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いよいよ3/5(火)、辻原登さん(作家)が来校・講演。

3月5日(火)午後1時からの公開“大阪文学学校・特別講座”で、作家の辻原登さんが講演されます。題して「カフカと私」。
木戸銭は在校生500円、休学生・OB1000円、一般1500円です。

ご講演に先立って、辻原さんから寄せられた文章は以下のとおりです。
“フランツ・カフカという作家に魅せられて五十年以上の歳月が経ちました。全作品が好きです。
が、彼は自分の全作品を、四十一歳で亡くなる前、親友のマックス・ブロートに焼き捨てるよう言い残して死にました。
これは一体どういうことなのでしょうか。私はいつも、彼の作品を読むたびに魅了されながら、このこと(彼の遺言)について考えてきました。しかし、答は見つかりません。
今回は、彼の代表作「変身」を中心に、カフカという不思議な作家について、私の作家生活と重ねて考えてみようと思います。”

●つじはら・のぼる●
昭和二十年(一九四五)和歌山県生れ。織田作之助賞選考委員。