【秋期新入生の参加が目立つ!】公開の昼・小説(エッセイ)入門講座[担当;馳平啓樹さん]に、新入生13名(うちZoom6名)、一般7名(うちZoom4名)をふくめて44名(うちZoom15名)参加★提出作品19編のうち7編の自作朗読

【柔らか語り口ながら熱も帯びる馳平啓樹(はせひら・ひろき)さん。後方のスクリーンに自作のテキストを写し出す】

【教室には、新入生7名をふくめ29名出席。ほかにZoom視聴が新入生6名を入れて15名】
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正午(12時)開始の大西クラスと津木林クラスのゼミ(作品合評会)が終わったあと、午後3時から6時30分まで、馳平啓樹さん(文校修了生で第113回文學界新人賞受賞)による秋期1回目の昼・小説(エッセイ)入門講座がもたれました。
23年春期に始まった一般公開の馳平講座。在校生も修了生も一般も作品が提出できて、受講料は同一の1000円(聴講のみは500円)。半年全3回のうち1回目には参加1年以上の人は作品を提出できないという制限を設けているにもかかわらず、参加・作品提出は相変わらず多く、新入生の多い半年前(25年春期1回目)と較べても参加で2名、作品提出で1名少ないだけでした。
新入生13名、一般7名以外の参加者の内訳は、新入生をのぞく在校生22名(うちZoom5名)、休学1名、文校修了生1名でした。
なお、教室で受講した在校生の遠来組は、三重県四日市市、同熊野市、岐阜県揖斐郡からでした。Zoom受講のうち、在校生は福岡、岡山②、香川、福井、愛知、静岡、東京、埼玉など、一般は福岡、東京②、大阪でした。
馳平さんの講座では、教室参加にくわえ、Zoom配信をおこなっています。持参してきたパソコンを操作しながら、馳平さんはパワーポイントを使って自作の教材[①自分にしか書けない事を書こう ②今村夏子『こちらあみ子』を読み解く]をスクリーンに写し出しつつ、休憩時間をはさんで2時間40分も講義をされました。途中で挟んだ質問タイムには、会場から意見が相次ぎました。

〔馳平さん自作の教材《自分にしか書けない事を書く》の表紙と3ページ目〕

〔馳平さん自作の《今村夏子『こちらあみ子』を読み解く》の表紙と1ページ目〕
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その後、小説またはエッセイで書いた課題作「自分は他人とズレているかもしれないと不安に思う事を正面から堂々と書く」(1000字)を取り上げました。45分かけて、提出19編の中から馳平さんが選びだした作品7編(うち新入生2編、本科後期生3編、一般2編)のそれぞれの作者が、マイクあるいはZoom越しに自作朗読をおこないました。馳平さんは、それらの作品に対して優れている点を指摘しました。会場から爆笑が起こる作品、大きな拍手が送られる作品もありました。
【作品を朗読した7名――《新入生》小畑さん
なお、馳平さんは提出19編すべてに対し個々に600字前後の寸評・改善点を書かれたA4紙を持参されました。それを、講義の前に各人に作品とともに渡されました。
Zoom参加者には後日、文校事務局から郵送します。
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●11/17(月)午後6時30分からも公開講座があります。作品提出+聴講で1000円いただきます。
夜・詩入門講座で、今期から新しく詩人の神尾和寿(かみお・かずとし)さんが担当されます。11/17<第1回>に向けた詩作品の提出はもう締め切りましたが、14名から届いています。なかには、岡山から泊りがけで講座にやって来る修了生もいます。
課題作品を提出していなくても、講座に参加できます。その場合の受講料は1回につき500円です。
●11/22(土)午後3時からの昼・詩入門講座〔近藤久也さん〕へは、今夜までに10名から作品の提出があります。
(小原)
