中西智佐乃さん(文校修了生)の三島由紀夫賞受賞作『橘の家』が、大澤聡さんにより2025年の“文芸5選”に選ばれ、12/25毎日新聞<夕>、12/17朝日新聞<夕>両紙上で、大澤さんと都甲幸治さんが論じる。

【25年12/25毎日新聞<夕>】◎大澤聡さんは批評家で、毎日新聞の文芸時評を担当 ◎都甲幸治さんは翻訳家(米文学)で、朝日新聞の文芸時評を担当

【25年12/17朝日新聞<夕>――大澤聡さんと都甲幸治さんが、中西智佐乃さんの『橘(たちばな)の家』を論じている箇所の抜粋】
■中西智佐乃さんは、2008年10月から18年3月までの間、休学期間をはさみながら大阪文学学校の夜間部あるいは昼間部に実質5年間在籍されています。19年に、応募総数1972編の中から、小説「尾を喰う蛇」(230枚)で第51回新潮新人賞を受賞しています。
その「尾を喰う蛇」と表題作の2編を収めた『狭間の者たちへ』(新潮社)を2023年6月に刊行。2冊目は、25年4月刊の『長くなった夜を、』(集英社)。
『橘(たちばな)の家』(新潮社)は25年6月刊で、中西さん自身にとって3冊めの単行本になります。
「橘の家」(250枚)は、もともとは文芸誌『新潮』25年3月号で発表され、その時に第38回三島由紀夫賞の候補になり、5/16選考会で三島賞受賞作に選ばれています。
■中西智佐乃さんと「橘の家」については、次の日付の“大阪文学学校ブログ”および“Ⅹ”で取り上げています。
◎25年8月23日
◎25年6月27日
◎25年5月16日
◎25年4月24日
(小原)
2026年、文校事務局が始動! 冬休み明け昼・夜間部組会(クラスゼミ)スタート! ★冬休み期間中に、東京の26歳女性からオンラインで入学申込書がとどく。26年度春期(4/5入学式)、2人目の新入生!
◎冬休みの間の郵便物は、たいへんな量でした。通教部提出作品、文校賞応募(1/10締切)、『樹林』在特号応募(1/17締切)、1/24昼・詩入門講座(1/17締切)、1/31昼・小説<エッセイ>入門講座(1/9一次締切)それぞれの作品、読書ノート(2/7締切)、年賀状、各地から同人雑誌の寄贈など・・・・・・。
メールは、通教部チューターからの『樹林』2・3月合併号(通教部作品集)掲載作についての寸評、在校生や一般からの種々の問い合わせ等、30件は超えていました。
◎通教部提出作品は12名からとどいていて、そっこく各担当チューターに郵送しました。明日以降とどく分は、次回(4月11日締切)提出作とみなします。
◎『樹林』在特(5月)号応募の締切は、17日(土)午後3時厳守。学生委員会・在特部が、分類やリスト作りや発送作業をするため、ぜったい厳守とのことです。
▲カリキュラムどおり、今日から冬休み明けのクラスゼミが開始され、昼間部のエッセイ・ノンフィクション/谷クラスが2026年最初のゼミ(作品合評会)にのぞみました。クラス員11名中、教室出席8名、Zoom出席2名<香川県高松市、岡山市北区から>、欠席1名でした。
▲夜間部も1クラスだけ、研究科・小説・平野クラスのゼミがありました。クラス員14名中、教室出席11名<愛知県清須市からも>、Zoom出席2名、欠席1名でした。9時ごろにゼミを終え、居酒屋に繰り出した模様です。
◆2026年も事務局3人(小原政幸、真銅孝、角田美千代)、よろしくお願いします。
皆さんの筆が上達するように、ハッパをかけつづけたいと思います。
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★冬休み期間中の1/2にオンラインで「入学申込書」を届けてくれていたのは、東京都渋谷区の26歳女性。通教部/詩・エッセイクラス希望です。
電話でもメールでも、事前問い合わせの全くなかったのですが、「入学申込書」によると、世界各地を巡りながら昨年9月まで1年半通教部にいた20代前半の女性から文校のことを教えてもらったようです。
「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”の欄には、次のように記されていました。
【パフォーマンス(一人舞台)を20個くらい作り、スペースを借りて毎回20-30人くらいのお客さんを呼んで上演してきました。どんなものになるかという結果よりもその場で観客と何を作るかという過程を大切にしたいと思って続けてきたのですが、行き詰まっています。いっそやめてしまえればと思いながら大好きな歌を何度も繰り返して聴き、口ずさむうちに、なにか軸となる言葉や文を持ち、それを中心にじっくり反芻して考えるようなものにしたい、そして歌のように何度も何度も身体から発することで生み出せるようなものになれたら、と思うようになりました。
私が書きたいのは、小説なのか詩なのか、エッセイがなんであるのかも実のところはよくわかりませんが、とにかく自分に込み上げてきて、今までパフォーマンスという形にするしかなかったものを、言葉を使った別の形できちんと表現できるようになりたいと思っています。】
“影響を受けた作家・詩人”欄には、【ジャック・プレヴェール】。
また、“募集を何で知りましたか”欄には、【貴校に通われている生徒さん(三谷さん)に話を聞き、樹林を一冊借りて読ませていただきました。】と。
(小原)
●【本年最後・453本目の文校ブログ】● 今日午後3時、「文校ニュース」秋期第3号(12/25号)を全国41都道府県・459名へ発送★どうか、よいお年を★正月休み明け、事務局も組会(クラスゼミ)も1/7始動します!

【「文校ニュース」25年度秋期第3号(12月25日号)/B4サイズ・12ページ立て】
今日・27日(土)15時前に南郵便局の人に取りに来てもらい、「文校ニュース」秋期第3号を、沖縄から北海道まで全国41都道府県に在住する文校関係者459名へ郵送しました。内訳は、全文校生388名、校長・代表理事・チューターあわせて32名、『樹林』定期購読者38名、4月開講の26年春期新入生1名となります。文校生388名のうち、3名は海外(インド・インドネシア・上海)に居て、その3名には日本での寄留先へ届けました。
実は、一つお詫びしなければなりません。今度の「文校ニュース」は、25日(木)の夜11時30分までには袋詰め作業まで終えていたのですが、昨日・26日(土)南郵便局の集配課へ連絡するのが遅くなって(まだ大丈夫と思っていた)、南郵便局の人に来てもらえませんでした。それで、今日の発送になりました。
在校生やチューターの皆さんへは、①25年度秋期「クラス別・名簿」(都道府県名入) ②再配布の〈樹林・26年5月在特号へ向けたお知らせ〉チラシの2点を同封しました。
休学生には②は無く、まだ送付していなかった『樹林』冬(1月)号が入っています。
『樹林』定期購読38名の皆さんにも、まだだった『樹林』冬(1月)号に添えて「文校ニュース」今号を送りました。
◆「文校ニュース」今号は、○大阪文学学校賞の応募要項 ○25年度秋期のクラス構成 ○学生委員会主催の12/21文学集会 ○通教生2名の12/14スクーリング体験記 ○秋の新入生の「ハガキ一枚・課題作品」(55名中38名提出) ○各種新聞切抜き[朝井まかてさん<直木賞作家/文校特別アドバイザー>、木下昌輝さん<直木賞候補に4度>、田辺聖子さん<芥川賞受賞/大阪樟蔭女子大卒・大阪文学学校修了>] ○課題図書「読書ノート」の提出を ○26年1月~2月のカリキュラム・公開講座など、読みごたえのある12ページ立てになっています。
◆25日(木)に秋期3号目の「文校ニュース」を仕上げて、やっと事務局の“仕事納め”にたどりつくことができました。真銅孝、角田美千代、小原の事務局3人とも、1月7日<水>からの昼・夜間部クラスゼミ再開に備えて少しゆったりします。【小原だけは、どうしても伝えたいことが何本か残っていたので、その後も文校ブログを書くために文校に出て来ていました。文校ブログを始めて11年、昨年の462本には少し及びませんでしたが、今年は今回の453本目で締めくくります。】
来年も、皆さんの知恵とやる気を拝借しながら、はつらつとした文校でありつづけたいと思います。
■通教部の作品提出は、23日に5名(沖縄・埼玉・神戸・京都・富田林)、24日に4名(熊本・岡山・富山・藤井寺)、25日に4名(長野・堺・泉佐野・大阪市)からありました。もちろん、到着したその日に、それぞれの担当チューターへ送付しています。
■年内か年明け早々にあと1日は、郵便物の整理のために、事務局にやってくるつもりです。そのとき通教部の提出作品がとどいていたら、担当チューターに速攻で送ります。
(大阪文学学校事務局長・小原政幸)
★新刊紹介☆宮嶋英子さん(文校通教部6年/福島県いわき市)ノンフィクション『戦後八十年 私のアイデンティティ再発見』●宮嶋さん情報・・・いわき市の同人誌『風舎』は、文校の“合評会”(NHK録画)から学ぼうとしている。
宮嶋さんが大阪文学学校に入学したのは2020年4月で、以来ずっと通教部のエッセイ・ノンフィクションクラスに在籍し、スクーリングにもほぼ毎回駆けつけています。5年半の音谷クラスを経て、現在は木元クラス。
著書『戦後八十年 私のアイデンティティ再発見』<歴史春秋社/1,300円+税>の巻末の“著者プロフィール”にあるように、文校に入る3年前まで、福島県内で歯科医師でした。
その著書の「はじめに」には、次のような一節があります。
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父の次兄である伯父は、父より十五歳年長で、一九一一(明治四十四)年生まれ。
沖縄の戦地で陸軍嘱託歯科医という立場にあった。
伯父は自分の戦争体験を一冊の書に著している。その「序にかえて」に、曾野綾子が書いている。彼女は昭和四十四年、週刊現代に『生贄の島――沖縄女生徒の記録』を発表した。そのノンフィクションを書く際に、伯父・平良進と知り合い、その後も交友関係があったことを記している。それが契機になって、伯父は晩年、沖縄戦の体験を自ら執筆して、記録に残そうという気持ちを抱いた。
その著書から私は、伯父が実際に体験した貴重な沖縄戦の実態を知ることができた。
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伯父の著書『陸軍嘱託歯科医の沖縄戦』(1979年刊行)を引用しつつ、戦時中の状況に思いを巡らし書きすすめたのが、『戦後八十年 私の――』の中の〈第2章 伯父の沖縄戦〉である。自決を覚悟し彷徨う伯父の姿は、胸に迫ってきて、圧巻である。
※今年9月まで宮嶋さんの担当チューターだった音谷健郎さんが、『樹林』26年1月<冬>号に『戦後八十年 私のアイデンティティ再発見』について“書評”を寄せています。
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宮嶋英子さんが、いわき市の〈文藝風舎〉というサークルが出している同人誌『風舎』第17号(23年3月発行)を届けてくれました。宮嶋さん自身は、そのサークルには加わっていないのですが、その同人誌の“編集後記”を目にする機会があり、「大阪文学学校に通う者の一人として誇らしく」なったとのことです。
その“編集後記”で、文校について触れている箇所は次のとおりです。

ここに出てくる「大阪文学学校・合評会の熱い夜」というのは、2009年2月中旬の土曜日、夜10時台、30分にわたって“合評会の熱い夜~大阪「小説は人生や」”と題して文校のことがNHK総合テレビで全国放映されたことを指しているようです。
それを録画し、文校とはまったく縁のない人たちが、今も参考のために観ているとは・・・・・・。ビックリするやら、うれしいやら。
『風舎』第17号を届けてくれた際の宮嶋さんの手紙には、「おそらく全国には、同じように、大阪文学学校を目指して、切磋琢磨している無数の同人会があるのではないか、と推測されます。そのことが嬉しく、誇らしいです」としたためられていました。
(小原)
【21日(日曜)】学生委員会主催の“文学集会2025“に130名。うちチューター10名★模擬店11店舗はどこも売り切れ★“詩のボクシング”チャンピョンにひとみ・けいこ(休学中)★平居チューターら6名のパフォーマンスに拍手喝采
一昨日(21日)は、文校の学園祭であり忘年会でもある文学集会でした。各クラスと学生委員会から11もの模擬店が出て、コロナ前に匹敵するにぎわいを見せました。参加者は、文校修了生、友人や家族<文校入学も考えている高2女子など>もふくめて入れ代わり立ち代わり約130名【1年前120名、2年前110名、3年前90名/4年前30名/5年前16名(うちZoom10名)/コロナ前は毎年およそ130名】。
午後2時開始の第一部は、“第4回/詩のボクシング”。司会・呼び出しは、学生委員長の矢神紅葉(夜・平野C)。出場選手は、龍(昼・島田C)、中森(夜・松本C)、後田(昼・近藤C)、姜(通教・林C)、三木(夜・松本C)、藤原(通教・平居C)、森本(夜・西井C)、中山(通教・高橋C)、野田(夜・西井C)ら、詩朗読とパフォーマンスに自信を持つ面々14名。
審査委員は、平居謙・通教部チューター、高田文月・夜間部チューター、学生代表の仲谷奈津子(夜・松本クラス生)の3氏が務めました。
<予選>は、くじ引きで決まった対戦相手との勝ち抜き戦で、審査委員の支持数により7人が勝ち上がりました。<決勝>は、予選とはちがう朗読・パフォーマンスを披露してもらい、暫定勝者に次々と挑み審査員の判定で勝者が交代する方式。
最終的に勝ち残ったのは、<ちょっと踊るバレリーナ>こと、ひとみ・けいこさん(夜・研究科休学中)でした。また、審査委員奨励賞には、姫路市から駆けつけた姜さん(通教・林C)が選ばれました。
4時ごろからの第二部では、各クラスや学生委員会からそれぞれ趣向をこらした模擬店が11店舗出されました。参加者も続々増えていき、最近入学したばかりの2人の姿もありました。一人は25年秋期最後・55人目の新入生となる高橋さん(昼・名倉C/68歳)、もう一人は26年春期入学第1号の池尻さん(昼・大西C/27歳)。
各模擬店から呼び込みが上がり、行列ができるなか、今年新たに取り入れられた“ライブパフォーマンス”が始まりました。
吉村さん(夜・髙田C)の息子さんのギター、森田さん(昼・研究科休学中)のウクレレの演奏が披露されました。飛び入りで歌を歌ったのは、息子に負けじと80歳・美容師の吉村さん、しぶとく文校11年生の植田さん(昼・島田C)、宮崎からやって来たフィアンセの前でええとこを見せようとした学生委員の福森くん(夜・谷口C)。平居チューターは、詩を朗読しながら空手の型を繰り出し、会場を駆け巡ってやんやの喝采をあびました。
模擬店の食べ物に舌鼓をうった交流会は、午後6時過ぎに終了しました。テーブルの上の片づけもみんなでしました。
いろんな人との出会いを作り、クラスメイト同士の親睦を深めることになった、文校一年の締めくくりの大イベント。チューター陣からは、平居、高田、名倉、大西、西井、谷、谷口、島田、津木林さんの参加がありました。
さらに、公開講座/昼・小説(エッセイ)入門講座を担当されている馳平啓樹さんも来てくれました。
主催していただいた学生委員会の皆さん、おつかれさまでした。
(文校事務局・小原)
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◆以下は、文学集会の名場面集―――各クラスの模擬店などの様子◆

①【第1部“詩のボクシング”には出場選手・審判員・観衆あわせて約70名。選手は当日飛び入りが多く、昨年を4名上回る14名。内訳は、文校生9名・休学生2名・文校修了生2名・文校チューター1名】

④【演出が一番こっていたのは、実冬さん(文校修了生)。惜しくも優勝に届かなかった・・・】

⑤【<文校のマッチ売り>を演じる名倉弓子・昼間部チューター】
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⑥【矢神・学生委員長が、第2部の開幕を宣言。カンパーイ】

⑩【夜・谷口クラス———–おつまみ(パンとクリームチーズ)】

⑬【昼・谷クラス———–カクテル、ソフトドリンク、おつまみ】
※【昼・伊藤クラス———–コーヒー(自家焙煎)】の模擬店は、写真を撮るタイミングを逃してしまいました。すみません。


















