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【NHK高知放送局のWEBより】朝井まかてさん〈文校修了生で直木賞作家〉が、朝ドラ『らんまん』の魅力をかたる!

次のURLをクリック!
https://www.nhk.or.jp/kochi/lreport/article/002/24/

谷良一・文校学生委員長の小説とコラムが、『お笑いファン』vol.2(鹿砦社)に載ってます。


【表 紙】


【目 次】

鹿砦社(ろくさいしゃ)から最近発行された雑誌『お笑いファン』vol.2(880円)に、谷良一さん(ペンネーム;谷河良一)の小説「湖上の月」と、コラム「天才列伝・ぼくの出会った芸人さんたち――横山やすし」が載っています。
「湖上の月」(約50枚)は、文校のクラスの合評会に出したのち、書き直したものです。8ページに及ぶコラムに関連して、雑誌の「編集後記」で、谷さんは“お笑い界のレジェンド”と呼ばれています。

谷良一さんは、吉本興業の役員をしていた2014年10月に大阪文学学校夜間部に入学。それ以降、一度も休学せずに、夜間部や昼間部の小説クラスに通い続けています。現在は、夜・平野クラスに在籍して小説を書きながら、文校学生委員会の委員長を務めています。学生委員会に加わったのが21年10月からで、委員長は22年4月から3期つづけています。

書く(描く)ほうでは、各選考会で選ばれて『樹林』在校生作品特集号に3度、作品が載っています。ほかにも、『樹林』本誌“秀作の樹・個性の花”欄に小説が掲載されています。
◎小説「辞書物語」・・・・・・『樹林』在特号17年11月号/vol.639
◎エッセイ「野菜嫌い」・・・・・・『樹林』在特号18年11月号/vol.646
◎小説「喫茶パークサイド」・・・・・・『樹林』本誌19年5月号/vol.652
◎表紙「希望」・・・・・・『樹林』在特号22年6月号/vol.683
以上のように『樹林』在特号において、詩部門をのぞく3つの部門で作品掲載歴があり、“3冠達成!”ということになります。ほかにも、そんな人がいたのか、ちょっと僕の記憶にはありません。

2020年12月7日・文校ブログでも、谷さんのことは紹介してあります。
――――≪夜間部生・谷良一さん(ペンネーム;谷河良一)は、M-1グランプリの仕掛け人だった! 今朝(12/7)の朝日新聞で紹介される。≫

★新刊紹介★文校修了生の金由汀(きむ・ゆじょん)さん・長編小説『セーチャメ 三姉妹』(社会評論社/1,500円+税)

大阪市の金由汀さんは、大阪文学学校昼間部に1998年4月から2000年3月まで2年間在籍。その後、02年に小説「むらさめ」で第28回部落解放文学賞を受賞し、同年に第23回らいらっく文学賞(朝日新聞北海道支社主催)の佳作を受賞されています。
『セーチャメ 三姉妹』の初出は「夢の淵(わだ)」のタイトルで、『地に舟をこげ 在日女性文学』4号(09年)、6号(11年)、7号(12年)に連載されています。

(小原)

☆新刊紹介☆方政雄さん(昼間部研究科休学中)小説集『草むらの小屋』(新幹社/1,800円+税)

兵庫県伊丹市の方政雄(パン・ジョンウン)さんは、2015年4月に大阪文学学校の昼間部小説・佐久間クラスに入学しその後、夏当、津木林、島田、葉山、錺などの各クラスに在籍し、現在は休学中です。
小説集『草むらの小屋』(新幹社)に収められている表題作をふくむ4編はいずれも、文校の所属クラスで合評をうけて書き直したものです。
4編のうち「草むらの小屋」(115枚)は、応募227編の中から第39回(2022年)さきがけ文学賞[秋田魁新報社など主催]を受賞されています。
「滝の子」の初出は、『樹林』22年5月号(本誌)です。
方さんにとって『草むらの小屋』は、『白い木槿(むくげ)』(新幹社)、『ボクらの叛乱』(兵庫県在日外国人教育研究協議会)に次ぐ3冊目の小説集です。

※『白い木槿(むくげ)』については、22年2月4日・文校ブログで取り上げています。

(小原)

29日(土)全国同人雑誌会議の授賞式で、文校発行の『樹林』が第2回全国同人雑誌大賞“特別賞”をうける。ほかに、新人同人雑誌賞に同人誌[mon]と[茶話歴談]、50号賞に[黄色い潜水艦]と[飢餓祭]、全国同人雑誌最優秀賞に蒔田あおさん(文校修了生)、特別賞に藤本あずささん(同)が選ばれる。

一般社団法人・全国同人雑誌協会と中部ペンクラブの共催により、7月29日(土)午後1時から大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで、全国同人雑誌大賞などの授賞式がおこなわれました。豪華なホテルで、1万円の会費だったにもかかわらず、同人雑誌に拠る書き手が全国から120名ほど参集。同人雑誌に関わる種々の表彰がありました。
60年間つづく大阪文学学校発行の月刊文芸誌『樹林』(7月号で通巻694号)は、第2回全国同人雑誌大賞の“特別賞”をいただくことになり、葉山郁生・大阪文学協会代表理事が賞状・賞金・ブロンズ像を受け取りました。


【受賞の挨拶をする葉山・代表理事】


【賞状・賞金(10万円)・ブロンズ像】

ほかに文校関係で、同人誌および同人誌に属する個人の受賞は次のとおりです。
◆新人同人雑誌賞に、[mon](飯田未和・通教部チューターなど)、[茶話歴談](文校修了生・丹羽志朗など)。
◆50号賞に[黄色い潜水艦](通巻75号/島田勢津子・昼間部チューターなど)、[飢餓祭](通巻50号/夏当紀子・昼間部チューターなど)。
◆第17回全国同人雑誌最優秀賞(まほろば賞)に蒔田あおさん(文校修了生)の「エリザベトを選んで」([白鴉]33号所収)、同・特別賞に藤本あずささん(同)の「浜辺のリズ」([黄色い潜水艦]75号所収)。

会場を移した懇親会パーティの終了まで6時間30分の長丁場。
途中とちゅうで、藤沢周さん、吉村萬壱さんの講演、富岡幸一郎さん、川村湊さんの挨拶もありました。
“同人雑誌を新しい地平へ押し上げていく道は?”という討議に、牧野出版・佐久間憲一社主、『三田文學』同人誌批評担当の佐々木義登さん、各地の伝統ある同人誌の代表4名とともに、小原政幸・文校事務局長もパネラーの一人として参加しました。
所用のため、遅くに現われた細見和之・文校校長は、懇親会のとき挨拶されました。大阪文学協会の理事である平野千景、美月麻希チューターのほかにも文校修了生の姿が20名以上ありました。

◆◆◆7月5日・文校ブログで、『樹林』が全国同人雑誌大賞“特別賞”を受賞したことをお知らせし、併せて『文芸思潮』23年夏号(第88号)から横尾和博氏と五十嵐勉氏の“選評”を抜粋して載せてあります。

(小原)