『季刊文科』100号【同人雑誌季評】・・・小説が取り上げられたのは、『樹林』通教号[25年2・3月号]から文校通教部生・大葉粒、それぞれの所属同人誌から津木林洋・昼間部チューター、修了生・波乃真子、同・衿さやかさんら多数。
【津木林洋「塗り込められた部屋」――同人誌『せる』第128号】
【大葉粒(おおは・つぶ)「檻のくに」<29枚>――『樹林』通教部作品集[25年2・3月合併号/Vol.710]】
◆全国文芸誌『季刊文科』100号〈25年夏季号〉において谷村順一さんの〝同人雑誌季評〟で取り上げられているのは、上の画像〔津木林チューターと通教部高橋クラス・大葉粒さん〕のほかに、同人誌『メタセコイア』第21号に掲載されている大阪文学学校修了生・波乃真子さんの「乙女の祈り」があります。
また谷村順一さんは最後のほうで、“ほかに面白く読んだ”として6編のタイトルをあげていますが、そのうち3編が次に記す文校修了生や元・文校チューターの小説です。( )内は文校系の同人誌名と号数。
◎長瀬春代「父の奈津子」(てくる・35号)
◎佐藤弘二郎「もしも手紙が書けたなら」(てくる・35号)
◎森口透<元チューター>「トカゲ」(あべの文学・39号)
◆同誌の越田秀男さん<新担当>による“同人雑誌季評”でも、文校修了生の小説が取り上げられています。
それは、文校系同人誌『せる』第128号に掲載されている衿さやかさんの「塔の上の風のこと」です。
(小原)
本日公開!「詩同人誌評(第14回)」(中塚鞠子執筆) ◆「小説同人誌評(第45回)」(細見和之執筆)、「詩時評(第41回)」(松本衆司執筆)も公開中!
本日、「詩同人誌評(第14回)」(中塚鞠子執筆)を公開しました。
『樹林』本誌上で2019年5月号(通巻652号)まで連載されていた「小説同人誌評」(細見和之執筆)と「詩時評〈詩集評〉」(松本衆司執筆)はその後、当HPのトップページ上に公開の場を移しました。
21年3月からは、あらたに「詩同人誌評」(中塚鞠子執筆)もくわわりました。
それぞれ原則、年4回執筆で、「小説同人誌評」は通算で45回目、「詩時評」は41回目、「詩同人誌評」は14回目になります。
公開済みの小説同人誌評、詩時評、詩同人誌評の一覧はこちら。
課題図書「読書ノート」を提出しよう! 締切は8月23日(土)ですが、もう3名から届いています。
大阪文学学校のカリキュラムのひとつに、文校25名のチューターがそれぞれ推薦する課題図書について、読み手としての驚きや発見を自由につづっていただく「読書ノート」の提出があります。
2025年度春期『学習の手引き』8~11頁に、課題図書25冊のリストと、〈どういうところを読みとってほしいか〉という各チューターの推薦理由が載っています。
「読書ノート」の締切は8/23(土)ですが、数日遅れても受け付けます。郵送か事務局持参で。
課題図書以外の「読書ノート」は受け付けませんので、ご留意ください。
提出者には、推薦チューターによる「ノート評」を9月末をメドにお届けします。
▲今日までに、3名から「読書ノート」が寄せられています。
◎間瀬さん<夜・平野C>・・・吉田修一『国宝(上・下)』<35枚>/谷良一チューター推薦
◎田上さん<昼・近藤C>・・・小林秀雄『無常という事』(13枚)/松本衆司チューター推薦
◎広瀬さん<通教・美月C/石川県河北郡>・・・村上春樹『ノルウェイの森(上・下)』<5枚>/平居謙チューター推薦
◆ちなみに過去の提出数は、前回(25年2月)――56名、前々回(24年8月)――54名、(24年2月)――46名、(23年8月)――50名、(23年2月)――46名、(22年8月)――53名、(22年2月)――44名、(21年8月)――50名、(21年2月)――58名、(コロナで前倒し・20年5月)――60名、(20年2月)――27名、(19年8月)――30名、となっています。
コロナ禍の時代になってから提出率がグーンと上がり、その状態が維持されています。
(文校事務局・小原)
【今夕(24日)毎日新聞・文化面】第173回芥川賞・直木賞「該当作なし」の選考過程★8/22発売の『オール讀物』25年9・10月号における“直木賞・選評”を楽しみに待ちたい!夏木志朋さん<文校修了生>の『Nの逸脱』の評価はいかに?
▲第173回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2025年上半期)を主催するのは日本文学振興会です。直木賞の選考委員は次の9氏(五十音順)です。――浅田次郎、角田光代、京極夏彦、桐野夏生、辻村深月、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき、米澤穂信
▲夏木志朋(なつき・しほ)さんは1989年大阪府生まれで、2016年4月から17年3月まで1年間、大阪文学学校昼間部・森口透クラス(土)に在籍していました。そして19年12月、応募総数611作の中から第9回ポプラ社小説新人賞(賞金200万円)を受賞しました。その500枚の受賞作は、応募時の「Bとの邂逅」から『ニキ』に改題し、20年9月にポプラ社から刊行されました。その後、22年9月、文庫化に際して更に『二木先生』と改題し、デビュー作としては異例の累計16万部超えの大ヒットとなっています。
そして4年数カ月ぶりに新作として刊行された中・短編集『Nの逸脱』<ポプラ社/税込1,760円>が、7/16直木賞選考会の候補作6冊の中に選ばれていました。
【第173回直木賞や夏木志朋さんについては、次のブログで詳しく触れてあります。】
◎2025年7月16日・大阪文学学校ブログ
◎2025年7月9日・大阪文学学校ブログ
◎2025年6月12日・大阪文学学校ブログ
◎2025年5月13日・大阪文学学校ブログ
(小原)