『季刊文科』101号・・・●『樹林』掲載の玄月「おっぱい」<芥川賞候補>と岡本千尋「誰そ彼のあわいに」<『文學界』転載>が話題に●『樹林』在特号などから在校生、所属同人誌からチューターや修了生の小説が取り上げられる

【大阪文学学校の修了生・玄月さんの「おっぱい」が載っている『樹林』は1998年10月<秋>号。その号は、新聞社などから事務局へ注文が相次いだ。「おっぱい」が候補にノミネートされるも芥川賞をのがした半年後に玄月さんは、『文學界』に発表した「蔭の棲みか」で00年1月、第122回芥川賞を受賞】

【夜間部専科・休学中の岡本千尋さんの「誰そ彼のあわいに」(58枚)が載っている『樹林』2024年11月号は在校生作品特集号。その作品は、まず第45回(25年度)大阪文学学校賞<小説部門>の佳作[賞金3万円]に選ばれ、さらに25年上半期同人雑誌優秀作[奨励金10万円]として『文學界』25年6月号に転載された】

【◎須藤薫子さんは通教部チューター。同人誌『飢餓祭』には文校修了生や在校生ががつどっている ◎山原倫さんは夜間部休学中、才原十五さんは夜間部・谷口C、高森よしかさんは昼間部・伊藤C。『樹林』Vol.712(25年5月号)は在校生作品特集号 ◎生姜塔子は通教部・飯田C。『樹林』Vol.714(25年7月号)は通信教育部作品集】

【◎塚田源秀さんは通教部チューター。『セル』は文校系同人誌】
◆鳥影社発行の全国文芸誌『季刊文科』101号〈25年秋季号〉において谷村順一さんの〝同人雑誌季評〟で取り上げられているのは、上の画像〔玄月さん、岡本千尋さん、須藤薫子さん、山原倫さん、才原十五さん、高森よしかさん、生姜塔子さん〕のほかに、文校系同人誌『あるかいど』第78号に掲載されている大阪文学学校修了生・切塗よしをさんの「駝鳥の見る夢」があります。
◆同誌の越田秀男さんによる“同人雑誌季評”でも、上の画像〔塚田源秀さん〕のほかに、次の文校修了生お二人の小説が取り上げられています。( )内は掲載同人誌名と号数。
◎竹野滴「ヘッド、ショルダーズ、ニーズ、アンド、トーズ」(麦笛・22号 宮城県)
◎高原あふち「日日是日日」(あるかいど・78号)
(小原)
