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【25日(土)】・・第25回小野十三郎賞贈呈式、一般公開でおこなわれる。

11月25日(土)午後1時30分から4時すぎまで、中之島フェスティバルタワー12階のアサコムホールにおいて、第25回小野十三郎賞の贈呈式が、高田文月チューター(小野賞事務局)の司会のもと約50名の出席でおこなわれました【写真・上から②番目、右端が司会の高田さん】。
コロナのために2年前(第23回)と3年前(第22回)は、大阪市北区の朝日新聞社の一室において、受賞者と主催・共催関係者のみの臨席で賞状と賞金目録の授与式のみでしたが、昨年(第24回)から従来どおり一般公開のかたちで執りおこなっています。
なお、今回の贈呈式の受付を今秋の新入生2名など5名の在校生と修了生1名が手伝ってくれました【写真・①番上】。

贈呈式の第1部では、まず大阪文学協会(文校の運営母体)小野賞実行委員会代表の葉山郁生さんの主催挨拶があり、つづいて詩集部門について細見和之・文校校長、三井喬子さん(埼玉)、犬飼愛生さん(愛知)、詩評論書部門について葉山代表、添田馨さん(埼玉)と5名の選考委員から選考経過が述べられました。

そして授与式に移りました。詩集『水差しの水』(編集工房ノア)で本賞受賞の江口節さん<兵庫>、詩評論書『伊東静雄――戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)で特別奨励賞の青木由弥子さん<東京>それぞれに、賞状と賞金目録(本賞30万円、特別奨励賞10万円)が授与されました。そのあと、お二人の受賞挨拶がありました【写真・③番目は江口さんへ葉山代表から賞状授与/④番目は青木さんの受賞挨拶/⑤番目はお二人そろって】。
最後に、共催の朝日新聞文化部の藤橋一也・大阪担当部長、後援団体である澪標の松村信人さんから挨拶がありました。

第2部は、選考委員のお一人である添田さんが、「現代詞人『中島みゆき』という在りかた」というタイトルで一時間ほど講演をおこないました。パワーポイントを使って、中島みゆきの歌詞の意味についてユニークな分析を披露され、会場を沸かせてくれました【写真・⑥番目/左端が添田さん】。

受付テーブルの上に並べていた受賞作2作および添田さんの主宰する同人誌『Nemesis』第8号が、あわせて20冊売れました。

◎4時20分頃からは、12階から地下1階に下り、『ワインホールグラマー中之島』に場を代えて、贈呈式と同様に高田チューターの司会で《受賞者をかこむ懇親会》が開かれました【写真・⑦番目】。30数名の参加がありました。そのうち、文校チューターは3氏(中塚鞠子、松本衆司、高橋達矢)。

(小原)