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在日総合誌『抗路』第4号に、昼間部生・方政雄(パン・チョンウン)さんが小説「指のしるし」を発表。

在日総合誌『抗路』第4号は11月10日刊行で、発行/抗路舎、発売/クレイン。
方政雄(パン・チョンウン)さんは、昼間部・小説研究科(津木林クラス)に在籍中。第37回(2016年度)大阪文学学校賞・小説部門で奨励賞受賞。作品名「夾竹桃の下で」。

小説「指のしるし」(48枚)の舞台は、前回東京オリンピックが開かれた1964年の尼崎市。中学2年の通称名・新井英哲は、外国人登録証をつくるとき市役所で指紋をとられたり、体育祭の模擬聖火ランナーを選ぶときに在日の生徒が、そのことを理由にはずされようとする場面に遭遇する。そんななかで、朝鮮名を名乗る女生徒の言動に徐徐にひかれていく。

(小原)