文校ブログ

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『望星』3月号(東海教育研究所・発行)で、朝井まかてさん(文校修了生で直木賞作家)が髙島幸次さんと対談。

ホストの歴史学者・髙島幸次さんに、『大阪を生きる12人の物語』の記念すべき第1回に招かれた朝井まかてさん。対談は、昨年12月中旬に大阪天満宮でおこなわれたとのことです。お二人の“大阪”と“小説”をテーマにした楽しい掛け合いが、『望星』3月号(東海教育研究所・発行)誌上で10ページにわたって繰り広げられています。
そのうち、朝井さんと大阪文学学校の関わりに言及した部分を転載させていただきました。朝井さんがどれほど文校に入れこんでいたか、がよく窺えると思います。
朝井さんは1年間、ぼくのクラスに属していて、毎週10数名でワイワイと作品合評をやっていたのですが、1年間30回(今は32回)のクラスゼミを欠席したことは一度もありませんでした。それどころかゼミの後、近くの居酒屋で持たれていた2次会も終電まで皆勤でした。
文校在籍時にその原型を描いたデビュー作『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』や、森鷗外の末子を描いた『類』、草木や狐がしゃべるファンタジー小説『雲上雲下』、大坂の豪商の相続争いを題材にした『悪玉伝』などの朝井さんの多岐にわたる著作に、歴史学者の視点から髙島さんが突っ込みを入れ、それに朝井さんがきちんと応じ、読みごたえのある対談になっていました。

(小原)