文校ブログ

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《2023年度春期入学3人目》神戸市の71歳男性が、通教部/エッセイ・ノンフィクション(音谷)クラスへ。

冬休み前に入学手続きをされた奈良県大和郡山市の29歳男性(夜間部へ)、東京都江東区の61歳男性(通教部へ)に次いで、3人目の23年春期(4月9日開講)の新入生がオンラインで誕生しました。
神戸市の71歳男性です。昨年10月に3度、メールで質問をいただきお答えしていた方です。すでに、通教部/エッセイ・ノンフィクションクラス担当の音谷健郎チューターの著書『解放の文学――100冊のこだま』を読まれているとのことでしたので、音谷クラスに入ってもらいました。

「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”の欄には、次のように記されていました。
【書いてみたいものは今のところ次の二つです。①作家・市民運動活動家の小田実さんについて、及び彼の作品についての評論。②反戦川柳作家の鶴彬さんについて、及び彼の作品についての評論。
差別者という視点での、池田小学校事件加害者・宅間守に関する評論形式での考察を、1年半ほど前に書き、冊子にしました。
たとえ少しだけであっても、読む人の心に響くものを書きたいです。読んだ人に「ああ、そうなんや」と思ってもらえるものを書きたいです。
余談、別件ですが、歌を作って歌っています。】

(小原)

祝☆平石蛹さん(文校修了生/25歳)が第57回北日本文学賞・選奨を受賞。文校関係者で選奨(第2席)受賞は2018年以降では、4人目!

2019年10月から1年間、大阪文学学校夜間部・西井クラスに在籍されていた平石蛹(ひらいし・さなぎ)さんの小説「渦の底から」が、宮本輝氏選「第57回北日本文学賞」(主催;北日本新聞社)の選奨に選ばれました。国内外からの応募958編の中で、第2席。副賞30万円。
平石さんの受賞作「渦の底から」(約30枚)は、1月9日(月)の北日本新聞紙上に全文掲載されていて、2月11日(土)午後3時からは富山シティエフエムでラジオ朗読されます。贈呈式は1月28日(土)、富山市内のホテルで。
下の引用は、北日本新聞ウェブから。
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■今だから書ける作品/選奨・平石蛹さん
 初の応募で選奨に輝いた。原稿用紙30枚に収めることに苦心し、締め切り間際まで推敲を重ねた。「小説を書き始めてからずっと、北日本文学賞に挑戦したいと思っていた。『今年こそは』という思いで臨んだ」と語る。

 受賞作は新型コロナの影響で勤務先が倒産し、アルバイト生活を送る20代女性がホームレスの男性と心を通わせる姿を描く。男性につらい胸の内を打ち明けると、将棋の駒で運試しすることを持ちかけられる。「コロナ禍の今だから書ける作品に仕上がったのかなと思う。不遇な時でも、前向きになれるきっかけが身近に転がっているということが伝わればうれしい」と言う。

 物語の要となる将棋は小学生の頃、同居していた祖父と指したことがある。当時の記憶をたぐり寄せ、面白さを随所に取り入れた。「贈呈式には、ぜひ祖父と一緒に出席したい」と喜ぶ。

 5年前、小説の執筆を始めた。大阪市で働きながら、時間を見つけて創作している。公募文学賞には10回ほど挑戦し、昨年は二つの賞で候補作に選ばれた。今回の選奨受賞を受け、プロ作家を目指す気持ちがより強くなったという。「これからも自分自身が読みたいと思うものを、時間をかけて書いていきたい」と話した。

◆プロフィル◆
 ひらいし・さなぎ 1997年京都府生まれ。接客業。2022年女による女のためのR―18文学賞候補、ちよだ文学賞候補。

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◆大阪文学学校の修了生で、57回を数える「北日本文学賞」(第1席)を受賞された方は過去に、2人います。
◎第40回(2005年度)・・・飛田一歩さん・作品名「最後の姿」
◎第4回(1969年度)・・・山村睦さん・作品名「大鹿」

◆第2席にあたる「選奨」に選ばれた文校の修了生・在校生は今までに、6人います。7人目となる今回(第57回)の平石蛹さんは、この5年間に限ると4人目になります。
◎第55回(2020年度)・・・岡本佳奈さん・作品名「家外不安全」
◎第54回(2019年度)・・・囃方怯(はやしかた・ひるむ)さん・作品名「庭」
◎第53回(2018年度)・・・石井渉さん・作品名「ピカドンと天使と曼珠沙華」
◎第49回(2014年度)・・・三原てつをさん(昼間部研究科在籍中)・作品名「空の味」
◎第40回(2005年度)・・・藤岡陽子さん(『メイド・イン京都』(朝日新聞出版)で2021年度の“京都本大賞”受賞)・作品名「結い言(ゆいごん)」
◎第36回(2001年度)・・・吉澤薫さん・作品名「空を仰ぐ」

(小原)

昨夕(1/11)の朝日新聞・・・文校の大先輩・田辺聖子さん(19年6月、91歳で逝去)の小説『私的生活』が取り上げられる。

上の朝日新聞の記事の中にあるNHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」の再放送をみて、大阪文学学校の存在を知り入学してきた人が昨年、鳥取、鹿児島などから5名ほどいました。

◆2019年6月6日に91歳で亡くなられた大阪文学学校の大先輩作家・田辺聖子さんは、1928(昭和3年)大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校を卒業したあと、家計を助けるため金物問屋に事務員として就職。そこを26歳で退職し、大阪文学学校に入学。本科4期(56年5月)および研究科1期(57年11月)卒。同人誌でひたすら小説を書き続け、64年「感傷旅行」で第50回芥川賞を受賞する。その後、女流文学賞、吉川栄治文学賞、菊池寛賞、泉鏡花文学賞、朝日賞などを受賞。2008年文化勲章受章。2004年3月20日“大阪文学学校50周年記念祭”において、「私の文学人生」と題して講演。

◆NHKテレビ「芋たこなんきん」(再放送)については、次を参照。
大阪文学学校HP・お知らせ欄(22年3月29日)

大阪文学学校ブログ(22年4月2日)

(小原)

『樹林』在特(6月)号応募の締切は、14日(土)午後3時厳守。

『樹林』在特(6月)号への応募は、14日(土)午後3時まで、ぜったい厳守とのことです。土曜日は、郵便は速達しか配達されなくなっていますので、ご注意のほどを。
文校持ち込みも、同じく午後3時までです。

その日、午前11時ごろから学生委員会・在特部は少人数、教室に集まり、作品の分類やリスト作り、発送作業をおこないます。
“作品応募規定”などは、昨年末に全校生に郵送した「『樹林』2023年6月号(在校生作品特集号)掲載作品および選考委員募集のお知らせ」(大阪文学学校学生委員会在特部発行)をご覧ください。
22年12月13日文校ブログ参照。

◆14日、別な教室では、午後0時~2時45分に本科小説・大西クラスと専科研究科小説・津木林クラスのゼミ、3時~5時に公開/詩の連続講座(担当;中塚鞠子チューター)をおこないます。
マスク着用や手指の消毒をお願いするとともに、教室の換気や座席位置の間隔空けなどの感染予防対策をとります。

(小原)

冬休み明け昼・夜間部組会(クラスゼミ)スタート! 4クラスとも、対面合評に加えてZoomを活用。

予定どおり、今日から冬休み明けのクラスゼミが開始され、昼間部の本科・小説/佐伯クラスが2023年最初のゼミ(作品合評会)にのぞみました。クラス員15名中、教室出席14名、Zoom参加1名でした。
作品合評を終え、近くのロシア料理店(クラス生のIさんが経営)で“新年会”を開くのだとかで、5時前にみんなで教室を出ていきました。
もう一つの火曜・昼間部クラスで、専科研究科・小説/伊藤クラスは、クラス員9名中、教室出席4名、Zoom参加4名(岐阜県からも)、欠席1名でした。

夜間部は2クラスありました。
詩エッセイ/高田クラスはクラス員13名中、教室出席5名、Zoom参加1名、欠席7名でした。欠席者の中には、今日から始まるのを忘れていた人、コロナの濃厚接触者などいたようでした。
本科・小説・西村クラス【写真】はクラス員14名中、教室出席10名(中学3年生も)、Zoom参加2名、欠席2名。ほかに、あらかじめ作品をメールでとどけていた女性の入学検討のための見学もありました。
教室のあとは、有志で居酒屋に繰り出した模様。

(小原)