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☆速報★渡谷邦さん(大阪文学学校修了生)が同人誌『あるかいど』で発表した小説が、2023年下半期同人雑誌優秀作に選ばれ、只今発売中の『文學界』12月号に転載されています!


〈文學界12月号の目次<一部>〉


〈文學界の掲載ページ〉

岡山市の文校修了生・渡谷邦(わたりだに・くに)さんが、文校OB・OGたちで発行する同人誌『あるかいど』74号に発表した小説「水路」(45枚)が、『三田文学』『文學界』両編集部によって、2023年下半期同人雑誌優秀作に選ばれました【11/4文校ブログ参照】。そして『文學界』(発行・文藝春秋)に転載され、その12月号はいま書店に並んでいます。
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『文學界』の作品掲載ページの、顔写真の下の“プロフィール”欄にあるように、渡谷さんは、2013年10月から18年3月まで4年半、通教部・小説クラスに在籍されています。実は、その在籍中にも一度、小説が『文學界』に転載されています。
若林亨チューターの推薦で、『樹林』通教部作品集(2016年3月号/通巻614)に載った小説「籠崎さんの庭で」(32枚)が、2016年下半期同人雑誌優秀作に選ばれ、『文學界』16年11月号に転載されているのです【16年10/7文校ブログ参照】。
それは画期的なことでした。『樹林』通教部作品集から、同人雑誌優秀作に選ばれ『文學界』に転載されたのは、それまで23年間の歴史で初めてのことだったからです。文校事務局の編集で、通教部スクーリングにあわせて年4回発行されている通教部作品集が、月刊の文校機関誌『樹林』に組み込まれ今の体裁になったのは1993年5月号からのこと。それ以前はおよそ13年間、『文集』として、3段組で大きめの冊子を通教生のみに配布していました。
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2006年下半期以降今までに、小説が全国の同人雑誌優秀作に選ばれ『文學界』に転載された大阪文学学校関係者の皆さんは、渡谷邦さんで20人目となりますので、過去17年間(年に2名)では、文校関係者が半数を超えることになります。
その20名の皆さんは、次のとおりです。
今回の渡谷さん、昼間部休学中の衿さやかさん(えり・さやか/23年上半期)、修了生の須藤薫子さん(すどう・かおるこ/21年下半期)、修了生の大水青さん(おおみ・あお/21年上半期)、通教部休学中の森上晶さん(もりがみ・あきら/20年下半期)、修了生の南水梨絵さん(みなみ・りえ/19年下半期)、同・小畠千佳さん(18年上半期)、同・斉藤せちさん(17年下半期)、同・渡谷邦さん(16年下半期)、大西智子・昼・夜間部兼任チューター(16年上半期)、修了生の水無月うららさん(15年下半期)、同・小倉哲哉さん(15年上半期)、同・奥田寿子さん(14年上半期)、同・島田奈穂子さん(13年下半期)、夏当紀子・昼間部チューター(12年上半期)、修了生の髙橋陽子さん(11年下半期)、西村郁子・夜間部チューター(09年下半期)、朝比奈敦・元通教部チューター(07年下半期)、奥野忠昭・元昼間部チューター(07年上半期)、岩代明子・元昼間部チューター(06年下半期)。
このうち、『樹林』本誌から選ばれたのが斉藤さんと岩代さんの2人、『樹林』在校生作品特集号から大水さん、『樹林』通教部作品集から森上さん、南水さん、渡谷さんの3人で、ほかの皆さんは文校仲間で発刊しているそれぞれの同人誌からです。
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★渡谷邦さんは、今年度の第17回神戸エルマール文学賞(同賞基金委員会主催)三賞のうちの“島京子特別賞”を受賞しています。受賞作は、『あるかいど』72号で発表していた小説「明るいフジコの旅」です。
10月23日・文校ブログ参照。

(小原)