文校ブログ

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佐々木鈴さん(文校事務局員)が急逝されました。ご冥福をお祈りします。


≪佐々木さんのFacebookより≫

今夜は悲しいお知らせをしなければなりません。
大阪文学学校の事務局員・佐々木鈴(ささき・すず)さんが自宅で急逝されました。10日(月)正午ごろのことで、脳出血によるものでした。文校事務局に出てきた最後は、7日(金)ということになりました。1965年(昭和40年)、東京生まれの57歳。
地元・京都府向日市の葬儀場で、昨日(12日)が通夜、今日(13日)が葬儀でした。身内のみ10数名だけの家族葬を予定しているとのことでしたが、強くお願いして、文校から通夜には4名(葉山郁生・大阪文学協会代表理事/谷良一・学生委員長<夜・平野クラス>/新谷翔・元在特部キャップ<休学中>/小原政幸・文校事務局長)、葬儀には3名(平野千景・夜間部チューター/真田南夫・前在特部キャップ<夜・平野クラス>/真銅孝・文校事務局員)が参列しました。
僕が駆けつけた通夜のときは、電子ピアノから鎮魂の曲が流れる中、一人ずつカーネーションを献花しました。そして、祭壇前に置かれた棺の中の穏やかな鈴さんのお顔に別れのあいさつをしました。
惜しまれてならず、多くの文校チューターの死に際して流すことのなかった涙が出てしまいました。逝去の前夜(9日・日曜)にそれぞれ携帯で話していた文校生二人から、鈴さんはいつもと変わらず快活だったと聞き及んでいたので、無念の思いが沸点に達したのでした。

午後6時から営まれる通夜当日の昼過ぎ、文校事務局から供花4基(一般社団法人・大阪文学協会/大阪文学学校事務局/大阪文学学校学生委員会/大阪文学学校夜間部平野クラス一同)を手配しました〔いつもは鈴さんがやってくれていたことだったのに・・・・・・〕。また、真銅くんに手伝ってもらいながら、小原名で次のような弔電を打ちました。
【あまりにも突然のご逝去、受けとめられずにいます。パソコンとネットを自在に駆使できる鈴さんが事務局に存在していなかったら、文学学校はコロナ禍の難局を乗り越えることができたでしょうか。鈴さんの元気を分けてもらい、励ましの声を聴くためにわざわざ電話をかけてくる在校生がどれだけいたことでしょう。事務局の仕事にとどまらず、夜間部のクラスに在籍して小説を書いていた鈴さん。あの世でもペンは手離さず、わたしたちに人生や社会の問題を投げかけつづけてください。】

◆9月中までには文校教室で、学生委員会にも協力をあおぎながら何らかの形で“鈴さんを偲ぶ会”を開くつもりでいます。その時には、ご遺族をお招きしたいと思います。

≪佐々木鈴さんの文校歴≫
○2016年10月・・・昼間部・佐久間クラス入学(~17年9月)
○17年10月~18年3月・・・昼・夏当クラス
○18年4月~20年9月・・・夜・青木クラス
○20年2月~現在まで・・・文校事務局員(半年の手伝いを経て)
○20年10月~21年3月・・・通・若林クラス
○21年4月~21年9月・・・通・飯田クラス
○21年10月~現在まで・・・夜・平野クラス

≪佐々木さんの『樹林』掲載歴≫
○2017年4月号(入学案内書)“在校生の声<入学生の想い>”欄・・・「前略 お父さん」(3枚)
○19年6月号(在校生作品特集号)・・・小説「僕を呼ぶ声」(42枚)/ペンネーム;佐々木スズ
○20年11月号(在校生作品特集号)・・・小説「触れる」(56枚)/【第41回(2020年度)大阪文学学校賞<小説部門>受賞】
○21年1月号(通教部作品集)・・・小説「サナギ」(23枚)
○21年8・9月合併号(通教部作品集)・・・小説「鈍行列車」(17枚)/ペンネーム;岡山さず

◆上の『樹林』掲載作を読みたい方は、事務局までお越しください。

(小原)

昨日(10日)の公開/夜・詩の連続講座に14名。

冨上芳秀チューターが担当する公開の夜・詩の連続講座(春期2回目)は、今夜6時30分から14名の出席でおこなわれました。そのうちの一人、東京都新宿区の文校修了生・海野あかりさんは、春期1回目(5/29)につづいて教室にやって来ました。
8時過ぎには、大急ぎで教室を抜けだしました。そして今日の昼前、≪無事に最終新幹線に間に合いました≫というメールをいただきました。
その後、≪二度つづけて詩の講座を受け、一回目は冨上チューターのご指摘に「なにくそ!」と思い、二回目でやっと自分で詩を書く取っ掛かりをつかめたように思います。≫とつづられていました。

◎作品提出者は、14名中11名が出席。

◆次の公開講座は、7月15日(土)午後3時から春期2回目の昼・詩の連続講座(担当;今期から新任の近藤久也講師)です。
作品提出は、春期1回目(6/10)が21名、すでに締め切っている今回は20名からあります。

◆公開講座には、作品を提出していない方でも参加できます。在校生は無料、休学生・修了生は1000円、一般は1500円です。

(小原)

『樹林』在特号、応募締め切る。小説部門に36編、エッセイ部門に7編、詩部門に17名23編。

朝井まかてさん(直木賞受賞/文校特別アドバイザー)や木下昌輝さん(直木賞に3度ノミネート)、馳平啓樹さん(文學界新人賞受賞)、藤岡陽子さん(京都本大賞受賞)らも文校在籍時に載ったことがあり、応募から選考・編集まですべて学生委員会が仕切る『樹林』在校生作品特集号。その11月号に向けて、きょう8日(土)の午後3時、作品の応募が締め切られました。


【写真】は、仕分けられた応募作品の山を前に、応募作品リストや選考委員名簿作りに励む学生委員会のメンバー。【左から】谷良一さん<夜・平野c/学生委員長>、渡邉佳耶さん<夜・青木c>、福井良馬さん<夜・大西c>、田原朱理さん<通・美月c/新入生>、林隆司さん<昼・佐伯c/在特部キャップ>。午前11時50分に始めて、封筒詰めまでの作業を終えたのは午後8時10分。
今回は、応募作品持参者などから、差し入れがありました。堀越さん(夜・松本c)から手作りケーキ、今井さん(昼・夏当c)からお茶のペットボトル、高田さん(休学中)からお菓子。

応募状況について、学生委員会から知らされた情報を以下に記します。
◆小説部門・・・今回36編〔23年1月・33編/22年7月・30編/22年1月・24編/21年7月・36編/21年1月・28編〕
◆エッセイ部門・・・今回7編〔23年1月・14編/22年7月・7編/22年1月・13編/21年7月・11編/21年1月・6編〕
◆詩部門・・・今回17名23編〔23年1月・16名23編/22年7月・14名18編/22年1月・13名17編/21年7月・9名11編/21年1月・16名24編〕
◆表紙部門・・・今回2名〔23年1月・2名/22年7月・6名/22年1月・1名/21年7月・3名/21年1月・1名〕
今回も応募数は多く(とりわけ小説部門)、『樹林』11月・在特号に載るのは狭き門になりそうです。

長引くコロナ状況に左右されることなく、選考委員や作品応募数が極端に減るということはありませんでした。それどころか小説部門に限れば、この4年8期の中で、21年7月に並びもっとも多い応募がありました。
それもこれも、林キャップや谷学生委員長をはじめとした学生委員会の皆さんが手分けして、通教部スクーリングや昼・夜間部の教室ゼミにじかに足を運び、PRにこれ努めたからだと思います。
『樹林』在特号の発行・活用は、文校のカリキュラムにも組み込まれているように、文校活動の紛れもない一つの大きな“舞台”です。在特号の11月発行へ向けて、確かな一歩を踏み出すことができました。

★小説部門の1次選考(在宅選考)の選考委員は休学生もふくめ各クラスから、28名の方に引き受けてもらっています。その28名には、応募36作を4つのグループに分けたうえで、そのうちの一つの作品群(4百字詰め総計およそ450~500枚)をレターパック・ライトに詰めて今夜ポスト投函しました。7月28日(金)午後3時が、「小説部門1次選考採点表」の締切です。そこで原則、4グループそれぞれ上位3作品を選びます。
2次選考会は、8月20日(日)午後1時から7名によって文校教室でおこなわれ、『樹林』11月・在特号の掲載作を決める予定です。
★1度だけで選考するエッセイ部門と詩部門の選考委員はそれぞれ、5名と6名の方に引き受けてもらっています。計11名の方へは、応募作品をあさって10日(月)に郵送します。
エッセイ部門と詩部門の選考会は別々に、8月6日(日)午後1時からおこなわれます。エッセイ部門、詩部門それぞれ5名と6名によって文校教室で選考し、『樹林』11月・在特号の掲載作を決める予定です。

各選考委員の皆さん! コロナと暑さにめげず、がんばって読んでしっかり審査してください。

・・・・・・・・・・・・・・・・
◆昼・夜間部の組会(クラスゼミ)は来週土曜までで、18日(火)から8月15日(火)までは夏休みになります。ただし、補講をおこなうクラスもあります。事務局は、お盆休み期間以外、いつも通り開いています。
◆今度の公開講座は、あさって10日(月)午後6時30分から夜・詩の連続講座(担当;冨上芳秀チューター)です。作品提出は14名から。
その次は、7月15日(土)午後3時から昼・詩の連続講座(担当;近藤久也講師)です。作品提出はきょう締め切り、20名から。

(小原)

【春期新入生の〝詩画集〟紹介】磯﨑寛也さん(水戸市/通教部・谷口クラス)の『キメラ/鮫鯨』(芸術新聞社)

茨城県水戸市の磯﨑寛也(いそざき・ひろや)さんは、今春期の大阪文学学校新入生です。
2022年6月に『ソラリスの襞(ひだ)』、23年4月に『キメラ/鮫鯨(さめくじら)』と、2冊の詩画集(ともに芸術新聞社)を刊行されていますが、文校では通教部・小説クラス(谷口C)に属します。すでに、5/14新入生歓迎〈文学散歩〉と6/25通教部スクーリングに来阪されています。「学生新聞・コスモス」6/17号には、磯﨑さんの〈文学散歩〉の感想が載っています。

次は、4月5日付の福島民報・電子版で、磯﨑さんが紹介されている記事の一部抜粋です。
・・・・・・・・・・・・・・
現代美術家・伊藤公象が挿画を担当し、2022年6月に初めての詩画集『ソラリスの襞(ひだ)』を刊行した磯崎寛也。その後彼は、2022年7月のひたち海浜公園で行われた野外音楽フェス「Lucky Fes」のアートワークをFantasista Utamaroとともにプロデュースし、場と祭り、鎮魂と再生に思索を巡らせたことで、さらに詩作に励みました。そして詩画集の第2弾となる『キメラ/鮫鯨』を4月21日(金)に刊行、同書の挿画をFantasista Utamaroが担いました。本書には、生きることの切実な意味に向き合う、根源的で苦しい問いがつづられています。

(小原)

《2023年秋期(10月開講)入学》2人目。岐阜県の72歳女性が通教部/詩・エッセイ/冨上クラスへ。秋期からの学費+αを納入し、9月スクーリングに向けた作品を提出。

今週の月曜日(3日)午後、事務局へ電話がかかってきました。岐阜県各務原市に住むという72歳の女性からでした。
その前日(2日)、名古屋市内であった“中日詩祭”(中日詩人会主催)で冨上芳秀・文校通教部チューターの講話を聴いたことから電話をしてきたのでした。冨上チューターは、“中日詩祭”の中でおこなわれた第63回中日詩賞の授賞式に臨んでいました。その《奨励賞》を受賞した富山市の桑田今日子さんの文校時代の担当チューターであり、桑田さんの受賞詩集『ヘビと隊長』(詩遊社刊)刊行にも尽力されています。
月曜日の電話で、秋期開講の10月を待てず、通教部・冨上クラスへ入ることになりました。9月スクーリングへ向けて詩作品が速達でとどいたのが水曜日、「入学申込書」が封書でとどき学費(秋期分+α)の納入を確認できたのが今日・金曜日です。

◎岐阜県各務原(かかみがはら)といえば、1980年代の文校修了生で詩集を数冊持つK氏がいます。現在も『樹林』定期購読者であり続けています。女性は、そのK氏とは顔見知りなようでした。入学したことは黙っていてほしい、恥ずかしいから・・・・・・と電話で言われたのですが、???です。

(小原)