文校ブログ

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新入生70名(夜16、昼23、通教31)の皆さんへの「ハガキ一枚」課題、ぞくぞく届いています。◆作品発表・第1弾【通教部・友定ますみさん】

今春の新入生70名の皆さんに、案内チラシ(5月11日文校ブログ参照)と所定の〈課題ハガキ〉を、5月10日過ぎに手渡しないし郵送してあります。
ハガキのかわりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、その方が助かります。締切は6月3日(金)必着とします。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。

        *      *
今日までに14名の方から届いているのですが、その中から、友定ますみさん(通教部/82歳)の作品を紹介します。   (小原)

        ☆       ☆ 
 私を売り込みます   友定ますみ(通・小説・塚田C 兵庫県神崎郡)

 農家ではないのですが、私は畑作が大好きです。家を建てた時、近くに頃合いな畑があり村が入札するということでした。どうしてもほしかったので、私としてはとても高額だったのですが、手に入れることにしました。畑が好きな理由は、種をまいて芽が出た時や育つ過程の喜び、そして何と言っても収穫の喜びです。次々といろんな作物が収穫出来、家族の食事作りを受け持っている私は無駄なく利用することを考えています。
 今はいちごの最盛期です。いちごは年中手間が要ります。収穫が終わるとランナー(親株から横に伸ばして子株を作るつる)を伸ばし苗を取ります。その苗を植え替え、立派な苗に育てます。十一月頃、本苗植えとします。翌年三月頃、ビニールを敷いて実が汚れないようにします。
 今年は管理がよかったのか、百本余りの苗が立派に成長し、今毎日のように家族で食べきれないくらいの量のいちごを収穫しています。勿論、御近所さんにも食べて頂きます。
 私は、心がくたびれた時、ふと畑を思い浮かべると心がいやされます。草取りや肥料配分、耕作と作業も大変ですが、私は収穫が終わって畑一面が土に返ったのを見るのも好きです。
土の力、土に返る。私もいつか土に返るのだなあーと。