文校ブログ

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夜間部・尼子一昭チューター、在任28年半を締めくくる最後の組会(クラスゼミ)

1993年4月から28年半もの長きにわたって、主に夜間部の専科小説クラス(金)を担当されてきた尼子一昭さん(もうすぐ77歳)が、今夜をもって大阪文学学校のチューターを退任されることになりました。
尼子さんは、チューターになられる前、85年10月から3年半、小説・詩合同クラスのサブチューターを務められてもいました。

7名出席(2名欠席)のあった今夜の組会(クラスゼミ)では、9時ごろに2作品の合評を終えた後、尼子さんから「チューターの任をやりきった感があります。皆さんは、健康に留意しつつこれからも書き続けてください」などの短い“退任の辞”が述べられました。
記念写真【左から4人目の白シャツ姿が尼子さん】を撮った後しばし、文校の近くの中華料理店から取り寄せた千円の弁当を皆で黙食しました。

コロナ以前の尼子クラスは、ともかく文校の外での飲食付きの語らいが多いクラスでした。7月・ビアガーデン、9月・朝まで会、12月・忘年会、3月・朝まで会、と年4回の恒例行事がありました。特に旅館でおこなっていた「朝まで(飲み語る)会」には、尼子クラスの現役生とOBが多い時は30名以上つどっていました。「朝まで会」は、計48回を数えていたそうです。

尼子チューター、ほんとに永い間ご苦労さまでした、ありがとうございました。コロナの時世になっていなければ、大々的な“送別会”がおこなわれたでしょうに・・・・・・。

◎尼子クラスの卒業生で文学賞を受賞するなど活躍された方々は、次のとおりです。
●小林ゆり(麻宮ゆり子)さん・・・第19回太宰治賞受賞、第7回小説宝石新人賞受賞
●藤岡陽子さん・・・『きのうのオレンジ』『金の角持つ子どもたち』(ともに集英社)など話題作多数。
●木下昌輝さん・・・『宇喜多の捨て嫁』などで3度直木賞候補
●中西智佐乃さん・・・第51回新潮新人賞

(小原)