「第６回かなざわ現代詩コンクール」は、石川詩人会の主催（石川県教育委員会など後援）でおこなわれ、全国から４４編の現代詩の応募がありました。そのなかで、通教部生（冨上クラス１年を経て現在、川上クラス）の瀧本めぐみさんの詩「リタイアメント」が、最優秀賞１編につぐ優秀賞９編の一つに選ばれました。
『受賞作品集』のなかの米村晋さんの選評で、「リタイアメント」について次のように触れられています。≪水産高校が普通科高校と統合され、水産高校の練習船・雲龍丸が不要になる。ここでは雲龍丸が擬人化され、その視点から会社をリタイヤしたサラリーマンと同等に見て欲しくないと思う。産業構造の変化により海運業や水産業の衰退する状況を的確に捕らえ批判する社会性が見られる≫
送っていただいた『受賞作品集』に添えられた瀧本さんのお便りには、次のような一文がしたためられていました。≪小規模のコンクールですが、受賞すると励みになります≫

（小原）

祝☆福井県小浜市の瀧本めぐみさん（通教部専科生）、「第６回かなざわ現代詩コンクール」で優秀賞入選。