【今秋期[10/5入学式]17人目の新入生】事前の問い合わせはなくいきなり、東京都多摩市の61歳・男性からオンラインで入学申込書が届きました。通教部・小説クラスへ。今秋、東京からの入学は3人目!
多摩市の男性の「入学申込書」に記されていた内容は、次のとおりです。
▼“入学のきっかけや書きたいテーマ”は、
【職場で偶然、募集を見つけました。
読み始めると夢中になって現実をちょっと忘れてクスッと笑えるものが書きたいです。ジャンルはいろいろ。】
▼“影響を受けた作家”は、
【司馬遼太郎、星新一、朝井まかて】
(小原)
10月からの通教部・新チューター紹介〔プロフィール&メッセージ〕■小説c/西田恵理子<岡山市> 詩・エッセイc/林美佐子<伊勢市> エッセイ・ノンフィクションc/木元健二<横浜市>★お三方とも、9/14スクーリングに参加

通教部 本科/小説1組 担当
西田 恵理子(にしだ・えりこ) 一九六〇年生
☆修了生。「塩の軌跡」(第50回岡山県文学選奨佳作)「阿曽女(あぞめ)の春」(第51回同佳作)。同人誌〈あるかいど〉同人。
★あるとき頭の中にふわりと降りてきたアイデア(最高傑作ができる確信)を、温めたり膨らましたり捏ねたり(どうも傑作にはなりそうにない予感)しながら、どうにか文章をまとめ上げる(こんなん誰がおもしろいと思ってくれるん……という悲嘆)と、最後の句点を打ち、それから全部を消去したくなるという経験を持っている、もしくはこれから経験するかもしれません。
でも文学学校には締切というものがあります。とにかく何かしらは提出しなくてはなりません。「もう、しゃぁない」とため息をついて原稿をポストに入れると、やがてチューターからの評が届き、合評に参加すればさらに仲間からの意見ももらえます。そして意外な点を褒められたり、思いがけないところをバッサリ切られたりするのです。
こんなにワクワクする体験は、他ではちょっと味わえません。

通教部 本科、専科/詩・エッセイ 担当
林 美佐子(はやし・みさこ) 一九七〇年生
☆青森県生まれ。通教部に04年秋期から4年間在籍。詩集『鹿ケ谷かぼちゃ』(詩遊社/第54回中日詩賞新人賞、第4回萩原朔太郎記念とをるもう賞、H氏賞候補)、詩集『発車メロディ』(詩遊社/第57回中日詩賞、第39回青森県詩人連盟賞、H氏賞候補、小野十三郎賞最終候補)、詩集『ピコピコハンマー』(詩遊社/H氏賞候補)。詩誌〈詩遊〉所属。
★詩にすがり、ほそぼそと書いてきました。たくさん読みたい、たくさん書きたい、毎日書けるようになりたい。
何をどう書くか、もがいてばかりいます。修業の真っ最中です。互いに読み合い、書き合いましょう。
師、仲間、諸先輩方から教わってきたことを、大切に伝えていけたらと思っています。

通教部 専科、研究科/エッセイ・ノンフィクション 担当
木元 健二(きもと・けんじ) 一九七〇年生
☆大阪府出身。94年朝日新聞社入社。高松支局を振り出しに、週刊朝日編集部などに勤務。文化くらし報道部時代、連載小説『国宝』(吉田修一)と『グッドバイ』(朝井まかて)の担当編集者。25年9月刊行の朝日新書『セツと八雲』(朝日新聞出版)でインタビュアー(聞き手)を務めた。単著に『わたしの鳥取』(今井出版、08年)、共著に『いいひと賞』(講談社、10年)。文校には、03年秋期から2年間在籍。
★新聞記者になって30年余り。ネムタガリのナマケモノですが、読むこと書くことに、執着を抱いている自分がいます。その人しか綴れない一文にふれると、幸福になります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2025年度秋期『大阪文学学校・入学案内書』(樹林10月号) が仕上がってきました。所望の方には、すぐ郵送します。ご連絡ください!★秋期の入学開講式は、10月5日(日)
今日の昼1時前、印刷所から秋期『入学案内書』が仕上がってきました。74ページだて。2,050部刷りました。
速攻で今日のうちに、まだ入学に至っていないこの2年半の資料請求および公開講座参加のおよそ300名へ、『入学案内書』を郵送しました。9月16日(火)を皮切りに計6日間にわたって開く“一日体験入学(オープンキャンパス)”の案内チラシをはさみ込んで。
秋期『入学案内書』に収録した在校生の作品(掌編小説)は、奈良鹿乃子(昼間部本科/東大阪市)の「十月五日の弁当」(四〇〇字詰7枚)。もともとは自分の昼間部クラスに提出され、半年前(25年3月)の体験入学(オープンキャンパス)のテキストになったものです。
また、この半年間に4度出された「文校ニュース」から『入学案内書』に選ばれた好エッセイは、8編。顔写真付き。
○松﨑貴子(通教部/島根県/26歳)「書くことを仕事にしたい」 ○生駒太一郎(夜間部/奈良県)「背中を押されて」 ○南田由芽(昼間部/奈良県)「プロポーズ」 ○栗城陽子(通教部/千葉県/80歳)「60年ぶりの邂逅」 ○梅澤昌子(夜間部/大阪市)「関西のオバチャン」 ○藤山育子(昼間部/大阪府)「私のふるさと――勝負の対象」 ○清野千晶(通教部/東京都)「おしゃべりアヒル、スクーリングに行く」 ○久野庭子(昼間部/大阪府)「特別講座に参加して――プロの作家になれたら・・・」
その他、林隆司・学生委員長の「学生委員会の活動紹介」、富田眞人(昼間部・佐伯クラス)と北辻類(夜間部・西井クラス)のそれぞれの「クラスのメンバー紹介」も載っています。
昨夕(9/10)の朝日新聞・・・文化面<2面>に“大阪文学学校・秋期生募集”の記事
14日(日)通教部スクーリングのクラス分け≪部屋割≫◆計9クラス(美月・塚田/大沢・若林/冨上/飯田・高橋/平居/菅野C)でZoom併用★文校入学検討のために、一般の方もスクーリングを見学(Zoom可)できます。連絡ください。
通教部の春期第2回スクーリングは4日後です。
【全体スピーチ】【担当講師紹介(専科・研究科/各2分)】【合評会(クラス別)】【全体交流会】の流れです。
◎文校教室での【全体スピーチ(PM0:35~)】は、冨上芳秀さん・音谷健郎さんそれぞれの≪文校チューターを退任するにあたって≫です。
◎【合評会(クラス別)(PM1:30~)】のあと、文校教室で持たれる【全体交流会(PM5~)】では、ビール・ドリンクに加え、お寿司やつまみを事務局で準備します。合評会で外に出たクラスも、また文校に戻ってきて、全国からの仲間とクラスを越えて交流してください。
◆合評会から参加される場合でも、【合評会】会場に向かわれる前に文校の入っているビル3階の教室前で受付をすませてください。事務局員が、①合評会の会場案内 ②出欠ハガキから採録した“メッセージ特集” ③『樹林』10月号(入学案内書) を配布します。
◆【合評会】の会場は文校教室・図書室だけでなく、近くの公共施設の貸し教室も使って、2名から一番多いところで15名に分散します。通教部生に限ると、全体で教室参加62名、Zoom10名です【そのほかに、スクーリングの前段でおこなわれるプレ・スクのみ教室参加3名、Zoom3名】。
10月からの新チューター3名も、担当予定クラスに参加します。
各クラスの教室は、以下のとおりです。( )内は出席予定者数。
【大阪文学学校教室・図書室】
Zoom(オンライン)を併用します。クラス生でZoom参加希望者は事前に文校事務局へメールをください。Zoom招待状を送ります。
《第1教室》大沢+若林〈合同〉クラス(5+Zoom3)
《第2・3教室》美月+塚田〈合同〉クラス(9+Zoom1)+西田恵理子・新チューター
《図書室》冨上クラス(2+Zoom2)+林美佐子・新チューター
【大阪府社会福祉会館】●文校の近くです
《203》石村クラス(5)
《402》音谷クラス(15)+木元健二・新チューター
《405》飯田+高橋〈合同〉クラス(11+Zoom1)●Zoom併用
《407》平居クラス(3+Zoom1)●Zoom併用
《502》須藤<代行;谷口T>(6)
《506》菅野クラス(6+Zoom2)●Zoom併用
◆合同で【合評会】をおこなうクラスの方は、テキストになる『樹林』8・9月合併号(通教部作品集)は、自分のクラスだけではなく、いっしょになるクラスの作品も読んできてください。
★大阪文学学校への入学検討のために、スクーリングの見学を希望される一般の方は、電話などで事前連絡をお願いします。とくに、Zoom見学の方は、メールをください。9/14スクーリングのテキストをメールでご案内します。Zoom招待状もお送りします。
今のところ、愛知県の方が小説クラス、大阪府の方がエッセイ・ノンフィクションクラスの教室見学を申し込まれています。
(小原)


