文校ブログ

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【先読み☆『樹林』8・9月合併号(通教部作品集)の編集後記<小原分>】直木賞・芥川賞のこと/木下昌輝さん、夏木志朋さんの著作を読んで、応援しよう!■『樹林』8・9月号は、9/1仕上がり予定。

●第172回(今年1月に選考会)のとき木下昌輝さん、つづいて第173回(7月に選考会)のとき夏木志朋さんと、それぞれの小説が直木賞候補にノミネートされた。お二人とも文校出身で、木下さんは4回目、夏木さんは初めての候補。木下さんはオール讀物新人賞、夏木さんはポプラ社小説新人賞でデビューを果たしている●夏木さんの『Nの逸脱』は実に惜しかった。「直木賞(芥川賞も)該当作なし」という結果に終わった今回、『オール讀物』9・10月号誌上で9名の選考委員の≪直木賞・選評≫を読むかぎり、三浦しをんさんと林真理子さんは候補6作の中で“一押し”だし、ほかにも『Nの逸脱』に高評価を付けた委員は何人もいる。4時間に及ぶ議論の末、『Nの逸脱』は最後の2作に残ったものの、過半数の賛同を得られず受賞に至らなかったようだ●大阪の夜間高校を出て不動産会社に就職した夏木さんが、26歳のとき文校に入ったきっかけや、とても合っていたという文校の合評会について語ったインタビュー記事がネットの中にある。それを見た23歳の青年を今秋9番目の新入生として迎えた。文校出身者が何らかの文学賞(候補も含めて)をとったケースは、地方賞から大手出版社・新聞社の賞まで数えきれないぐらいあるが、入学生へ結びつくということでは直木賞と芥川賞が群を抜く。その二つの賞では、ご本人たちへはむろんのこと、文校へも新聞やテレビの取材が押し寄せるからである●田辺聖子さん(芥川賞/1964年)のときは、「この方たちに、文校の『入学案内書』を送って」と、100通かそれ以上のファンレターの束を田辺さんが事務局へ持参してきたことがあった、と語り伝えられている。玄月さん(芥川賞/2000年)が受賞したときは、1年前と比べると新入生が58名増え、朝井まかてさん(直木賞/2014年)のときも1年前から62名増えた。しかも、どちらのときも新入生の増加傾向は1年半つづいたのである●木下さん、夏木さんの本を読んで勉強したいし、応援したい。在校生、修了生の皆さんも、お二人を目標にしてほしい。

(小原)