文校ブログ

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無念! 木下昌輝さん、直木賞(4度目のノミネート)受賞ならず!

木下昌輝さん(14年3月まで3年半、文校在籍)の時代小説『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚』<徳間書店>がノミネートされていた第172回直木三十五賞の選考会が、今夕5時から東京でおこなわれました。

7時過ぎ、受賞会見場の掲示板に芥川賞、次いで直木賞受賞の名前と著書名が貼り出されましたが、木下さんの名前と『秘色の契り』ではありませんでした。
しごく残念無念な結果に終わりました。

木下昌輝さん、ほんとうにご苦労さまでした。お疲れさまでした。
さらに精進されて、1年後か2年後には必ずや、悲願の直木賞をつかみとってください。応援しています。
文校生の皆さん! まだ『秘色の契り』を読んでいない方はぜひ読んで、どこが優れているのか、自分なりに研究し、自分の作品に生かしてください。

(小原)

【学生委員会・在特部より】選考委員いなくして在特号はできません。小説一次、小説二次、詩、エッセイの選考委員を18日(土)15時まで引きつづき募集中!

日頃は学生委員会並びに在特部の活動にご理解、ご協力賜り誠にありがとうございます。
さて、在特部におきましては現在2025年5月『樹林』在校生作品特集号を5月中旬に発行するべく、鋭意諸作業に入っています。来る1月18日(土)15時には作品応募が締め切られます。

在特号の発行のためには、作品を選ぶ選考委員が必要となりますが、本日(1/14)現在、まだ十分な人員に達していません。
在特号は学生の皆様の学費により制作しており、作品の応募はもちろんのこと、選考委員をつとめて頂くのも、学習の一環と考えています。
特にお願いしたいのは、小説一次選考委員です。小説一次に関してはご自宅に選考作品を郵送しますので、それをお読み頂き、同封してある採点用紙を返送頂きますと選考は終了です。選考はご自宅で完結するようになっています。なお、選考委員をつとめて頂きました皆様には後日、400字程度の所感をお願いします。
また、詩部門、エッセイ部門の選考委員も募集しています。こちらに関しては2月16日(日)に文校にて行う選考会に出席をお願いします。

3/2(日)に文校で選考を行う小説二次の選考委員に関しては、現在3名のみの応募で、まだ募集中です。

以上、何卒ご協力賜りますようお願いします。

大阪文学学校学生委員会・在特部キャップ
福井良馬<夜間部・谷口クラス>
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『樹林』25年5月(在校生作品特集)号については、24年11月27日・文校ブログ参照。

《25年度春期入学6人目》●京都市の23歳女性が、夜間部・本科小説クラス(金曜)へ。《25歳以下への奨学制度》が適用され、年間学費は通常より2万9千円割引きに。

京都市の女性からは、大学生だった2年前の秋に、最初の問い合わせをいただいています。昨日(火)オンラインで届いた「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”の欄には、次のように記されていました。
【毎日の繰り返しが少し退屈で、小説に落とし込むことでそれらを楽しいものに変えたいから。】
“影響を受けた作家・詩人”欄には、【向田邦子】の名前があがっていました。

(小原)

畑章夫さん(大阪文学学校夜間部生/通算27年在籍)のご冥福をお祈りします。 ◎14日(火)午後6時・通夜[お別れ会] ◎15日(水)午後1時30分・告別式 ◎公益社・城東会館

【学生委員会主催の文学集会における畑章夫さん/2018年12月・文校教室】

“Withガン”を唱えながら、この2年ほど腎盂ガンなどの治療に励んできた、文校夜間部/詩・エッセイ/松本衆司クラスの畑章夫(はた・あきお)さんが、1月8日(水)早朝に逝去されました。享年72。

畑さんの連れ合いの滝沢厚子さんから、14日(火)・通夜[お別れ会]、15日(水)・告別式のご案内をいただきました。次のとおりです。
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★葬儀は無宗教で行います
★お香典はご辞退申しあげます。

≪告別式≫
日時;1月15日(水)午後1時30分〜2時30分
会場;公益社・城東会館 【京阪本線「野江駅」徒歩約7分/JRおおさか東線「JR野江駅」徒歩約10分】

・14日(火)の通夜のセレモニーはありませんが、午後6時から章夫は、会館に安置されているので章夫に会いに来られる方は、いつでもいらしてください。15日(水)午前中もお時間ある方は章夫のことをゆっくり偲んでいただけたら幸いです。

・15日午前10時から章夫の生前の姿の映像<約1時間>を繰り返し流しています。

・15日午後0時30分〜1時10分
章夫の音楽仲間が歌と演奏で章夫を送ります。こちらもお時間あればぜひいらしてください。
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1994年10月から13年間、再入学した2011年4月から13年10カ月、通算26年10カ月に及んで文校生だった畑さん。文校71年の歴史の中で、間違いなく最長の在籍期間だったでしょう。
反原発など社会的な活動に取り組みながら、詩作をずっと継続していました。30年以上在職した郵便局時代に『ゆうびんや』(2005年/ドット・ウィザード)、退職し喫茶兼ギャラリーの店“スペース・ふうら”を営むようになってからの『おいど』(2015年/大阪詩人コレクション)、京都新聞に取りあげられた『猫的平和』(2020年/草原詩社)、と3冊の詩集を刊行しています。
“スペース・ふうら”では、現役文校生や修了生などのいろいろな催しがおこなわれています。詩集の読書会・同人誌の合評会・演劇・ビデオ上映・書作展・布と粘土のコラボレーションなど・・・・・・。
畑さんは、フットワークの軽い、なんでも屋さんでもありました。多くの工具を持参し、文校第3教室に長辺100センチの絵画(修了生・津嶋三郎<元・門真保育園園長>作)をとりつけてくれました。廊下に設置されている黒板やボードのいくつかのフックは畑さんの手になるものです。また、前・文校校長の長谷川龍生が東京からやって来るとき、何度か新大阪駅まで車を出して迎えに行ってくれました。
・・・・・・・・・・
■畑章夫さんは、詩作品「記憶」で第34回(2014年度)大阪文学学校賞<詩部門>を受賞しています。その前年には、詩作品「行き先」が第33回同賞の奨励賞に選ばれています。2つの作品とも、改稿のうえタイトルも変更され、詩集『おいど』に収められています。「記憶」―→「砂浜の鍬」、「行き先」―→「ウメダ」。
【大阪文学学校発行『樹林』2014年5月号より】

【24年11月28日、松本クラスの組会(クラスゼミ)に提出された畑さんの作品。畑さんはZoomから参加。クラスでは最後の作品になってしまった・・・】

◎大阪文学学校としては、通夜、告別式が営まれる会場に一基の供花をお届けします。また、畑さんの属していた夜間部・松本クラスからも「一同」名で供花をお届けすると聞いています。

(小原)

『樹林』在特(5月)号の作品応募の締切は、18日(土)午後3時厳守★選考委員も募集中!

■『樹林』在校生作品特集号は、学生委員会が中心になって、在校生から小説・詩・エッセイ作品を募集すると同時に、在校生からなる選考委員会を組織し、そこで優秀作・意欲作を選び出し、さらにその後の編集作業までおこなって仕上げられています。そして、学生委員会主催で全校的な合評会がおこなわれ、また昼・夜間部14クラスでも組会(クラスゼミ)の中で取り上げられています。
◆その在校生作品特集号に載った経験のある文校修了生たちの活躍にはめざましいものがあります。
◎第5回ホラーサスペンス大賞の沼田まほかる ◎第7回三好達治賞の細見和之 ◎第8回小説宝石新人賞〈優秀作〉の大西智子 ◎第150回直木賞の朝井まかて ◎第92回オール讀物新人賞受賞後に4度直木賞候補の木下昌輝 ◎第113回文學界新人賞の馳平啓樹 ◎第59回講談社児童文学新人賞の水野瑠見 ◎第45回吉川英治文学新人賞の藤岡陽子 ◎第40回太宰治賞の市街地ギャオ・・・・・・。
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『樹林』在特(5月)号への応募は、18日(土)午後3時まで、ぜったい厳守とのことです。土曜日は、郵便は速達しか配達されなくなっていますので、ご注意のほどを。
文校持ち込みも、同じく午後3時までです。

その日、午前中から学生委員会・在特部は少人数、教室に集まり、作品の分類やリスト作り、発送の準備作業をおこないます。
“作品応募規定”などは、昨年末に全校生に郵送した「『樹林』2025年5月号(在校生作品特集号)掲載作品および選考委員募集のお知らせ」(大阪文学学校学生委員会在特部発行)をご覧ください。
24年11月27日文校ブログ参照。

(小原)