中西智佐乃さん(大阪文学学校修了生)の第38回三島由紀夫賞受賞作が単行本になりました。『橘(たちばな)の家』(新潮社/1,900円+税)★昨夕(6/26)の毎日新聞に中西さんのインタビュー記事が載っています。
■中西智佐乃さんは、2008年10月から18年3月までの間、休学期間をはさみながら文校の夜間部あるいは昼間部に実質5年間在籍されています。19年に、応募総数1972編の中から、小説「尾を喰う蛇」(230枚)で第51回新潮新人賞を受賞しています。
その「尾を喰う蛇」と表題作の2編を収めた『狭間の者たちへ』(新潮社)を2023年6月に刊行。2冊目は、25年4月刊の『長くなった夜を、』(集英社)。
つい先日発売された『橘(たちばな)の家』(新潮社)は、中西さん自身にとって3冊めの単行本になります。
三島由紀夫賞受賞作「橘の家」(250枚)は、もともとは文芸誌『新潮』25年3月号に掲載されていました。
■中西さんの三島賞受賞については、選考会のあった5/16の文校ブログおよびⅩで速報しています。
■中西さんの三島賞受賞の記者会見については、5/21付朝日新聞(夕)や5/26付毎日新聞(夕)などでも記事にされています。
(小原)