(大阪文学協会代表理事)
《演題》文学は必要か?

下記のリンクをクリックしてウェビナーに参加してください。
https://us02web.zoom.us/j/83621034635

上記リンクをクリックしたあと、在校生向けに配布されているチラシ、または申込み受付メールに記載されていたパスコードを入力すると、視聴することができます。

対談開始15分前の午後3時45分から入室可能です。Zoom視聴に不安がある方は、早めに入室してテストしてみてください。

なお視聴時は、ご自身のZoomでの表示名を、文校に登録されているお名前にしておいてください。

『季刊文科』92号(23年夏季号)に、高琢基さん(文校昼間部・休学中)と瀬戸みゆうさん(文校修了生)の小説が掲載される。


●高琢基(こう・たっき)さんは、兵庫県在住で、大阪文学学校昼間部研究科・休学中。小説「つなぐ旅」は、文校系同人誌『あべの文学』35号より転載。


●瀬戸みゆうさんは、山口県在住で、大阪文学学校修了生。

◆全国文芸誌『季刊文科』は、通販のアマゾンで買い求められます。

(小原)

●新入生「ハガキ一枚」課題●・・・作品発表・第2弾【通教部・羽立まどかさん/昼間部・山田佳美さん】 ★提出まだの方は、急いでください。

今春の新入生73名のみなさんに提出をもとめている〈課題ハガキ〉の既着分の中から、5/23文校ブログで取り上げた桑島良夫さんと竹内華子さんの作品に次ぐ第2弾として、羽立<うりゅう>まどかさん(通教部/67歳)と山田佳美<よしみ>さん(昼間部/51歳)の「文学学校入学にあたって」を紹介します。
〈課題ハガキ〉の締切は、6月2日(金)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
ハガキの代わりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、そのほうが助かります。    (小原)

        ☆       ☆ 
 文学学校入学にあたって
   羽立まどか(通・小説・塚田c 岡山県倉敷市)

 新入生の皆さんへの課題400字~600字が書けなくて、頭を悩ませている。テーマが「私のふるさと」「私の歩んできた道」「私――――」「私――――」だからだ。私は「私」を表現することが苦手だ。「私」である前に、立場を第一に考えてしまう。ある年齢以上の人々にとって馴染み深い「良妻賢母」の立場である。さらに「嫁・住人」という立場もそこに加えてほしい。そこがこれまでの「私」なのだ。
 しかし、2023年春、私は一大決心をした。文学学校への入学である。
 とんでもない不良行為だ。「良妻賢母 且つ 嫁・住人」の世界からは、一発停学処分を受ける行いだ。けれど、私は知っている。自分の中にある人間としての不良性、非社会的なパーソナリティ。
「ん? これって、小説を書くときにとても重要な資質じゃね?」
 思わず自賛してしまう。が、資質はあるが能力はない。
「じゃあ、残り少ない人生を、能力をつけるために使おうじゃないか」
 私は、私として「私」を表現できるだろうか? できるまで頑張るしかない。私はそのために入学するのだ。

        ☆       ☆ 
 文学学校入学にあたって
   山田佳美(昼・小説・佐伯c 大阪府茨木市)

 十年ほど前から、この学校に通えたらと、うっすら思っていました。でも、臆病者でふんぎりがつかず、今は無理、という理由をせっせと探し、そのうち、と逃げていました。
 入学し、合評する作品の質の高さに感心しました。また、クラスの方々の合評での的確な意見、鋭い指摘に毎回ぐったりし、自分は、困り果てた末にひねり出した的外れな言葉をぼそぼそ並べ立て、さらにしおれております。とはいえ、温かなクラスの雰囲気と、お人柄が伝わるような佐伯先生の指導が救いです。
『大阪文学学校』『小説コース』とは、ほぼ口にしたことがありません。家族などには「明日、作文の学校があるから」とか「作文、なかなか書けない」などと申しております。その作文ですら、まだ一文字も書いておりません。
 今年の三月下旬、思いきって、こちらに問い合わせの電話をしました。考えあぐねる私に「なに迷ってんの?」と、心底、不思議そうにおっしゃったのは、今思えば、事務局長の小原政幸氏だったのでしょうか。そのおおらかで悠然とした物言いに肩の力が抜けました。肩の力を抜いたまま、何ひとつ出来ていないのが目下の悩みです。まず、作文からでも書いてゆきたいと思っております。

週刊の「図書新聞」‘同人誌時評’欄で、井川真澄さん(夜・平野クラス)が同人誌に発表した小説が取り上げられる。ほかに、大阪文学学校修了生2名も。

●「図書新聞」4/29号の‘同人誌時評’欄〈評・志村有弘〉
・・・・・・福田純二さん〈文校修了生〉

●「図書新聞」4/29号の‘同人誌時評’欄〈評・志村有弘〉
・・・・・・宮崎晃二さん〈文校修了生〉

●「図書新聞」5/27号の‘同人誌時評’欄〈評・越田秀男〉
・・・・・・井川真澄さん〈文校夜間部生〉

3名が小説を発表した文校系の同人誌はそれぞれ、『mon』(飯田未和チューターが中心)、『燈』(夜間部生・太刀野むらさきさんが中心)、『てくる』(平野千景チューターが中心)。

(小原)