文校ブログ

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☆新刊紹介☆加藤清三郎さん(夜間部研究科)第一文集『返り梅雨』(私家版)

大阪市在住の加藤清三郎さんは、大阪文学学校へ2015年4月入学で、夜間部の津木林、青木クラスなどを経て現在、平野クラスに在籍中です。
第一文集『返り梅雨』には、文校に入ってから書き、『樹林』や同人誌に掲載されたものを中心に、掌篇5篇、短編3編が収められています。
短篇のひとつで表題作になっている「返り梅雨」は、選ばれて『樹林』在校生作品特集号(2018年6月号)に掲載され、その後19年度(第39回)大阪文学学校賞・小説部門の奨励賞に選ばれています。

『返り梅雨』の“あとがき”では、日野範之さん(昼・文章講座担当)などお世話になった幾人ものチューターや写真を提供してくれた通教部生・中能茜さんへの謝意がつづられています。
その“あとがき”を抜粋して、次に紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【・・・・・・・・・≪略≫・・・・・・・・・
 五十代半ばにさしかかり、私の仕事は現場作業からデスクワークに移っていきました。会社で読む本は「会社法、金商法」関係、書くことは「業務報告書」を繰り返していました。これも寂しいなと、定年が延長され、六十歳を超えたころから小説を読むようになりました。
・・・・・・・・・≪略≫・・・・・・・・・
 二〇一五年四月、六十三歳で大阪文学学校に入学して早や七年。毎期、組会への提出小説二篇、公開文章講座への提出掌編六篇、公開詩の講座への提出詩六篇を、多くの助言者(チューター)のお力を借りて書いてきました。
・・・・・・・・・≪略≫・・・・・・・・・
「返り梅雨」は非正規労働者の今、生きづらさを描きました。
「キャッチャー・ミット」は労働現場で世話になった人のことをモチーフにして、死に別れた寂しさを描きました。
「蛍光灯」は工場で働く人の地味な人生と、まわりの仲間たちのつながりを描きました。
 掌編は父親なしで生きてきた自分の気持ちを押さえながら、ほんのりとそれが浮かぶように描いてきました。
・・・・・・・・・≪略≫・・・・・・・・・】

(小原)