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☆新刊紹介☆種村宏さん(昼間部研究科)第一詩集『命のカレンダー』(澪標/定価2,000円)

大阪市の種村宏さんは、大阪文学学校の昼間部・詩/エッセイクラスへ2016年4月に入学されています。それ以来ずっと、中塚鞠子チューターのクラスに在籍されています。
種村さんにとって第1詩集の『命のカレンダー』には、38編の詩作品が収められています。そのうち、中塚チューターが帯文の中で触れている作品「再生の朝」は、21年度(第41回)大阪文学学校賞・詩部門で奨励賞を受賞しています。そのときは、筆名<南条ひろし>でした。

『命のカレンダー』の“あとがき”の前半部分を、次に紹介します。
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【大阪文学学校で詩を習い始めて、五年が過ぎました。詩作は、初めての経験で、絵画や書道を習うのと同じだろうと思っていました。しかし、書き始めてみて、大変なことになったと感じました。詩作は、思ったことを適切な言葉に置き換えることですが、当然詩人のようにはまいりません。書く内容は、今の自分自身、過去の人生、社会の動きになります。これらに加えて自分の価値観や感性が問われます。正直に申せば、自分自身が、作品のどこかに現れる怖い世界です。幸い学校では、個性が認められ自由に発表することができ、仲間もできて、老後の生きる支えになりました。・・・・・・<後略>・・・・・・】

(小原)