文校ブログ

ブログメニュー
カテゴリー
最近の記事
バックナンバー
年別アーカイブ

月別アーカイブ

2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

今日の昼・詩の連続講座に15名。愛知県から、通教部の新入生も。

きょう午後3時から6時ごろまで、公開講座の昼・詩の連続講座(担当;高田文月チューター)がおこなわれました。愛知県、京都市からの今秋期新入生など15名の出席がありました。
そのうち、作品提出者は15名中13名が出席。

◆次回の公開講座は、12月12日(月)午後6時30分から文校教室でおこなわれる夜・文章講座(秋期2回目)です。津木林洋チューターが担当します。その講座の課題作品の締切は今日(土)で、11名から提出があります。

(小原)

●新入生「ハガキ一枚」課題●・・・作品発表・第3弾【通教部・平かよさん<沖縄県>/通教部・加藤三冬さん<東京都>】◆◆未提出の方、急いでください。

今秋の新入生54名のみなさんに提出をもとめている〈課題ハガキ〉の既着分のなかから印象的な作品を紹介する第3弾は、平<たいら>かよさん(通教部・詩エッセイC/沖縄県宮古島市)と加藤三冬<みふゆ>さん(通教部・小説C/東京都文京区)のものです。
第1弾は百武ひらりさんとゆうゆうさんの作品(11/12文校ブログ)、第2弾は内田さん、佐々井サイジさん二人の作品(11/17文校ブログ)でした。 
〈課題ハガキ〉の締切は延ばしていて、12月8日(木)までです。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
ハガキの代わりに、メールで送っていただいてもかまいません。 (小原)

        ☆       ☆ 
 私の歩んできた道   平かよ(通・詩エ・冨上c)

 いつも道標となる存在を求め続け、さびしい道のりだったと思う。島で生まれ育ち、男尊女卑の慣習が当たり前で、女であることに負い目を感じ、周りの大人たちに認められるためだけに生きていた。
 一生懸命努力して、三度目の試験に受かって教職に就いてみたが、社会も常識も人も、自分さえもまるで変わらなかった。教職は十年で退職。結婚生活は四年で破綻した。
 その後子育てしながら、教育・福祉相談職を転々と勤め、親兄妹に支えられて、細々と生活してきた。趣味のヨガもフラダンスも半端で終わり、読書と祈りだけが続いている。シングル、イナカモノ、どちらも悔しい思いをしたが、腹の中でこっそり毒を吐いた。ひとり息子を無事に育て上げて社会に還すことが自分の社会貢献だと思ったから、やりがいもあった。笑いのセンスに溢れたオタクで優しいひげ面の愛すべき男子に仕上がった。
 一方で、人生が五十年を過ぎても私の求める指導者にはまだ会えない。正直さびしい。けれど、生まれ育った島にはそれを紛らわせてくれるものがあった。物言わぬ木々や、ざわわのキビ畑、素朴な草花たちである。彼らは台風に晒されても、日照りに焼かれても、必ず再生してみせるのだ。そして見渡せばいつも青い空と海が広がり、夜は星々の光が島を包み、島の彩りに抱かれてきたことを知るのだった。そのたくましさや、けなげさに私自身もまた力を得て、何度も生きなおしてきた。果てないさびしさも抱えつつ、私は今日も祈っている。光の放射のごとく、水面の波紋のように。「善きことよ 拡がれ!」

        ☆       ☆ 
 最近強く思うこと   加藤三冬(通・小説・美月c)

 コロナでの死者数も毎日報道されるが、最近その数字に一喜一憂しなくなり、『ウィズコロナ』に慣れた一方で、思いもよらず手放してしまった感覚について考えてみたい。 
 これは私の家から最寄りの地下鉄の駅に行く時に必ず前を通る一軒の家の話だ。その家には私の次女と同い年のお嬢さんがいる。
 それを教えてくれたのは、青いプラスチックポットに植えられた朝顔である。全く同じものがうちにもあり、小学校は違っても出された宿題は同じで一方的な親近感が芽生え、私にとってその家は風景の一部ではなくなった。
 去年の九月のある深夜、帰宅した夫から思いがけない話を聞かされた。帰る道すがら、その家の玄関に喪服の女性四人と制服姿の男の子、その前に白衣に黒い腕章をつけた男性二人、うち一人が白い骨壷を持っているのを目撃したというのだ。これが噂で囁かれている『コロナ葬の流れ』だと二人で確信した。今年の三月末まで、東京都ではコロナ死者の家族の火葬場での立ち会いを制限していたので、こういう形での帰宅となったのだ。家族の無念さを思うと、一気に胸が苦しくなった。こんなに近くにコロナで命を奪われた人がいる。何年経ってもコロナという病を軽く考えてはいけないということを強く心に刻みたい。

今夜の学生委員会(教室9名、Zoom5名)は、18日“文学集会”について3時間話し合う。

12/18(日)“文学集会2022”の目玉【詩のボクシング】の出場者を大募集しています。
自作詩の朗読+パフォーマンスで評価、勝敗を決めます。
次のQRコードから、【詩のボクシング】とはどのよなものか知ることができます。

◎豪華景品を用意しています。
◎審査委員は、文校の詩のチューターにお願いします。ただいま交渉中。
◎出場希望者は、文校学生委員会のメールへ。【bunkogakusei@gmail.com】

◆◆◆文学集会の前売りチケット(金券)1,100円分を1,000円で販売しています。当日チケット(金券)より、100円お得です。前売りチケットは昼・夜間部各クラスのチューターにあずかっていただいています。
通教部生は、11日スクーリングで来校の際、文校事務局でお買い求めください。

【大阪文学学校学生委員会より】

学生委員会主催の“文学集会2022”の前売り券、販売開始! 一綴り1,100円分を1,000円で!

学生委員会主催の文校・冬の恒例行事“12/18文学集会”では、3年ぶりに各クラスから模擬店を出すことになりました。
コロナ前は130人の人出があり、例年12、3店出ていたのですが、“密”を避けるために、今年は7店(+学生委員会)に絞ることになっています。昼間部では佐伯クラス、中塚クラス、夏当クラス、夜間部では高田クラス、松本クラスと、すでに5クラスが名乗りを上げています。
残りの枠は2店です。希望のクラスは、早めに学生委員会(または文校事務局)まで申し込んでください。

第2教室に、その5クラスの「模擬店一覧表」貼り出してありますので、それらと重ならないようにしてください。ガスコンロや大型の鍋は準備します。

●前売りチケット(金券)は、今夜から販売を始めました。≪1100円分≫が1000円です。クラスの学生委員からお買い求めください。学生委員のいないクラスは、事務局まで。
なお、文学集会に来れない人でも、学生委員会へのカンパとしてチケットを買ってくれたら嬉しいです。

◆秋期第1回の昼・詩の連続講座(担当;高田文月チューター)は、明日・3日(土)午後3時からです。作品の事前提出は15名からありまます。
◆秋期第2回の夜・文章講座(担当;津木林洋チューター)は12日(月)におこなわれますが、作品提出の締切は明日です。事務局へ持参OK。

(小原)

新入生「ハガキ1枚」課題、29名から届いています。締切を12/8(木)まで延ばします。未提出の方、急いでください!【できればメールで】

今秋の新入生54名のみなさんに提出をもとめていた〈課題ハガキ〉の締切は、当初の設定期日を過ぎましたが、提出人数が予測をかなり下回っています。今日現在(12/1)、昼間部17名中7名、夜間部16名中7名、通教部21名中15名という具合です。
できるだけ、新入生全員に書いていただきたいですので、あと1週間延ばし最終締切を12月8日(木)とします。できれば、メールでお願いします。
提出作品は全て、冬休み前・12月下旬発行の「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
11月9日文校ブログ参照。

(小原)