文校ブログ

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春期8人目の新入生は長野市から【夜間部へ】、9人目は高知県から【通教部へ】

春期新入生が2名誕生しました。紹介します。

◎長野市の61歳女性=⇒夜間部/詩・エッセイ(木)クラスへ
オンラインで春期生としての「入学申込書」がとどいた後、間をおかずして質問のメールが飛び込んできました。「気持ちが変わらないうちにすぐにでも始めたい。2月2日(木)夜の詩クラスにZoomで参加できないでしょうか」というものでした。
入学申込書に記載されている携帯の番号に電話をしてみました。ほんとうに4月まで待てない、1度は深夜バスで通いたい、というぐらい早期の入学を望んでいました。
それで、4月からの学費に一定額を上乗せすることで、明後日・2日から松本衆司クラスにZoomで入ってもらうことになりました。
入学申込書には、次のように書かれています。
【若い頃田辺聖子さんの小説にときめきました。田辺聖子さんの出身校という事でこちらの学校を知りました。
自分の節目の歳で、自分を改めて整えたく、自分の言葉で言葉を書いてみる事で、心の豊かさ、他者への伝え方を、高めたらと思います。
テーマはまだ絞り切れていませんが、身の回りの人、自分の最近真剣に始めて心奪われている草花、料理など自分の生活と長年来の夢実現に関して、などなどの心の動きなどになるかと思います。】
影響を受けた作家・詩人として【田辺聖子 新川和枝 草野マサムネ 忌野清志郎】を挙げています。

◎高知県の37歳女性=⇒通教部/小説クラスへ
オンラインによる「入学申込書」には、次のように書かれていました。
【高校生の時に描いた作家になる夢を叶えたいという思いが芽生え、一歩進んでみようと入学を決めました。
自分の中にある言葉にならない思いを小説やエッセイで表現してみたいのですが、なかなか作品が最後まで仕上がりません。文学学校でひとつでも形にしたいと思っています。
書きたいテーマは、私自身も探している「生きていることの喜び、楽しさ」です。】
影響を受けた作家は【吉本ばななさん、江國香織さん】。
次のような付記もありました。
【現在、高知の文学学校に通っていますが、書いた小説を個別指導するシステムがないということで、貴校の存在を教えて頂きました。】

―――――そうなんです。高知文学学校もあるんです。ほかに、機関誌を送っていただいているところとして、函館文学学校、横浜文学学校があります。数十年前には、全国各地に“文学学校”を名乗っているところは十近くあったと思います。

(小原)

今夜の秋期第7回学生委員会に教室7名、Zoom5名の出席。5/14(日)新入生歓迎“文学散歩”の行き先を議論。

今夜の学生委員会では、5/14(日)新入生歓迎“文学散歩”の候補地について話し合いました。
また、まもなく発行予定の「学生新聞コスモス」について最終的なチェックをおこないました。
『樹林』在特号に関しては只今、各クラスからの選考委員が各自、応募作品を読んで評点をつけている段階です。
問題になっている一つに、【原稿用紙換算枚数】の数え方があるそうです。
それについては、『樹林』23年1月号(通教部作品集)の編集後記で、真銅事務局員が次のように書いています。ぜひ、参考にしてください。

【パソコンで作品を書く場合、どうやって枚数を計算していますか。作品の枚数とは一般に、四〇〇字詰め原稿用紙換算枚数のことをいいます。パソコン原稿の場合、正確に数えるためには、作品完成時にいったん書式を二〇字×二〇行に設定して画面上で確認します。もし、その操作が難しいようでしたら、例えば四〇字×三〇行の書式の場合、一ページ四〇×三〇=一二〇〇字と計算して、原稿用紙三枚分と概算できます。なお、ワープロソフトの文字カウント機能は使用しないでください。入力した文字以外の空白部分を数えませんので、実際より少ない枚数になります。ときには驚くほどの誤差が生じることもありますので、賞に応募する際などは、とくに注意が必要です。】

次の学生委員会は、2月13日(月)午後7時からです。文校生なら、だれでも、いつからでも入れます。

(小原)

【1月29日(日)/大阪文学学校】ご遺族5名を迎えて“高畠寛さんを偲ぶ会”。34名参席。

大阪文学学校チュター歴50年、大阪文学協会代表歴22年を数えた高畠寛さん(享年85)が逝去されてから1年余りが経った1月29日(日)、午後2時から“高畠寛さんを偲ぶ会”を文校で開きました。ご遺族(夫人、長女とその小5息子、次女とその中2娘)など34名が参席されました。ご遺族5名に、葉山代表理事、細見校長、現チューター6名、元チューター2名、現文校生5名、文校修了生11名、事務局3名。遠くは愛知県、三重県、岡山県、香川県などから駆け付けられた方もいました。


【“偲ぶ会”の全景】
“偲ぶ会”の第1部で司会を務めたのは葉山郁生・大阪文学協会代表理事。冒頭、葉山代表理事の発声で、高畠さんに黙祷がささげられました。
その後、高畠さんにゆかりのあった参会者から、小説集や評論集など12冊の著書をもつ高畠さんの《人と文学》が語られました。・・・・・・スピーチ順にチューター団から細見和之(校長)・奥野忠昭・日野範之・佐伯晋・津木林洋・中塚鞠子・美月麻希・石村和彦・西村郁子の各氏、さらに高畠さんが中心的にかかわっていたグループから三原后代(エコー読書会)、高原あふち(同人誌「あるかいど」)、高松博子(同人誌「空とぶ鯨」)の各氏、最後の登壇は小原政幸(事務局長)でした。
第1部が終了したのは、午後3時45分ごろ。


【第1部の中で、ご遺族を代表してあいさつする治子夫人。左側の簡素な祭壇の遺影は、自宅から持参していただいたもの】
夫人から家で高畠さんが執筆する姿などを話していただいたあと、長女・佐麻里さんと次女・友由紀は高畠さんの日常の生活ぶりをユーモラスに浮かび上がらせてくれました。


“偲ぶ会”の第2部・懇親会の冒頭、愛知県の通教部修了生・住田真理子さんに献杯の音頭を取っていただきました【写真/中央奥】。住田さんは、文校の名物チューターの一人に数えられる故・木辺弘次さんの娘であり現在、同人誌「あるかいど」に属しています。
第2部では、第1部で話することのなかった全員に自分の席から、マイクを通して、高畠さんの思い出や自分の近況についてしゃべってもらいました。
このコロナ下、久しぶりにまみえる機会となった人同士も多く、お酒がすすんでいました。流れ解散でしたが、10名ほどは7時30分過ぎまで残っていました。

◆懇談会のとき、遺族席でいろいろ話をうかがいました。
高畠さんは、天王寺区生玉町の齢延寺に納骨されているそうです。桜の木の下に、樹木葬によるお墓があるそうです。

(小原)

井垣厚子さん(文校修了生)のエッセイが、22年度「笑顔感動ものがたり」(愛媛県主催)で佳作に選ばれる。◆井垣さんは2/1(水)箕面FMにゲスト出演し、自らの『お節料理』の本について語ることになっています。

豊中市の井垣厚子さんは、2020年4月から1年間、大阪文学学校夜間部・本科小説・西村郁子クラスに在籍されていました。

応募4,158点の中から、22年度「笑顔感動ものがたり<エピソード部門・一般>」の佳作(最上位20点の中に入る)に選ばれたエッセイのタイトルは「キャンサーギフト」(800字)。内容は、「息子が日本赤十字社から贈られた献血100回の感謝状。それは30年以上前に、がんの手術のためたくさんの輸血を受けた私の話を聞いた息子なりの思いやりだった。」というものです。

昨年11月15日・文校ブログでお知らせしましたが、井垣厚子さんは、ソフトカバーのムック本『孫に伝えたい私の50年お節』(総80頁)を刊行されています。そこでは、井垣さん自身が50年間にわたって作り続けたお節料理を、その調理法などをまじえて全面的に紹介しています。「昔からのお節」「基礎のお節」「お手軽お節」「手間かかるお節」「豪華お節」「子どもお節」など全部で43種類。
その『お節料理』本に関連して、来たる2月1日(水)、みのおFMタッキー816(FM RADIO 81.6MHz)にゲスト出演することになっています。“植田洋子とTea For Two”という午後3時からの1時間番組です。同夜9時から再放送。

(小原)

春期7人目の新入生は、文校生“空白県”の大分から。70歳女性が、作品審査を経て通教部・専科へ飛び級。

大分県の方は一人だけ、昨年9月まで通教部にいたのですが、それ以降“空白県”になっていました。これで、文校生は全国にまたがり、38都道府県に存在することになります。

すでに学費の振り込みをされていた大分市の女性から今日、封書で「入学申込書」といっしょに、専科へ飛び級入学を希望する審査作品(35枚の小説)がとどきました。20年以上も同人誌経験のある方で、なかなか面白い作品でしたので、審査パスの電話を入れました。すると、こちらが恐縮するぐらい、大変な喜びようでした。
女性の属する同人誌は千葉県を本拠としており、現在通教部生の千葉のその同人仲間から、大阪文学学校のことは紹介されたのだそうです。匝瑳市の鷺町さん(美月クラス)、ありがとうございま~す。

(小原)