◆いよいよ来週から、計13回の春期・公開講座が始まる◆締切ずみの公開講座・課題作品の提出状況・・夜・小説(エッセイ)入門講座【21名】/昼・同【20名】/昼・詩入門講座【14名】。そのうち一般は計7名。
★課題作を提出できる4種類の公開講座のうち3つの締切日が、今日(17日)まででした。
◎5/19<月>締め切った夜・小説(エッセイ)入門講座〔担当;津木林洋〕には、21名から提出がありました。うち、一般1名。
◎2次締切が5/16<金>だった昼・小説(エッセイ)入門講座〔担当;馳平啓樹〕には、文校入学1年経過および1年以上参加の休学・OB・一般(つまり、今までに計6回以上提出)の方は作品は提出できないという制限を設けていますが、1次・2次締切あわせて20名の提出がありました。うち一般は、岡山や東京などから4名。※この馳平講座はZoom参加できるため、作品は提出せず聴講だけ申し込んでいる人もいます。
◎今日(17日)締め切った昼・詩入門講座〔担当;近藤久也〕には、14名から提出がありました。うち一般は、20歳の大学生など2名。通教部小説C・須藤チューターと昼間部小説C・名倉チューターも作品提出の上で参加予定です。
◎夜・詩入門講座〔担当;冨上芳秀〕の締切は5/24<土>です。
◆昼・夜/小説(エッセイ)入門講座、昼・夜/詩入門講座――それら4種類の公開講座の受講料は1回につき、在校生・休学生・OB・一般すべての皆さんが同一の1000円です。どなたでも〔昼/小説(エッセイ)入門講座の1回目のみ制限あり]事前にそれぞれの課題作品を提出できて、講座のとき講師や参加者からいろいろな感想・批評を受けられます。
なお、課題作品を提出していなくても、講座に参加できます。その場合の受講料は1回につき500円です。
◆夜/小説(エッセイ)入門講座の受講希望者で、ネット環境のない方は、課題作品を文校事務局まで持参、もしくは郵送していただければ、その後の手順を事務局で説明します。
●その他にも、東京からゲストをお招きして、文校教室で公開・特別講座を開催します。すでに、事前予約を受け付けています。
Zoomからも視聴できます。受講料は、教室、Zoomとも在校生/無料、休学・OB/1000円、一般/1500円。
・6/7(日)特別講座〔小林龍之さん<文芸編集者>〕
「エンタメ小説の現場から」
▲4月18日・文校ブログを参照してください。
▲大阪文学学校HP‘公開講座’に詳細が載っています。
(小原)
【【速報】】★祝★中西智佐乃さん(文校修了生)が、第38回三島由紀夫賞を受賞。受賞作は、『新潮』25年3月号に掲載されていた「橘の家」(250枚)で、6月に新潮社から単行本化の予定。
次は、今夕・18時18分配信の新潮社のサイトの【三島賞決定】速報です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002091.000047877.html
次は、ニコニコニュースのⅩから、中西智佐乃さんの受賞会見の模様です。
https://x.com/nico_nico_news/status/1923323410865623155
●中西智佐乃さんの「橘の家」が、第38回三島由紀夫賞の候補作(計5作)にノミネートされていることは、4月24日・大阪文学学校ブログおよびⅩで取り上げていました。
中西さんは、2008年10月から18年3月まで文校の夜間部や昼間部に実質5年間在籍されています。19年には、小説「尾を喰う蛇」(230枚)で第51回新潮新人賞を受賞しています。
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今夕18時30分ごろ(途中)から、ニコニコニュースでの中西さんの受賞会見の模様をスマホでみていました。
朝日や毎日などの記者から、大阪文学学校(文校)のことについての質問もありました。それらに対して中西さんは、次のように答えていました。
「小説を書いていたが、読んでくれる人がいなかった。読んでくれる人を求めて・・・」「(田辺聖子さんをモデルにNHK朝ドラで放映された)“芋たこなんきん”を観ていた母から文校をすすめられた」「実践重視で、ともかく書かされた」など。
今回の受賞、本当におめでとうございます。
ビッグな賞の受賞で、これから忙しくなると思いますが、今後も中西さんらしい小説を書き続けてください。
(小原)
公演【6/7(土)東京/ムジカーザ】『源氏物語』の女君たちⅡ――「葵」 嫉妬のあまり生霊となる六条御息所の葛藤を描く★松浦このみさん<文校通教部・菅野c>が“朗読”で出演!
―――朗読と箏で物語の空間を描く―――
◆松浦このみ(構成・朗読)・・・・・・〈昼の部〉では田辺聖子、林真理子、与謝野晶子、丸谷才一の現代語訳で、〈夜の部〉は原文で朗読。
◆八木美知依(作曲、十七絃箏、二十一絃箏、エレクトロニクス、歌)
◆陣野英則(監修・解説/早稲田大学文学学術院教授)
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松浦このみさんは、東京在住。大阪文学学校・通信教育部へ2020年4月入学で、エッセイ・ノンフィクション/音谷Cの4年間を経て、24年4月からは同/菅野Cに在籍中。
評伝「箏(こと)に選ばれた女~箏演奏家・八木美知依の歩む道」(85枚)で、第44回(2024年度)大阪文学学校賞<エッセイ・評論・ノンフィクション部門>を受賞。その受賞作は、『樹林』24年5月号に一挙掲載されている。
24年6月、『聞き手も読み手も楽しめる 朗読のレッスン』(彩流社/2,000円+税)を刊行。
2009年から松浦さんの運営する一般向けの朗読教室が、先だって5月9日(金曜)のNHK・Eテレ「おとな時間研究所」で紹介される。
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●上に載せたチラシ<おもて・うら>は、松浦さんから届けていただいたものです。次のような便りが添えられていました。
【・・・・・・6/7(土)に、『源氏物語の女君たちⅡ「葵」』を、箏奏者八木美知依さんと公演します。
今回は昼の部に、田辺聖子さんの現代語訳も読ませていただきます。的確でありながら、親しみやすく、流れるような文章。田辺さんの源氏物語愛を感じます。文校生として、恥じないよう、頑張って練習を重ねます。
夜の部は、原文での朗読に挑戦します。現代語訳と両方練習するのは、大変ですが、挑戦は生きているうちしかできないと思いました。】
(小原)
月吹文香さん(文校修了生/19年・R-18文学賞受賞)が、『小説宝石』25年5月号<発行;光文社>で短編小説「深海の翡翠」を発表!
堺市の月吹文香(つぶき・ふみか)さんは、大阪文学学校へは2014年4月入学で、昼間部・森口クラスに半年、夜間部・尼子クラスに半年在籍されています。そして19年4月、小説「赤い星々は沈まない」(50枚)で“女による女のためのR-18文学賞”(主催・新潮社)大賞を受賞されています。その時の名義は月吹友香(ともか)。応募総数832編中の1等賞。
受賞作、受賞の言葉に加え、選考委員お二人(三浦しをん、辻村深月)による選評が、『小説新潮』19年5月号に掲載されました。
24年4月、新潮社から刊行された小説集『赤い星々は沈まない』(1,700円+税)には、表題作以外に4編収録されています。
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2024年4月18日・文校ブログ参照。
(小原)
今春期64人目の新入生。大阪市の21歳女性が昼間部へ。若者向けの奨学制度の適用3人目!(他に17歳、25歳)【入学は随時受け付けています。組会(クラスゼミ)の見学もできます。Zoomからも。】
事前の問い合わせはまったくなく、オンラインで「入学申込書」を送ってこられた大阪市の21歳女性の「申込書」には、次のように記されていました。
○入学のきっかけ・書きたいテーマ・・・
【能力至上主義だった私は、学生時代に小説ではなく実用書ばかり読んでいました。「物語を読んで何になるんだ」と感じていたんです。(思い返せば恥ずかしい限りですが)
そこからあるきっかけで、小説どころか人生全体において意味を見出だせなくなって、「どうせ全て無意味ならば、自分の好きなものを読めばいいや」と小説を読み始めました。映画や漫画よりも、文字の羅列からは豊かな情景や味わいを感じられて沢山私の心は揺さぶられました。今でも物語に意味は見いだせていませんが、無意味だからこそ尊いと考えるようになりました。全くの初心者なので物語を上手く綴れる自信はありませんし、文字にすることは恐怖でもあります。そこには自分自身が確かにあるからです。それでもやはり言葉は時に私を掬い上げてくれるので、読むのみに留まらず筆を持ちたいと思っています。まとまりのない文章で申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いします。】
○好きな作家・作品・・・
【夏目漱石「こころ」、東野圭吾「白夜行」、村上春樹「ノルウェイの森」】
○文校を知ったのは・・・【父の勧め】
「入学申込書」には、‘昼間部’‘小説’とのみでしたので、何曜日のクラスを希望されるのか、電話をしてみました。クラスを見てから決めたい、とのことでしたので、今週の金曜日(名倉クラス)と土曜日(大西クラス)どちらにも入ってもらうことになりました。ふたつのクラスの合評作品は、チューターから取り寄せて、明日中にはPDFファイルでお送りすることにしています。
▲今春、17歳(高校生)と25歳(公務員)のお二人に、若者向けの年間学費2万9千円割引の奨学制度を適用しましたが、該当者は今日の21歳女性で3人目になりました。さらに、女性は途中入学ですから1万円割引きます。
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まだ春期入学を受け付けています。教室での組会(クラスゼミ)を見学できます。Zoomからも見学できます。
入れるクラスは、次のようになります。
◎昼間部(午後2時~、土曜日のみ正午~)
小説クラス・・・火曜、金曜、土曜日のいずれか
詩・エッセイクラス・・・木曜日
エッセイ・ノンフィクションクラス・・・水曜日
◎夜間部(午後6時半~)
小説クラス・・・火曜または金曜日
詩・エッセイクラス・・・火曜または木曜日
◎通教部(6/22と9/14にスクーリング)
小説クラス、詩・エッセイクラス、エッセイ・ノンフィクションクラス、
どのクラスにも入れます。
(小原)