文校ブログ

ブログメニュー
カテゴリー
最近の記事
バックナンバー
年別アーカイブ

月別アーカイブ

2022年7月
« 6月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

[11/29東京新聞][『小説すばる』12月号]朝井まかてさん・第34回柴田錬三郎賞受賞


〔11/29「東京新聞」より〕


〔『小説すばる』12月号より〕

朝井まかてさん(文校修了生で直木賞作家)が、森鷗外の末子を描いた長編『類(るい)』(集英社/1900円+税/500頁)で第34回柴田錬三郎賞を受賞されたことは、既に10月5日文校ブログでお知らせしてあります。『類(るい)』は今年3月、文学部門で2020年度芸術選奨・文部科学大臣賞を受賞していて、柴田錬三郎賞とあわせて、ダブル受賞となったことも。

11月19日に東京でおこなわれた、その柴田錬三郎賞などの贈賞式の様子が、11/29東京新聞に載っていました。
また、『小説すばる』12月号には、同時受賞の朝井リョウさん(受賞作『生欲』)とならんで、朝井まかてさんの“受賞の言葉”が掲載されています。

第34回柴田錬三郎賞(主催/集英社)の選考委員は、伊集院静、逢坂剛、大沢在昌、桐野夏生、篠田節子、林真理子の六氏。そのうち、伊集院静さんと逢坂剛さんの【選評】を『小説すばる』12月号より抜粋して紹介します。
【伊集院・選評】・・・・・・ごく平坦な生き方をした類を、面白いと感じたところに、この作者の、物語の予兆を作品毎に成長させている才能の所以(ゆえん)があるのだろう。関西在住の女流作家と言えば、この賞の選考委員を長くしておられた田辺聖子さんを思い浮かべるが、今や朝井さんの仕事振りは、田辺さんへ近づかんとされているのではと感じてしまう。ここ数年さまざまなところで、朝井さんの作品を文学賞でみかける。安定感を増していらっしゃるのだろう。久々にあらわれた関西の女流文人と言えよう。・・・・・・
【逢坂・選評】・・・・・・まかて氏は、資料を博捜渉猟して丹念に読み込み、それを作品に昇華する点において、抜群の才能を発揮する。まさに馬力、牽引力に恵まれた作家である。これまでと同様、これからもその力量を存分に、発揮していただきたい。・・・・・・

◆朝井まかてさんは、2006年4月から1年間、大阪文学学校夜間部に在籍、その後1年間休学。在籍中、『樹林』在特号(06年12月号)に掲載された「われら、勝手につき」やその続きものとしてクラスに提出された作品を大幅に書き直した『実さえ花さえ』で08年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞(講談社文庫では『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』と改題)。その後の活躍は、『小説すばる』12月号からの転載ページにあるとおり。
2020年春期から大阪文学学校特別アドバイザーを引き受けていただき、春と秋の文学学校の入学式には臨席して、“新入生のみなさんへの言葉”を20分間のべていただいています。

(小原)