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『三田文學』25年夏・秋合併号“新同人雑誌評”欄で紹介された大阪文学学校の在校生・修了生の小説は全21編中11編。うち『樹林』の在特号から2編、通教号から2編★渡去悠さん(昼・津木林c)の小説は『文學界』転載に至らず


【『三田文學』夏・秋合併号で4頁にわたる“新同人雑誌評”欄を抜粋】

三田文学会発行・慶応義塾大学出版会発売の『三田文學』2025年夏・秋合併号(No.162)の“新同人雑誌評”欄で取り上げられた文校関係者の小説は、次のとおり。( )内は、同人雑誌名と通巻ナンバー。

◆大阪文学学校/在校生
◎渡去悠「Kiss My Ass」(「あることないこと」創刊号)――<現>昼・津木林C ※【同人誌「あることないこと」は、大西智子チューターや大西クラス出身者で出発】
◎高森よしか「それぞれの孤独」(「樹林」25年5月号/在校生作品特集号/Vol.712)――<当時><現>昼・伊藤C
◎かわわ真理「耳をすまして」(「樹林」25年5月号/在校生作品特集号/Vol.712)――<当時>夜・西村C<現>修了
◎水越楽「夜空に月」(「樹林」25年2・3月合併号/通教部作品集/Vol.710)――<当時>通・塚田C<現>通・飯田C/福岡県
◎佐伯厚子「スミ子のイス」(「樹林」25年2・3月合併号/通教部作品集/Vol.710)――<当時>通・飯田C<現>通・石村C

◆大阪文学学校/修了生
◎衿さやか「塔の上の風のこと」(「せる」第128号)
◎衿さやか「Passages」(「閑窓」Vol.7)
◎谷山結子「ある事例」(「せる」第128号)
◎住田真理子「不機嫌の系譜 父・木辺弘児」(「あるかいど」78号)――愛知県
◎田中一葉「みどり姉ちゃんの髪を切る」(「カム」Vol.22)
◎三上弥栄「シキミの理由」(「私たちの本当に怖いもの」)

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★『三田文學』“新同人雑誌評”の評者のお二人[加藤有佳織・佐々木義登]による『文學界』へ推薦3作の中に在校生・渡去悠さんの小説「Kiss My Ass」が入っていました。が、残念ながら、『文學界』25年12月号への転載には至りませんでした。
年に2度、全国各地にあまたある同人雑誌から、『三田文學』『文學界』両編集部によって上半期および下半期の同人雑誌優秀作が選ばれ、それは『文學界』6月号と12月号に転載されています。奨励金10万円付き。
実は、半年前の『文學界』25年6月号まで、5期連続で大阪文学学校関係者の小説が『文學界』に転載されていたのです。その長く続いていた喜ばしいことが今回、途絶えたことになります。
25年6月号に転載されたのは、『樹林』在校生作品特集号(24年11月号)の岡本千尋さんの小説でしたから、こんかい渡去悠さんの小説が選ばれていたら、2期連続して現役文校生の作品が『文學界』に載るという大快挙を達成するところでした。

(小原)