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『樹林』11月号(在校生作品特集号/通巻707)が仕上がってきました。


<オモテ表紙>


<目次>

『樹林』11月(在校生作品特集)号が7日<木>の昼、仕上がってきました。その日から9日<土>にかけて、通教部生、通教部チューター、休学生、定期購読者(40名)、元チューターなど文校関係者はもとより、出版社・新聞社・図書館・文学館、お世話になっている各地の作家・詩人の方などにも送りました。
昼・夜間部生は、組会(ゼミ)で教室に来たとき、机の上から一冊ずつ持ち帰ってください。組会にZoomで参加している皆さんには順次、郵送するようにしています。

◆『樹林』在特号の送付に際し、通教部生には次のものを同封しました。
①11/16小野十三郎賞/贈呈式の案内チラシ ②11/24<日>学生委員会主催の11月(在特)号合評会の案内チラシ ③『樹林』在特・25年5月号の「掲載作品および選考委員募集のお知らせ(応募用紙付き)」チラシ      ④「選考委員募集および作品応募の変更点」案内 ⑤「学生新聞コスモス」別冊・24年夏季合宿“旅の想い出”号 ⑥『樹林』12月号(通教部作品集)掲載作および作者の一覧 ⑦12/7・8(プレ)スクーリング案内 ⑧12/8スクーリング出欠ハガキ の計8点。

◆『樹林』在特号は、文校の学生たちの手によって、作品の募集から、選考、編集、合評会までおこなわれ、『樹林』の1冊として年2回発行されています。
今回の11月号には、詩5編、エッセイ2編、小説6編の在校生作品が収められています。各選考委員の選考評なども含めて総186ページ。

◆オモテ表紙のイラストは、廣瀬浩さん(昼・平野クラス→通教・谷口クラス)。編集後記は、24年春期在特号キャップの福井良馬さん(夜・大西クラス)。

◆11月24日<日>12時からおこなわれる学生委員会主催の11月(在特)号合評会には、掲載作者、選考委員はむろんのこと、在校生や新入生も気軽に参加してほしい、とのことです。

(小原)

今秋の新入生49名(夜12、昼23、通教14)の皆さんへの「ハガキ一枚」課題は、今のところ7名から届いています。◆作品発表・第1弾【通教部・北郷遙斗さん<札幌市>】

秋期新入生49名の皆さんへ、郵送と手渡しで、ハガキ一枚の課題を出しました。
【◎私のふるさと ◎文学学校入学にあたって ◎私を売り込みます ◎私の歩んできた道 ◎私だけのもの ◎最近強く思うこと】という六つのタイトルのうちからひとつを選び、所定のハガキ一枚に400字~600字ほどで書いて〈ワープロ・パソコン可〉、事務局へ持参か郵送してください、とお願いしてあります。
まだ出していない方、ハガキのかわりに、メールで送っていただいてもかまいません。むしろ、その方が助かります。締切は11月25日(月)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
        *      *
今日までに7名の方から届いているのですが、その中から、北郷遙斗<きたごう・はると>さん(通教部/61歳)の作品を紹介します。【小原】

        ☆       ☆ 
 私の歩んできた道  
 北郷遙斗(通・小説・谷口C/北海道札幌市) 

 私は、京都市伏見区出身の61歳。現在北海道在住ですが、四国に民泊が2軒あるのと、実家や経営コンサル事務所が京都にあって毎月のように関西と行き来してます。他にも東京に業務があるのと、旅行業を始めて九州や沖縄にもちょくちょく行くのとで年に4、50回飛行機に乗ります。
 それで、なぜ北海道に行ったかというと、もともと父親が土木職人だったので、中学を出て建築士になろうと伏見工業高校に入った。常にクラスで5番目以内のそこそこ出来たのだが、3年3学期の足場の授業で恐怖で登れず人生初めて挫折した。
 そこで、家が貧困だったので社会を変えたいと思い、1浪後立命館大学法学部に入学して学生運動に明け暮れた。その結果留年していよいよ卒業という時、バブル期にかかわらず就職活動に全滅して人生2度目の挫折をした。
 そして、このままではだめだと思い、人生変えようと生まれ変わるつもりで親に黙って当時あこがれた北海道に移住してかれこれ35年以上になる。
 今では、従来の社会保険労務士の仕事は後継にめどをつけ、これから人生の大集成を図ろうと宅建士、建築士と旅行士の資格を取り、それぞれ他の仲間と活動をして、また、おととし教育実習に行って教員免許を取得し、フリースクールで不登校生向けに哲学からの生きる力を与えるべく奮闘しています。

公開の昼・小説(エッセイ)入門講座〔担当;馳平啓樹さん〕に、新入生5名、文校OB4名・一般4名をふくめて34名(うちZoom7名)参加★講義2時間半★提出作品12編のうち4編の自作朗読。


【柔らかな語り口の馳平啓樹(はせひら・ひろき)さん】


【教室には、新入生3名をふくめ27名出席。ほかにZoom視聴が新入生2名を入れて7名】

正午(12時)開始の大西クラスと津木林クラスのゼミ(作品合評会)が終わったあと、午後3時から6時前まで、馳平啓樹さん(文校修了生で第113回文學界新人賞受賞)による秋期1回目の昼・文章講座がありました。馳平さんには、23年春期から担当していただいています。
4種類の公開講座は24年春期(9月)まで、新入生・在校生は無料でしたが、今秋期から作品を提出したら千円(受講だけなら五百円)いただくことにしています。文校OBも一般も同額です。

事前の課題作品(「自分を自分らしくしてくれる極端な性癖を書く」を1000字で)提出は、在籍1年までの文校生と一般に制限したため12名のみでした――ちなみに半年前は57名もの提出。2回目、3回目は制限を設けません。

馳平さんの講座では、教室参加にくわえ、Zoom配信をおこなっています。持参してきたパソコンを操作しながら、馳平さんはパワーポイントを使って自作の教材[①自分にしか書けない事を書こう ②村田沙耶香『コンビニ人間』を読み解く]をスクリーンに写し出しつつ今日は、休憩時間をはさんで2時間30分も講義をされました。
その後25分間かけて、提出12編の中から馳平さんが選びだした作品4編(うち2編は新入生)のそれぞれの作者が、マイクあるいはZoom越しに自作朗読をおこないました。馳平さんは、それらの作品に対して優れている点を指摘しました。
なお、馳平さんは提出12編すべてに対し個々に600字前後の寸評・改善点を書かれたA4紙を持参されました。それを、講義の前に各人に作品とともに渡されました。


〔馳平さん自作の教材➀ー6ページ〕


〔馳平さん自作の教材➁ー7ページ〕

※講座の途中の休憩時間には、学生委員会・在特部の間瀬翠さん(昼・平野クラス)から、11/24(日)『樹林』11月・在特号の合評会、次の在特号(25年5月号)の選考委員および作品の募集について、呼びかけがありました。

●次回の公開講座は、11/18(月)夜・詩入門講座です。担当は、冨上芳秀チューター。今日までに8名から作品の提出があります。
課題作品を提出していなくても、講座に参加できます。その場合の受講料は1回につき500円です。

(小原)

【11/3<日>】第18回神戸エルマール文学賞の贈呈式。“本賞”の渡谷邦さん、“特別賞“の神保メイさんと谷口あさこさん、3名とも文校修了生。★贈呈式前の“文藝講演会”では、佐伯敏光・文校昼間部チューターが登壇。

今年度の第18回神戸エルマール文学賞(同賞基金委員会主催/後援:兵庫県・神戸市)の三賞すべてに、大阪文学学校の修了生三名がそれぞれの所属同人誌で発表した小説が選ばれていました。
10月18日・文校ブログで既報。

11月3日(日)午後、JR神戸駅近くの≪HDC神戸≫で、その贈呈式ならびに祝う会がおこなわれました。受賞された三人には、大阪文学学校からも花束を贈呈しました。


【写真・左から】
・和歌山県の神保メイさん(12年4月から9年間、主に昼間部に在籍)
・岡山県の渡谷邦さん(2013年10月から4年半、通教部に在籍)
・兵庫県の谷口あさこさん(1998年4月から休学を挟みながら9年半、夜間部に在籍)

◆神戸エルマール文学賞の贈呈式に先立って同所で、文藝講演会がおこなわれました。10月19日・文校ブログ参照。
[第1部]講演会の講師は、佐伯敏光・大阪文学学校チューター(VIKING同人)で、演題は「VIKINGの創設時の精神と約束」でした。
[第2部]は、『季刊文科』で同人雑誌季評を執筆されている谷村順一さん(日大文芸学科教授)と佐伯チューターによる対談がおこなわれました。


[講演する佐伯敏光・文校昼間部チューター]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【写真】は2枚とも、島田勢津子・文校昼間部チューターの提供。

(小原)

≪11/30<土>熊取町キテーネホール≫ 「リラの花咲くけものみち」講演会(作者:藤岡陽子)&朗読(下中恵子)

大阪府泉南郡熊取町のHPは・・・・・・
https://www.town.kumatori.lg.jp/soshiki/shogaigakushu/gyomu/shisetsu/kominkan/information/12601.html

◆京都府在住の藤岡陽子さんは、1999年に大阪文学学校夜間部クラス、2006年に昼間部クラスにそれぞれ1年間在籍されています。在校生たちに選ばれて、『樹林』在校生作品特集号(00年9月号/Vol.427)に小説「白球の行方」(65枚)が載っています。

■藤岡さんの第45回吉川英治文学新人賞のニュースは、24年3月26日・文校ブログに載せています。

■藤岡さんの新刊長編『森のあかりが灯るとき』(PHP研究所/1,980円)については、24年10月10日・文校ブログで紹介しています。

●来年2月15日(土)、藤岡陽子さんが文校教室にやって来ます。
今秋期の特別講座として、藤岡さん、玄月さん(文校出身の芥川賞作家)、葉山郁生(大阪文学協会代表理事)三者による座談会です。
在校生は無料で参加できます。無料でZoom視聴もできます。
休学生・文校OBは1,000円、一般は1,500円いただきます。

(小原)