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昨夕(25日)の朝日新聞・社会面に、金時鐘さん(詩人/文校特別アドバイザー)が登場!

金時鐘(キム・シジョン)さんには“大阪文学学校特別アドバイザー”の任を引き受けていただいています。(もう一人の特別アドバイザーは、直木賞作家の朝井まかてさん)
金時鐘さんは、2015年2月まで18年半、年6~10回のペースで、公開“詩の連続講座”を受け持たれていました。その最終回(15年2月21日)は、在校生・OBやファン180名で大阪文学学校の教室は埋めつくされました。メディアも、朝日・共同・読売・NHKが取材に来ました。
2015年2月21日文校ブログ参照。
またそのときの模様は2日後、“詩人金時鐘さんが最終講座――現実認識における「革命」”と題して、共同通信社のyoutubeチャンネルにアップされました。金さんの冒頭の発言、受講生作品への寸評の様子、参加した文校生の感想などが取り上げられています。
https://www.youtube.com/watch?v=dqsyig1MfVk(youtube 共同チャンネル版)

◆藤原書店より、『金時鐘コレクション』全12巻刊行中。この1月に7冊目(『Ⅲ――海鳴りのなかを 長篇詩集「新潟」ほか未刊詩篇』)が配本されました。文校の図書室には今までに刊行された7冊全て揃っています。

(小原)

『樹林』5月(春期)号、6月(在校生作品特集)号が同時に仕上がってきました。

『樹林』5月(春期/通巻682)号は一般社団法人・大阪文学協会、『樹林』6月(在校生作品特集/通巻683)号は大阪文学学校学生委員会による編集で出来あがっています。


<5月号のオモテ表紙>
◎表紙では目次並みに、作品や文章が載っている方を全員網羅しています。同号には、第42回大阪文学学校賞3部門の受賞者紹介・選評、三浦しをんさんと葉山郁生さんの文校特別講座での対談も収められています。


<6月号のオモテ表紙>

<6月号の目次>

今日の昼過ぎ、同時に仕上がってきた『樹林』5月号と6月号(在校生作品特集号)をセットにして早速、全国の通教部生(149名)、通教部チューター(11名)、定期購読者(38名)へ郵送しました。
明日から順次、休学生や元チューターなど文校関係者はもとより、出版社・新聞社・図書館・文学館、お世話になっている各地の作家・詩人の方などにも送ります。
昼・夜間部のうち文校教室で組会(ゼミ)をおこなっているクラスは、教室の机の上から一冊ずつ持ち帰ってください。オンライン(Zoom)合評をおこなっているクラス、および対面・Zoom併用クラスでZoom参加者には郵送します。

◆2冊の『樹林』送付に際し、通教部生には次の二つを同封しました。
①6/12学生委員会主催の6月(在特)号合評会の案内チラシ ②『樹林』在特・22年11月号の「掲載作品および選考委員募集のお知らせ(作品応募用紙と選考委員応募用紙付き)」チラシ
◆『樹林』在特号は、文校の学生たちの手によって、作品の募集から、選考、編集、合評会までおこなわれ、『樹林』の1冊として年2回発行されています。
今回の6月号には、詩5編、エッセイ1編、小説5編の在校生作品が収められています。各選考委員の選考評なども含めて総192ページ。
◆オモテ表紙の絵は、谷河良さん(夜・平野クラス)。編集後記は、22年春期在特号キャップの上田雄己さん(夜・高田クラス)。
◆6月12日(日)12時から文校教室でおこなわれる学生委員会主催の6月(在特)号の合評会には、掲載作者、選考委員はむろんのこと、在校生や新入生も気軽に参加してほしいとのことです。

(小原)

●新入生「ハガキ一枚」課題●・・・作品発表・第2弾【昼間部・林隆司さん/夜間部・千智<ちさと>さん】

今春の新入生70名のみなさんに提出をもとめている〈課題ハガキ〉の既着分の中から、5/21文校ブログで紹介した友定ますみさんの作品に次ぐ第2弾として、林隆司さん(昼間部)と千智さん(夜間部)の「私のふるさと」を紹介します。
〈課題ハガキ〉の締切は、6月3日(月)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
ハガキの代わりに、メールで送っていただいてもかまいません。 (小原)

        ☆       ☆ 
 私のふるさと    林隆司(昼・小説・佐伯c 大阪市)

 私は生まれ育った場所に今も住んでいる。なので私のふるさとは私が居住している大阪市天王寺区になる。
 私は幼稚園から高校まで天王寺区内だった。もし、大学が天王寺区内にあったらそこを目指していたと思う。それ位天王寺区が好きだ。
 ここで少し、天王寺区の自慢をさせて頂きたい。天王寺区は一般的には「文教地区」と呼ばれている。その名の通り、区の名前の由来になっている「四天王寺」さん初め、沢山の由緒ある神社仏閣がある。有名なところでは「いくたまさん」と呼ばれる生國魂神社や、真田幸村が絶命した安居神社、それに亡くなった人のお骨を仏像にした「お骨仏」で有名な一心寺も天王寺区である。また、区内には名門と言われる高校が何校もある。
 その他に、2019年M1グランプリ王者の「ミルクボーイ」の二人は「天王寺区住みます芸人」で区内在住だ。
 今現在、日本で1番高いビル「あべのハルカス」は道一本隔てて隣の阿倍野区だが、その前に広がる「てんしば」がある天王寺公園は文字通り、天王寺区である。
 私は数年前、天王寺区を少しでも良くする助けになりたいと思い、区政会議の公募委員に応募して、満期の2期4年務めた。
 コロナがあって十分な活動が出来なかったのが悔やまれるが、この経験は私が今まで知らなかった天王寺区の魅力に加え問題点にも触れる事が出来た貴重な経験だった。
 皆さん、興味を持たれたら一度天王寺区においで下さい。素敵な街ですよ。

        ☆       ☆ 
 私のふるさと  千智(夜・詩エッセイ・松本c 大阪府守口市)

 私が生まれ育ったのは、愛知県の名古屋だ。名古屋は、都会のイメージがあるかもしれないが中心街以外は田園風景が残っているのどかな場所だ。都会でもなく田舎でもなくというところか。
 名古屋と聞いて、皆さんがイメージするものは何だろうか。
 味噌かつ。味噌煮込み。ひつまぶし。手羽先。名古屋コーチン。天むす。小倉あんトースト。きしめん。ういろう。鬼まんじゅう。あんかけスパゲティ。モーニング。パチンコ。名古屋城の金のシャチホコ。名古屋嬢の巻き髪。どえりゃーうみゃーなどの名古屋弁。
 なんと、食べ物ばかりではないか。しかも、マニアックな食文化や独特の文化が多い。大阪だって、独自の食文化や独特の文化がある。
 大阪より名古屋が誇れることが、あるのか考えてみた。名古屋の人は既存のものを融合し、独創性あるものに変えていくことが得意だと思う。
 ちなみに、我が家の食卓には独創性の溢れた食事が並ぶ。それも名古屋出身だからか。これは、いい意味で捉えてほしいが。
 この名古屋気質を詩の創作にも活かせたらといいなと思っている。私の故郷にぜひ来てみゃ〜。

新入生70名(夜16、昼23、通教31)の皆さんへの「ハガキ一枚」課題、ぞくぞく届いています。◆作品発表・第1弾【通教部・友定ますみさん】

今春の新入生70名の皆さんに、案内チラシ(5月11日文校ブログ参照)と所定の〈課題ハガキ〉を、5月10日過ぎに手渡しないし郵送してあります。
ハガキのかわりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、その方が助かります。締切は6月3日(金)必着とします。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。

        *      *
今日までに14名の方から届いているのですが、その中から、友定ますみさん(通教部/82歳)の作品を紹介します。   (小原)

        ☆       ☆ 
 私を売り込みます   友定ますみ(通・小説・塚田C 兵庫県神崎郡)

 農家ではないのですが、私は畑作が大好きです。家を建てた時、近くに頃合いな畑があり村が入札するということでした。どうしてもほしかったので、私としてはとても高額だったのですが、手に入れることにしました。畑が好きな理由は、種をまいて芽が出た時や育つ過程の喜び、そして何と言っても収穫の喜びです。次々といろんな作物が収穫出来、家族の食事作りを受け持っている私は無駄なく利用することを考えています。
 今はいちごの最盛期です。いちごは年中手間が要ります。収穫が終わるとランナー(親株から横に伸ばして子株を作るつる)を伸ばし苗を取ります。その苗を植え替え、立派な苗に育てます。十一月頃、本苗植えとします。翌年三月頃、ビニールを敷いて実が汚れないようにします。
 今年は管理がよかったのか、百本余りの苗が立派に成長し、今毎日のように家族で食べきれないくらいの量のいちごを収穫しています。勿論、御近所さんにも食べて頂きます。
 私は、心がくたびれた時、ふと畑を思い浮かべると心がいやされます。草取りや肥料配分、耕作と作業も大変ですが、私は収穫が終わって畑一面が土に返ったのを見るのも好きです。
土の力、土に返る。私もいつか土に返るのだなあーと。

今夜の第3回学生委員会で、7/17~18夏季合宿の行先決める! 那智大社など熊野三山へ、佐藤春夫・中上健次に縁のある新宮へ!

今夜開かれた春期第3回学生委員会には、12名出席(教室7名、Zoom5名)。
午後7時から9時40分まで。主に、7/17・18に予定されている夏季合宿について白熱討議。
散会後、有志で中華屋へ。

◆学生委員会は、まだまだ委員を募集中です。
学生委員会は、だいたい隔週月曜日の夜開かれています。 次回は、6月6日(月)午後7時から。
各クラスからいろんな人が集まってきています。
世代・クラスを問わず交流できます。
ぜひ一度見学を! 気軽にぞうぞ!

(小原)