夕方、夜・松本クラス在籍の山口貴代さんが、発売されたばかりの娘さんの本を携えて、文校事務局にやって来ました。
山口さんは、夜間部のぼくのクラスからスタートして、この３月で４年半の文校在籍でした。近年、文校と劇団大阪の二足のわらじだった山口さん、「年齢のことを考えたら、文校で頭をつかうより、演劇で身体を動かしたい」という名言を残して、今日をもって文校生活にいったんピリオドを打つことになりました。
“性別を越えた服づくり”に励んでいる山口さんの娘・ブローレンヂ智世さんは一度、山口さんに伴われて文校を訪ねて来たことがあります。自著『ワンピースで世界を変える！』の帯に載っている人です。
「ちゃんとしたところである」と証立てたかったのでしょうか、山口さんは娘さんばかりでなく、別な日に庭師で寡黙なダンナさんを連れてきたこともありました。
『ワンピースで世界を変える！』のなかには、メディアへの「プレスリリース」の書き方を一から教えてもらったとして、大越裕さんも登場していて懐かしいでした。
『ＡＥＲＡ』などで堅実な仕事をしているライターの大越さんは、文校で山口さんと同期生でした。

（小原）