11/1神戸新聞・文化面“同人誌”欄で、『樹林』通教号(23年8・9月合併号)に掲載されていた内田るみさん(通教部・石村クラス)の小説「今川鍼灸施術所」が取り上げられる。文校修了生・清水園子さんが所属同人誌に発表した小説も。
11/1神戸新聞紙上で、評者の葉山ほずみさんによって、『樹林』8・9月合併号(Vol.695/通教号)に載った小説が取り上げられた大阪市の内田るみさんは、文校には3回入学しています。
最初の入学は2006年10月で1年間在籍、2度目の入学は11年10月で2年間在籍、そして3度目は22年10月に通教部・石村和彦クラスに飛び級で入学し今も石村クラスに在籍中。
小説「今川鍼灸施術所」の『樹林』通教号への掲載は、石村チューターの推薦によるものです。
◆文校修了生の集う同人誌『星座盤』17号に発表していた小説「更年期を乗り越えろ!」が取り上げられた大阪府の清水園子さんは、文校時代、僕の担当していた夜間部・金曜クラスの学生でした。2006年のことになりますが、その時のクラスメイトに後に直木賞を受賞することになる朝井まかてさんがいました。
(小原)
【10/30(月)】公開/夜・文章講座〔担当;津木林洋チューター〕は午後6時30分開始で、9時45分に終了。岡山県倉敷市の通教部生など20名の出席。
あらかじめの作品提出は22名からありましたが、そのうち5名が欠席。提出全作品のコピーを配布。出席の作者が読み上げる各作品に、津木林チューターは詳しく鋭く批評をくわえていきました。また、出席者から出る質問や意見にも懇切に答えていました。
◎次の津木林チューターの公開・(夜)文章講座は、通教部スクーリングの翌日・12月11日(月)午後6時30分からです。
その講座に向けた課題作品の締切は12月2日(土)です。厳守。文校事務局まで郵送か持参。
◆公開・(昼)文章講座〔担当;馳平啓樹講師〕は、11月11日(土)午後3時からです。10/27に締め切った課題作品の提出は、なんと43名からあります。その43編は、締切翌日に文校に来られた馳平講師に手渡ししました。締切が過ぎてから3名の提出がありましたが、受け付けませんでした。
作品を提出していない方も、勉強になりますから、講座に参加してみてください。
●11月13日(月)午後6時30分からは、冨上芳秀チューターが担当する秋期1回目の公開・(夜)詩の連続講座です。その講座の課題作品の提出締切は、11月4日(土)です。文校事務局まで郵送か持参のこと。メールでは受け付けません。
●11月18日(土)午後3時からの近藤久也講師による公開・(昼)詩の連続講座の作品締切は、11月11日(土)です。
(小原)
新入生へのハガキ一枚の課題【できればメールで】
今秋の新入生は今のところ34名(夜7、昼15、通教12)。
昼間部・夜間部の新入生で教室に出てきている皆さんには、以下のような案内チラシと所定の〈課題ハガキ〉を組会のとき配っています。Zoom参加の昼・夜間部新入生と通教部新入生の皆さんへは、郵送してあります。
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「新入生の皆さんへの課題」
下の六つのタイトルのうちからひとつを選び、所定のハガキ一枚に400字~600字ほどで書いて〈ワープロ・パソコン可〉、事務局まで持参するか郵送してください。
ハガキのかわりに、メールで送っていただいてもかまいません。
e-mail. staff@osaka-bungaku.or.jp
冒頭にタイトル・氏名〈ペンネーム可〉・所属クラスを入れてください。
締切は11月25日(土)必着とします。
提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
◎私のふるさと
◎文学学校入学にあたって
◎私を売り込みます
◎私の歩んできた道
◎私だけのもの
◎最近強く思うこと
【10月28日<土>】東京から三田誠広さん(作家)をお招きしての公開・特別講座に教室聴講37名(うち、一般・OB4名)。自宅からZoom視聴30名。
一昨日(28日)午後4時、東京から三田誠広さんをお招きし、公開・特別講座ははじまりました。《演題》は、「近代小説の起源と現況」。司会は、文校の運営母体である大阪文学協会の葉山郁生・代表理事が務めました。教室に集まったのは、5名の新入生(鳥取県、愛知県からも)をふくめて37名、うち一般・OBは4名。
淀みのない三田さんの1時半におよぶ講演は、源氏物語からドストエフスキーまで、島崎藤村から夏目漱石、川端康成まで、ともかく縦横無尽でした。ときに自著の芥川受賞作『僕って何』、64刷を重ねているという小説『いちご同盟』、翻訳『星の王子様』の創作秘話が挟まります。参加者のメモを取る手が止まることはなく、大いに勉強になった公開講座でした。
会場との質疑応答のコーナーに移ってからは、5名が質問に立ちました。これまた唸らせられる三田さんの回答の連続。
教室に入ってすぐの受付で、版元の作品社から取り寄せていた三田さんの近著である長篇小説『善鸞(ぜんらん)』(2,600円+税)と『光と陰の紫式部』(2,400円+税)の販売をおこないましたが、講座が始まる前に12冊が完売。講座終了後のサイン会には20名近い列ができました。
その後、午後6時30分から8時前まで、文校近くの中華料理店において、三田さんを囲む“懇親会”を持ちました。葉山代表理事、小原、2名の新入生を入れて在校生6名(埼玉県からも)、修了生1名で10名。
◆自宅Zoom視聴30名のうち、チューター陣では平野千景、津木林洋、中塚鞠子の3氏が視聴されていました。
(小原)
11/25(土)第二十五回小野十三郎賞贈呈式の案内状を今夜、関係者・新聞社などへ172通発送しました。
25年続いている小野十三郎賞は、大阪文学学校の運営母体である一般社団法人・大阪文学協会(代表理事;葉山郁生)の主催で、朝日新聞社に共催していただいています。さらには桃谷容子基金、澪標から後援をいただいています。
小野さんは、1954年(昭和29年)創立時から91年まで大阪文学学校の校長を務められ、96年10月に93歳で逝去されるまで名誉校長でした。
今25回の小野賞・詩集部門では、本賞に兵庫県の江口節(えぐち・せつ)
さんの『水差しの水』(編集工房ノア 刊)が選ばれています。
また小野賞・詩評論書部門では、本賞は該当作なしでしたが、東京都の青木由弥子(あおき・ゆみこ)さんの『伊東静雄――戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売 刊)が特別奨励賞を受賞されています。
3年前(22回)、2年前(23回)は、コロナ禍のために、従来の一般公開の贈呈式および受賞パーティは控えざるを得ませんでした。代わりに、大阪市北区の朝日新聞社内会議室において、受賞者本人への賞の贈呈のみをおこないました。
昨年(24回)は、3年ぶりに贈呈式およぶ懇親会をおこなうことができました。
今年も、第25回小野賞贈呈式を、きたる11月25日(土)午後1時半より、大阪市北区の中之島フェスティバルタワー12階・アサコムホールにおいておこないます。
贈呈式には、大阪文学学校の秋の新入生、在校生も気軽に出席してください。贈呈式の日は、文校教室におけるクラスゼミや公開講座はありません。
今日(金)午後3時から6時半まで、小野賞事務局の高田文月チューターなど4人で、11/25小野賞贈呈式の案内状・式次第を作成し、封筒詰めを行いました。そして、受賞者、選考委員など関係者、新聞社、例年小野賞贈呈式に参列している方々など172名に宛てて、文校近くのポストに投函しました。
◆9/22小野賞・最終選考会の模様は9月22日・文校ブログ、選考結果を報じた朝日新聞(朝)全国版は9月25日・文校ブログに載せてあります。
(小原)