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昼間部・森口透チューター、在任6年間を締めくくる最後の組会(クラスゼミ)


2014年4月から丸6年間、昼間部の本科小説クラス(土)を担当されてきた森口透さん(77歳)が、今日をもって大阪文学学校のチューターを退任されることになりました。
森口さんは、神戸製鋼所を経て、大阪の米国総領事館に政治経済専門官として勤務していた57歳のとき、文校へ入学。研究科終了までの4年間、文校で学び書いたあと、同人誌活動へ場を移されています。その後、奥野忠昭・元文校理事の推薦で、チューターを引き受けていただいていました。

10名出席のあった今日の組会(クラスゼミ)の最後に、クラスで用意した花束とお菓子が贈られました。また、堀越さんから感銘深い長文の“送別の言葉”が読み上げられました。それに応えて、森口チューターから涙声で“感謝の言葉”が述べられ、最後は「みんなが作家になれるとは思いませんが、ここで学んだことが人生を豊かにすることは間違いありません」と結ばれました。【記念写真】の中央が、森口さん。

ほんとに、永い間ご苦労さまでした、ありがとうございました。
なお、森口クラス出身者による“送別会”が、近々2つ持たれる予定になっていたそうですが、今の騒々しいご時世が落ち着くまで延期になったそうです。

◎森口クラスの卒業生で文学賞を受賞するなど活躍された方々は、次のとおり。≪≫は森口クラス在籍年。
●≪18年、19年≫鷹田雅司さん・・・『樹林』653号(在校生作品特集号)掲載作「ライダーをたおす」(58枚)が『季刊文科』(鳥影社)19年秋季号に転載。
●≪16年≫宮本志朋(しほ)さん・・・小説「Bとの邂逅」(500枚)で第9回ポプラ社小説新人賞受賞。応募611編。賞金200万。
●≪15年≫烏有真由樹さん・・・第55回文藝賞(河出書房新社主催)の最終候補4作に残る。応募1728編。
●≪14年≫水野瑠見さん・・・青春小説「14歳日和」(320枚)で第59回講談社児童文学新人賞受賞。応募530編。講談社から単行本化。各地の高校入試問題から、進学塾の教材まで、引っ張りだこ。
●≪14年≫月吹友香さん・・・小説「赤い星々は沈まない」(50枚)で、第18回女による女のためのR‐18文学賞大賞(新潮社主催)を受賞。
●≪14年≫河内隆雨さん・・・同人誌『あべの文学』に発表した小説「隣人」で第12回全国同人雑誌最優秀賞<河林満賞>(文芸思潮主催)を受賞。

(小原)