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48人目の秋期新入生。夜・西村クラスを見学した晩に入学を決断!

大阪市の女性が、14日(月)に事務局に電話してきました。「もう明日が冬休み前、最後の組会(クラスゼミ)なんですが・・・・・・」と伝えると、翌15日(火)夜、本科小説・西村郁子クラスを見学にやって来ました。
チューターをふくめて9名出席(もう一人がZoom参加)で、2時間かけ2作品を合評しおえたあと、事務局に来てもらいました。ぼくと二人の話が、30分を超えて盛り上がりました。その一端は、その晩12時前にメールで届いたオンラインによる「入学申込書」に記されていた文章(以下に全文掲載)にあらわれています。
なお、いつのことだったか聞き忘れましたが、日経新聞に目を通していて、そこに書かれていた木下昌輝という人のコラムに関心がわき、この人はどういう人かとネットで調べていたら大阪文学学校出身とあったのだそうです。そこから、14日の電話につながっていきます。

※入学のきっかけや書きたいテーマなど※
【アゴタ・クリストフ、ジュンパ・ラヒリやクセニヤ・メルニクの作品のような、移民文学と呼ばれるカテゴリーに常に興味があり、母語ではない言語で文章を書きたいと思ってきました。
多和田葉子がドイツ語で作品を書いているように、私は自分のネイティブ言語ではない英語で書きたい。なのに、日本語で文学を書くこの学校になぜ入学するのか、という話になるわけですが、今年、当初計画していた米国移住がコロナのおかげで頓挫しました。今の私の英語は、仕事をする上では問題ないものの、文学を書くには少し、いや、だいぶ足りない。さらに、現在は日本に住み続けて日本語力を日々無意識に積み上げている。おそらく来年も米国ビザはしばらく厳しいだろうし、この先一、二年は日本にい続けるだろう。ならば、目の前にある日本語で制作をしてみるか、と思い立ちました。
言語を問わず書くこと、仕事の合間に書くためのプレッシャーを自らに与えること、自分がどんなものが書けるのか書きたいのかを書きながら知ること、そして、自分が書いているものがほかの人から見てどういうものなのかを知ること。この学校で学び、こういったことを実行したい、そう思ったことが、入学のきっかけです。】

(小原)