文校ブログ

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【5月29日<月>】“夜・詩の連続講座”に15名出席 ◆次回の公開講座は、6月10日(土)午後3時から昼・詩の連続講座【作品締切は6/3】 ◆次々回の公開講座は、6月17日(土)午後3時から昼・文章講座【作品締切は6/7】

冨上芳秀チューターが担当する公開・詩の連続講座(春期1回目)は、一昨日(29日)午後6時30分から8時30分まで、15名の出席でおこなわれました【写真】。うち、春の新入生4名、東京都新宿区などから文校修了生3名。
あらかじめの作品提出は13名からあり、一人をのぞき全員出席。

◎次回の公開講座は、6月10日(土)午後3時から、昼・詩の連続講座(春期1回目)です。今期から新しく近藤久也さん(詩人)が担当します。
その講座の課題作品の提出締切は、6月3日(土)です。文校事務局まで。
今日までに早くも10名から作品が届いています。
◎次々回の公開講座は、6月17日(土)午後3時から、馳平啓樹さん担当の昼・文章講座(春期2回目)です。課題作品の提出は、6月7日(水)までに、文校事務局へ郵送か持参のこと。厳守! メールでは受け付けていません。

(小原)

大阪・北摂最大のフリーペーパー「シティライフ」で、桐原肇さん(77歳/文校昼間部研究科生)の『喜寿の青春賦 街道歩き4000km』(澪標/2,500円+税)が紹介される。


《大阪・北摂最大のフリーペーパー「シティライフ」6月号・22頁より》

信州・安曇野生まれで大阪府吹田市在住の桐原肇(きりはら・はじめ)さんは、2021年4月に大阪文学学校の詩/エッセイ・中塚鞠子クラスに入学し現在も在籍中です。

4月28日・文校ブログ参照。
2月8日・文校ブログ参照。

(小原)

【5月28日<日>】東京から宮内勝典さん(作家)をお招きしての公開・特別講座に教室聴講36名(うち、一般・OB4名)。自宅からZoom視聴18名。


≪宮内勝典さん≫


≪正面の左が宮内さん、右が葉山郁生・代表理事≫

一昨日(28日)午後4時、東京から宮内勝典さんをお招きし、公開・特別講座ははじまりました。演題は、「文学は必要か?」。文校の運営母体である大阪文学協会の葉山郁生・代表理事が、宮内さんの経歴や著作の紹介を交えながら、宮内さんの話を引き出していきました。
宮内さんの語り口は、会場に優しく語りかける調子でしたが、言葉そのものには力強いものがありました。
「人類のいちばん深い病気は、自己と他者を区別するアイデンティティにこだわっていること。そこから、戦争が引き起こされている。」
「アイデンティティを大きくする必要がある。地球対宇宙というところまで目指すべき。アイデンティティの拡大は、政治・経済だけではうまくいかない。文学こそがその拡大に力を発揮すべき。」
「アイデンティティを大きくして、世の中を変える。そういう小説を書いてきたつもりだし、これからも書きたい。」

会場との質疑応答のコーナーに移ってからは、統一教会のホームでタダ飯にありついていた青年時代のこと、オウム真理教批判のためにその教義と格闘したこと、9・11同時多発テロのとき大学生の反戦デモを組織したこと、などの話も披露された。さらには、作家の五木寛之や、60年安保当時の全学連書記長・島成郎<しげお>についても言及。
質問に立った7名のうち、5名が新入生などの在校生。

文校に着く直前、急に体調が悪くなったにもかかわらず(滑舌が悪くてすみません、と途中で何度かおっしゃられた)、予定の2時間を過ぎ、東京から付いて来られていた詩人の喜美子夫人にも話をしてもらいました。実は夫人は、昨年度・第24回小野十三郎賞<詩評論書>部門の特別奨励賞受賞者なんです。夫人と宮内さんの出会いは、若い頃に夫人が新宿の路上で詩集を売っていたときだったとのことで、また一人息子の宮内悠介さん(44歳/直木賞候補3回・芥川賞候補2回)と父である勝典さんとの出版をめぐる関係にも触れていただき興味深いでした。
最後に、始めから参加されていた細見和之・文校校長から、「宇宙のアイデンティティというスケールの大きな話に感銘を受け、ますます宮内作品を読みたくなりました」というあいさつがありました。

講座を終え、文校事務局で取り寄せていた宮内さんの新装版『ぼくは始祖鳥になりたい』(集英社文庫/600頁/1320円)の販売をおこないましたが、12冊が早々に完売。またサイン会には20名近い列ができました。

その後、午後7時前から約1時間半、文校近くの中華料理店において、宮内夫婦を囲む“懇親会”を持ちました。葉山代表理事、細見校長、中塚鞠子チューター、小原、昼間部生、通教部生、修了生、一般(埼玉から)で10名。

◆自宅Zoom視聴18名のうち、チューター陣では平野千景、夏当紀子、伊藤宏の3氏が視聴されていました。

(小原)

仕上がってきた『樹林』春期(5月)号を発送!

『樹林』5月(春期/通巻692)号は一般社団法人・大阪文学協会、『樹林』6月(在校生作品特集/通巻693)号は大阪文学学校学生委員会による編集で出来あがります。
今春は5月号と6月号の仕上がりがテレコになってしまい、すでに今週初めに、6月号は通教部生(147名)、通教部チューター(12名)、休学生(83名)、定期購読者(40名)には郵送してあります。
そして昨日から今日にかけて、5月号を通教部生と定期購読者には発送しました。通教部生には、①6/25通教部スクーリングおよび前段のプレ・スクーリングの案内、②スクーリング出欠ハガキ、③6月中旬発行予定の『樹林』7月号(通教部作品集)の掲載作・作者リスト、を同封してあります。
また、出版社・新聞社・図書館・文学館、元チューター、お世話になっている各地の作家・詩人・評論家の方などへは、5月号と6月号をセットにしてお送りしました。
昼・夜間部生(あわせて178名)のうち文校教室で組会(ゼミ)をおこなっているクラスは、5月号、6月号とも教室の机の上から一冊ずつ持ち帰ってください。対面・Zoom併用クラスでZoom参加者には順次送るようにしています。休学生への5月号の発送は来週初めになります。

◎5月号の表紙は目次並みに、作品や文章が載っている方を全員網羅しています。同号には、第43回大阪文学学校賞3部門の受賞者紹介・選評、金時鐘・文校特別アドバイザーの詩二篇、細見和之・文校校長の「山田兼士さん追悼文」などが収められています。

(小原)

『季刊文科』92号(23年夏季号)に、高琢基さん(文校昼間部・休学中)と瀬戸みゆうさん(文校修了生)の小説が掲載される。


●高琢基(こう・たっき)さんは、兵庫県在住で、大阪文学学校昼間部研究科・休学中。小説「つなぐ旅」は、文校系同人誌『あべの文学』35号より転載。


●瀬戸みゆうさんは、山口県在住で、大阪文学学校修了生。

◆全国文芸誌『季刊文科』は、通販のアマゾンで買い求められます。

(小原)