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《好書好日》笑う・泣く――2025年5月8日配信 ★デビュー作『二木先生』<ポプラ文庫>が15万部ヒットした、大阪文学学校出身の夏木志朋(なつき・しほ)さんが登場!

《好書好日》のサイトは―――
https://book.asahi.com/article/15738815

【夏木志朋さん「Nの逸脱」インタビュー デビュー作が15万部のヒット。新作も「人間を深く、面白く」】

≪大阪文学学校のことを語されているところを抜粋―――≫

夏木さんは1989年大阪府生まれで、2016年4月から17年3月まで1年間、大阪文学学校昼間部・森口透クラス(土)に在籍していました。そして19年12月、応募総数611作の中から第9回ポプラ社小説新人賞(賞金200万円)を受賞しました。その500枚の受賞作は、応募時の「Bとの邂逅」から『ニキ』に改題し、20年9月にポプラ社から刊行されました。その後、22年9月、文庫化に際して更に『二木先生』と改題し、15万部の大ヒットとなっています。
2020年9月16日・大阪文学学校ブログ参照。

≪単行本『ニキ』<ポプラ社/1500円+税>を文庫化するに当たって、『二木先生』<ポプラ文庫/780円+税>に改題≫

≪新刊の単行本/中・短編集『Nの逸脱』<ポプラ社/税込1,760円>≫

(小原)

◆第2回学生委員会に、委員9名(うち静岡からZoom1名)+連絡員1名◆5/18文学散歩に、27名申込。福井・三重・香川など新入生7名、愛知2名など在校生13名、OB3名、チューター3名(津木林・谷・名倉)、事務局(小原)◆まだ申込OK

◎今夜の文校学生委員会は、午後7時開始で約1時間。
第1回学生委員会(4/21)で議論し、学生委員のいないクラスのチューターにお願いした“学生委員会との連絡員”が2クラスから選出されました。夜間部(火)の高田クラスと昼間部(水)谷クラスからです。高田クラスの松尾さんは今夜、委員会を見学に来られました。
※【“学生委員会との連絡員”は、学生委員会の集まりに出席する必要はなく、委員会がメーリングリストで発する連絡事項をクラス内に伝える役目を担ってほしいのです】
委員会終了後、松尾さん以外のみんなが文校近くの居酒屋〈おくまん〉へ向かいました。

◎在校生作品を特集した『樹林』5月号の念校を、林隆司・学生委員長と福井良馬・在特号キャップとで今夕に終えました。仕上がりは、20日(火)の予定。なお第45回大阪文学学校賞の受賞作を掲載している『樹林』6月号は、その数日後に仕上がってくることになっています。

◎5/18(日)新入生歓迎・文学散歩(午後1時;近鉄郡山駅集合/郡山城址⇒薬師寺⇒唐招提寺)には今日現在、チューター・事務局をふくめて27名の参加予約があります。そのうち新入生は7名で、所属クラスと居住地は、通教部・塚田C(福井県坂井市)、同・須藤C(三重県熊野市)、昼間部・谷C2名(香川県高松市、大阪府)、同・佐伯C(大阪市)、同・名倉C(兵庫県)、夜間部・西井C(大阪府)です。

【下は、7年前の朝日新聞です。文校の初代校長・小野十三郎さんと大和郡山とのかかわりが書かれています。】

文学散歩は、まだ申込OKです。
散歩だけの方は、当日まで受付けますが、午後5時からの懇親会(西大寺駅近くの〈杉玉〉)にも参加される方の申込締切は15日(木)までです。
申込は、文学散歩を主催する学生員会イベント部あて、メールかQRコードか電話で。4月17日・文校ブログを参照してください。

◆大阪文学学校学生委員会の委員を募集しています。
各クラスからいろんな人が集まってきます。
新入生、大歓迎! 新入生以外も、大歓迎!
1回だけでもいいですから、気軽にのぞいてみてください。希望があれば、オンライン(Zoom)でも参加できます。
こんどの委員会は、5月26日(月)午後7時から文校教室でおこないます。

≪以上、林委員長から聞いたことを小原がまとめました≫

【5/25(日)・京都嵯峨野/ラビアンローズ】――《第2回・薔薇とシターと詩のひととき》――白井朝香さんのシタ-演奏/文校夜間部・松本衆司チューターらによる詩朗読

※《第1回》は、24年12月7日(土)に持たれています。12月21日・文校ブログ参照。

※ヴァイオリン&シタ-奏者の白井朝香さんは広島在住です。

※大阪文学学校夜間部/詩・エッセイ/松本衆司クラスに在籍中の今年1月8日、ガンのために永眠された畑章夫さん(享年72)の遺作の詩2編が、松本チューターと西野赤さん<松本C休学中>によって朗読されます。

※会場となるバラ園の中の喫茶店≪ラビアンローズ≫は、京福電鉄・嵐電嵯峨駅の近くにあります。松本クラス生の月川奈緒さんが、日々バラ園の手入れに余念のない父とで経営しています。主に春と秋のバラの開花時期に限って開店しています。

★5/25(日)の催しは、限定30名ですので、早めに申し込んでください。

(小原)

●新入生全員へ「ハガキ一枚」課題●・・・◆作品発表・第2弾【昼間部・信永真知子さん/通教部・荒川光司さん】★5月31日(土)締切【できればメールで】

今春の新入生全員(63名)に提出をもとめている〈課題ハガキ〉の既着分の中から、《第2弾》として2人の作品を紹介します。今日までに、12名から届いています。
《第1弾》は、5/2文校ブログで、通教部・清野圭一さん<東京都>と昼間部・東加奈子さん<香川県>の作品を取りあげてあります。
提出作品は全て、8月発行の「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
【小原】

        ☆       ☆ 
 
 私の歩んできた道
   信永真知子(昼・小説・大西クラス/教室・Zomm併用/東広島市/54歳)

 物語は、特撮ヒーローの追っかけから始まる。まず夢中になったのは、ウルトラマンタロウ。
「目印を造れば、タロウが空から見つけてくれる」と思いつき、弟達を誘って近所の材木屋さんへ向かった。
 倉庫前に並ぶ材木を抱えて遊び場に運び、ワイワイやりながら材木を積み重ねていく。
 すると、意外にも簡単に“基地”が出来てしまった。
 幼子一同、人生初の大作に沸き立ち、あとはタロウの到着を待つだけだったのだが、ほどなくして材木屋の店主に基地ごと発見されてしまい、私は両親に連れられ謝罪に行った。急激に温めた夢ほど、冷めやすいのかも知れない。

 次に夢中になったのは、マジンガーZ。超合金玩具のマジンガーZを買ってもらった私は、ただ嬉しくて、一瞬たりとも超合金と離れたくなかった。
 超合金をおんぶ紐で背負いながら、末弟の面倒をみた。夜は、超合金と並んで寝た。超合金肌は、寝返りを打つたび身体に当たって冷たかった。
 隣で寝るなら、やはり人肌だと思った。

 随分と時を経て、人肌に慣れ切った頃、職場で、ある記事を見つけた。〈木山捷平文学選奨に鷲見京子さん 短編小説賞〉元小学校教諭とある。
 ひょっとして、小学3年の時の担任、鷲見先生だろうか。気になりつつも時間に追われる日が続き、記憶のどこかに記事を寝かしたまま更に数年が経った。
 ある日、岡山に向かう新幹線の車内で、寝ていた記事が突然、目を覚ました。すぐさま担当部署に問い合わせ、文学選奨冊子を送ってもらい、受賞作を読んだ。間違いない、鷲見京子先生だ。懐かしさが込み上げた。先生は特撮ドラマ『コメットさん』のヒロインばりに、バトントワリングが上手かった。
 先生が描いた漫画を見せてもらったこともある。日常からも夢を見つけることを教えてくれた憧れの師。
 先生が、大阪文学学校で学んだと知った。少々出遅れたが、先生の後輩になりたいと、入学を決めた。物語は続くのである。
                        
      ☆       ☆
 
 文学学校入学にあたって
   荒川光司(通・エッセイノンフィクション・菅野クラス/栃木市/68歳) 
 
 地元の新聞に掲載されていた大阪文学学校の記事、それを見たのが3月下旬。おもしろそう、でも遠いな、まだ自営で仕事をしてるし、栃木から通うのは無理だんべな、通信教育ならできるか? 資料を送っていただき、さっそく申し込む。
スクーリングで大阪へ行くこともおもしろそう。今まで大阪へは何度行っただろうか? 甲子園球場に一度、もちろん選手としてではない。近くの高校が夏の大会に出るので、その応援に行ったことがある。二度目は9年前の家族旅行で京都に行ったついでに、道頓堀でたこ焼きを食べた。
 もともと大阪には興味があったようだ。本棚に「大阪人物辞典 三善貞司編 清文堂」が鎮座している。その分厚い本は25年前に買ったものだ。たまに、そのずっしりと重たいそいつをひっぱりだして、適当にページを開く。例えば、藤山寛美 喜劇俳優。その壮絶な役者人生の記述がすごい。大阪にはおもろい人がいるもんだ。関西弁の「おもろい」とは、「おもしろい」の真ん中の「し」の字をとっただけの言葉だ、単語的には。が、その意味や使い方のニュアンスは栃木県人の私にはわからないだろう。そこには、大阪の文化があるはずだ。それを知るために、入学したのかもしれない。そして、おもろいモノを書いてみたい。

5/31(土)昼・小説(エッセイ)入門講座の課題作品は、昨日(9日)の1次締切までに10名提出★今日午後3時過ぎ、その作品群のコピーを引き取りに、担当の馳平啓樹講師が文校に現われました★2次(最終)締切は16日(金)

【4種類の公開講座についての開催日時や課題作品の内容・締切日などは、以下のものに載っています】
①2025年度春期『学習の手引き』の4~7ページ
②大阪文学学校HP‘公開講座のご案内
25年4月18日・文校ブログ

4種類の公開・入門講座とも、3回ずつ課題作品の提出機会があります。
ただし、「昼・小説(エッセイ)入門講座」に限り〔1回目〕について、今まで1年間以上講座に参加していた方(在校生・OB・一般とも)は作品提出はできないという制限を設けています。本科後期生(24年10月入学)は提出できますし、専科以上でも今まで講座参加が6回未満の方は提出できます。〔2回目〕〔3回目〕には制限を設けず、すべての皆さんが作品を提出できます。講座の始まる前に馳平講師は、提出作品すべてに対し個々に600字前後の寸評・改善点を記してきたA4紙を手渡しします。

●その他の公開・入門講座の課題作品の締切日と開催日は次のとおりです。
◎夜・小説(エッセイ)入門講座〔津木林洋〕 5/12<月>締切―→5/19<月>開催
◎昼・詩入門講座〔近藤久也〕 5/17<土>締切―→5/24<土>開催
◎夜・詩入門講座〔冨上芳秀〕 5/24<土>締切―→6/2<月>開催

昼・夜/小説(エッセイ)入門講座、昼・夜/詩入門講座の受講料は1回につき、在校生・休学生・OB・一般すべての皆さんが同一の1000円です。
どなたでも事前にそれぞれの課題作品を提出できて、講座のとき講師や参加者からいろいろな感想・批評を受けられます。
作品を提出せず、聴講のみなら1回につき500円です。

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●その他にも、東京からゲストをお招きして、文校教室で公開・特別講座を開催します。すでに、事前予約を受け付けています。
Zoomからも視聴できます。受講料は、教室、Zoomとも在校生/無料、休学・OB/1000円、一般/1500円。
・6/7(日)特別講座〔小林龍之さん<文芸編集者>〕
「エンタメ小説の現場から」

(小原)