☆新刊紹介★見峠りつこ&佐藤律子さん(文校昼間部)第一文集『ゲーテの白い夏』(私家版)
≪『ゲーテの白い夏』の表紙カバー≫
見峠<みとうげ>りつこはペンネーム、佐藤律子は本名。
表紙・カット絵も著者が描いています。
エッセイや短編小説など18作品が収められています。
次に掲げる、表題作のエッセイ「ゲーテの白い夏」は、『樹林』本誌/2019年5月号の“秀作の樹・個性の花”欄に掲載されています。その作品は当時、日野範之チューターが担当していた昼・文章講座に提出した課題作で、日野さんの推薦で『樹林』に載ったのでした。
佐藤律子さんは1995年4月、一度大阪文学学校に入学しましたが、次男が病気を発症したため、しばらくして文校から遠ざからざるを得ませんでした。2015年4月に再入学し、それ以降通教部や昼間部にずっと在籍しています。現在、昼間部研究科の伊藤宏クラスにいて、クラスゼミには和歌山県橋本市からZoomで出席しています。
(小原)
『季刊文科』93号【その②/同人雑誌季評】・・・取り上げられた文校関係者の小説は、<河中郁男・評>コーナーで7編中4編、<谷村順一・評>コーナーで16編中9編。◆『樹林』通教号(690号)から湯谷大志「ゲロ味フラペチーノ」、鷺町一平「どマスク」、『樹林』本誌(692号)から文校修了生・キンミカ「アノニマス バット ウィー リアル」、同・中山文子「はぐれて」、同・夏岡博司「仕合せの手触り」。文校系の所属同人誌『てくる』(32号)から夜間部生・井川真澄「自由の女神」、同じく『せる』(122号)から若林亨・通教部チューター「つむじが笑う」。
上のタイトルや画像のほかに――――
●『季刊文科』93号誌上の河中郁男さんによる“同人雑誌季評”で取り上げられている文校修了生2名の小説は次のとおり。( )内は掲載同人誌名と号数。
◎切塗よしお「雑踏の中にいる」(あるかいど・74号) ◎秋元潔「うせものさがし」(飢餓祭・50号)
●同誌の谷村順一さんによる“同人雑誌季評”で取り上げられている文校修了生3名および元チューター1名の小説は次のとおり。( )内は掲載同人誌名と号数。
◎渡利真「りんご」(飢餓祭・50号) ◎国方学「煙のように」(弦・113号/愛知県) ◎須藤薫子「タウト」(飢餓祭・50号) ◎奥野忠昭・元チューター「ジージー音の行方」(せる・122号)
(小原)
『季刊文科』93号【その①/転載】・・・『樹林』通教部作品集(23年2・3月合併号)に掲載されていた湯谷大志さん(当時・塚田クラス/埼玉県)の小説「ゲロ味フラペチーノ」が、全国文芸誌『季刊文科』93号〈秋季号〉に転載される! ◆夜間部平野クラス・井川真澄さんの小説「自由の女神」も所属同人誌から転載される。
『樹林』通教部作品集(23年2・3月合併号)
↓(転載)
↓
『季刊文科』93号〈23年秋季号〉
埼玉県所沢市市在住で、この3月まで大阪文学学校通教部本科・塚田クラスに在籍していた湯谷大志<ゆたに・だいし>さんの、『樹林』通教部作品集(23年2・3月合併号/通巻690)に掲載されていた小説「ゲロ味フラペチーノ」(35枚)が、このほど発行された『季刊文科』(鳥影社・刊)93号〈23年秋季号〉に転載されています。塚田源秀チューターの推薦で『樹林』通教号に載っていた作品です。
◎過去には、『樹林』通教部作品集に掲載された小説が全国の同人雑誌優秀作に選ばれ『文學界』(文藝春秋・刊)に転載された方が3名います。
現在も通教部に在籍中の森上晶さん(もりがみ・あきら/2020年下半期・同人雑誌優秀作)、修了生の南水梨絵さん(みなみ・りえ/19年下半期・同人雑誌優秀作)、修了生の渡谷邦さん(わたりだに・くに/16年下半期・同人雑誌優秀作)。
◆『季刊文科』93号には、現夜間部生の井川真澄さんの小説「自由の女神」(95枚)も、文校関係者のつどう同人誌『てくる』32号から転載されています。大阪市在住の井川さんは2014年春入学の文校10年生で現在、夜間部・平野千景クラスに在籍中。
●『季刊文科』は、通販のアマゾンで買い求められます。
(小原)
☆新刊紹介★木下昌輝さん(3度、直木賞候補/文校修了生)『剣、花に殉ず』(角川書店/1,900円+税)
●木下昌輝さんは、『宇喜多の捨て嫁』(文藝春秋)、『敵の名は、宮本武蔵』(KADOKAWA)、『宇喜多の楽土』(文藝春秋)と今までに3度、直木賞候補。
2010年10月から大阪文学学校夜間部に3年半在籍。文校在籍中の12年、「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。
14年『宇喜多の捨て嫁』を刊行。同作は15年に第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞、第33回咲くやこの花賞を受賞した。
19年『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、20年『まむし三代記』で第9回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第26回中山義秀文学賞を受賞。
近著に、『戀童夢幻(れんどうむげん)』(新潮社)、『応仁悪童伝』(角川春樹事務所)、『孤剣(こけん)の涯て(はて)』(文藝春秋)、『戦国十二刻 女人阿修羅』(光文社)。
17年11月に、文校教室で「作家になるための努力の仕方」と題して講演。講演録は、『樹林』18年5月号(Vol.640)に収載。
●木下昌輝さんからは、著書が刊行されるたびに、その刊行元の出版社を通じ、“著者代送”というかたちで、文校図書館に献本していただいています。ありがとうございます。
(小原)
明日(26日/火曜)昼・夜、今秋4日目の体験入学(オープンキャンパス)。お気軽にどなたでもどうぞ!◆今夜の学生員会に9名出席。10月からの新学期の活動について話し合う。
◆明日(26日)は、今秋3回目の一日体験入学(オープンキャンパス)です。
昼の部は午後2時~4時、夜の部は午後6時30分~8時30分を予定しています。
大阪文学学校がどういうところか見てみたい方、
また入校を検討されている方、
どなたでもお気軽にお越しください。
◎体験入学は、残すところ、明日・26日(火)昼・夜と、29日(金)昼・夜の開催です。
それらに、何度(昼も夜も)参加していただいても結構です。
事前の申し込みがなくても参加できますが、できれば予約の電話かメールをください。
すでに入学手続きを終えている方の参加も歓迎します。
●体験入学には、オンライン(Zoom)でも参加できます。メールで事前連絡をください。Zoom招待状と合評作品をお送りします。そして、その日の体験入学が始まる30分前にミーティングルームを開きます。