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“文学学校有志の会”の「アピール」と「呼びかけ」を載せます。――《文校事務局》

「憲法を守れ! 」大阪文学学校有志の会緊急アピール

私たちはいま、この国において、かつてない危機に直面しています。安倍政権によって提出された「安全保障関連法案」は、先月半ば衆議院会議で強行採決され、この夏中にも成立させられようとしています。この法案が成立すれば、昨年閣議決定した「集団的自衛権」の行使として、日本は同盟国米国とともに参戦し、自衛隊の海外派兵を無制限に実施できることになります。
戦後、私たちは、不戦の誓いのもとに出発しました。19 世紀後半から20 世紀半ばまで、当時の日本帝国政府は朝鮮半島と台湾を植民地支配し、アジア各地に侵略戦争を広げ、アジア全体で2000 万人、自国でも300 万人以上の死者を出した歴史を経験しているからです。その痛切な経験に基づいて戦後憲法前文は次のように宣言しています。
「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権がわれらに存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、われらの厳粛な信託によるものであって、その権威はわれらに由来し、その権力はわれらの代表者がこれを行使し、その福利はわれらがこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」(注 私たちはここで「国民」を「われら」に置き換えました。日本国籍を持つ者だけに限定しない言い回しが望ましいと考えたからです。)
何人も基本的人権、平和のうちに生きる権利を持っています。人は誰もが個人として尊重され、何人も侵し得ない権利を持っているということ、国家はそれを実現するために存在しているのであって、その逆ではありません。その立憲主義、民主主義の要を根底から覆すような安保法制化を私たちは認めることはできません。
この「安全保障関連法案」が成立すれば、すでに2013 年に法制化された「特定秘密保護法」とともに、私たち市民の知る権利を無制限に抑圧し、言論、表現の自由が奪われる事態になるでしょう。
大阪文学学校で学びあう表現者として私たちは、言葉によって私たちの夢や、考え、思想を伝え、発表することを何よりも大事にしたいと考えています。
自衛という名のもとに、武力によって武力に対抗するという、暴力の連鎖を強める「安全保障関連法案」の撤回を求めます。

2015 年8 月18 日「憲法を守れ! 」大阪文学学校有志の会
<尹銀河(ユン・ウナ)、大槻睦子、梶谷佳弘、胡桃澤伸、島すなみ、高田文月、畑章夫、細見和之>連絡先:Email: icg10768@nifty.com Tel: 090-3717-8181(文校生ユン、平日11:00~19:00、土日祝18:00~21:00) このアピールに賛同される方は、連絡先までご一報ください。

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大阪文学学校生への呼びかけ
安保法案反対の声明に賛同してください

大阪文学学校は1954 年に発足しました。自由に「学校」を名乗り、学びあいの場を持てることは生きる喜びです。それを求めて多くの仲間がここに集いました。

いろんな「文校生」がいますから、安保法案に賛成の方もいると思いますし、どうでもええやんと無関心の方もいると思います。しかし、私たち有志は「安保法案に反対します」。

先の日本の戦争が侵略戦争であり、その責任の追及と償いもなされていないなか、「集団的自衛権」という方法であらたな戦争への道を開こうとする安倍政権には賛同できません。憲法を解釈によってねじ曲げることは、立憲主義を基本とする民主主義を壊すことです。

私たちは、日本が先の戦争に突き進む過程で、多くの芸術家が戦争に動員、協力させられていったことを知っています。多くの小説家や詩人たちは反戦・非戦の声を上げることができませんでした。今の安倍政権がN H K 等のマスコミに圧力を加えている姿は戦争遂行へむかう権力者の姿です。

私たち有志は、戦争に傾いてゆく現実の社会に背を向けて、ひたすら文学の世界に没頭しようと思いません。私たち有志は表現の自由の行使としてこの声明文を発表します。

自由に「学校」を名乗り、学びあいの場を持てる社会を私たちは求めます。賛同しようと思う方は有志として仲間に加わってください。国家の歴史よりも「文学」の歴史のほうが長いのです。ともに学びあい、文学の世界を広げてゆきましょう。

2015年8月18日
「憲法を守れ! 」大阪文学学校有志の会
<尹銀河(ユン・ウナ)、大槻睦子、梶谷佳弘、胡桃澤伸、島すなみ、高田文月、畑章夫、細見和之>連絡先:Email: icg10768@nifty.com Tel: 090-3717-8181(文校生ユン、平日11:00~19:00、土日祝18:00~21:00) この呼びかけとアピールに賛同される方は、連絡先までご一報ください。

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