文校ブログ

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プレ・スクーリング初日に通教部生が、教室に10名、Zoomから7名参加! 昼間部チューターの佐伯敏光さん、伊藤宏さんも。◆あした(23日)午後のスクーリングには、全国から通教部生87名(うちZoom13名)が参加予定。◆入学検討のため、一般の方もスクーリングを見学できます。


伊藤チューターを中心にした合評会風景(教室4名+Zoom4名)


佐伯チューターを中心にした合評会風景(教室6名+Zoom3名)

通信教育部の2024年度春期第1回スクーリングをあしたに控え、きょう(土)午後3時からプレ・スクーリングがもたれました。
コロナ禍の時世になって、スクーリングでは一部のクラスで20年6月からZoomを併用していますが、プレ・スクーリングでも21年6月から利用しています。
島根、岡山、愛媛、大阪(2名)、奈良、静岡、長野、東京、栃木それぞれからの通教部生10名を教室に迎え、Zoom参加の7名(熊本、大分、大阪、静岡、東京、青森、北海道)を交えた合評会の仕切り役・助言役として、昼間部チューターの佐伯さんと伊藤さんに出席してもらいました。

2部屋に分かれて、『樹林』7月号(通教部作品集)に載っていない小説5編ずつを伊藤組は3時間、佐伯組は3時間30分かけて合評しました。和気あいあいの中にも厳しい意見もあり、密度濃く。
参加希望者には前もって、グループ別に5編ずつコピーを郵送してありました。

◆あした午前のプレ・スクに参加する通教部生は21名(うちZoom4名)で、小説組2グループに分かれ、チューター陣からは津木林洋さん(昼間部)と若林亨さん(通教部)。【詩/エッセイグループは、希望者がごく少数だったので、開きません】

◆あした午後のスクーリングは、午後0時30分から教室でおこなう【全体講義】は、細見和之・文校校長による《作者は何点取れるかな?――灘中の入試問題に採用されて――》です。その後、簡単な本科担当講師の紹介をはさんで、1時30分から9会場に分かれて『樹林』7月号掲載作の合評会、5時からは教室で交流会。ビールとドリンクはすでに、空堀商店街の酒屋さんに運んでもらい氷で冷やしてあります。お寿司やつまみも事務局で準備します。

◆スクーリングの出欠状況には、日々変動がありますが、今のところ通教部生87名(うちZoom13名)の参加が見込まれています。通教部チューターは12名全員出席されます。
きょうのプレ・スクーリング参加組にくわえ、新たに遠方から文校にやって来る通教部生は、沖縄、鹿児島、長崎、福岡3名、鳥取、岡山、徳島2名、福井、岐阜、愛知4名、長野、新潟、神奈川、東京、茨城、福島、岩手などからです。

◆文校入学を検討されている方は、あしたのスクーリングを見学(ZoomでもOK)できます。事前連絡なしでも、大丈夫です。

(小原)

《6/14》第40回太宰治賞贈呈式。市街地ギャオさん(大阪文学学校生)に、表彰状・正賞(記念品)・副賞(100万円)が贈られる。★≪6/21≫市街地さんの受賞作「メメントラブドール」が収めれれているムック本『太宰治賞2024』が、筑摩書房から発売開始!


【前列は、中央の市街地さんをはさんで左から、津村記久子、中島京子、荒川洋治、奥泉光の選考委員四氏《三鷹市のHPより》】


【6/21から本屋に並んでいるムック本『太宰治賞2024』(筑摩書房/1,000円+税)】


【ムック本『太宰治賞2024』の<目次>】

すでに、「文校ブログ」(5/11付)や「文校ニュース」(6/15号)でお知らせしてありますが、文校生・市街地ギャオ(しがいちぎゃお)さんの小説「メメントラブドール」(161枚)が、5月10日の最終選考会で第40回太宰治賞に選ばれました。
6月14日、東京でおこなわれた太宰賞贈呈式には、文校からも日比谷花壇を通じて値の張る“スタンド花”を届けました。その贈呈式の模様は、太宰賞を筑摩書房とともに共同主催している三鷹市のHPで報告されていて、奥泉光さんの“選評”や市街地さんの“受賞挨拶”が載っています。

◆現在休学中の市街地ギャオさん(大阪市/31歳)は、23年4月から24年3月まで昼間部・大西智子クラスに在籍されています。大西Cへは再入学でそれ以前、18年4月から19年3月までは夜間部・小原政幸Cで、衿さやかさん(現在は昼・津木林洋C在籍)などと切磋琢磨していました。
なお、衿さんは招待されて、東京の太宰賞贈呈式に臨席しています。

◆文学学校生および文校修了生からは過去に3人、太宰治賞の受賞者が出ています。第14回(1978年)の福本武久さん、・・・《79年から98年まで中断》・・・第18回(2002年)の小川内初枝さん、第19回(03年)の小林ゆりさんで、いずれの受賞作も筑摩書房から単行本化されています。
さらに、受賞には至りませんでしたが、太宰治賞の最終候補4作に選ばれた文校修了生が二人います。第31回(15年)の稲葉祥子さんと第36回(20年)のにゃんしーさんです。

(小原)

【6/14<金>】=17年間を締めくくる、夏当紀子チューターの最後のクラスゼミに19名。【6/16<日>】=夏当チューター“退任お祝い会”に新旧の受け持ちクラス生が58名集う。【6/21<金>】=夏当さんに代わり、昼・金曜日・本科小説クラスを平野千景チューターが担当。


【6/14<金>】夏当紀子さん《白ボードの前》は、1985年に文校・通教部を修了し、2007年10月から昼間部・小説クラスのチューターを17年間継続して務めてこられました。しかしながら、ご家庭の事情で、惜しまれながら、学期の途中のこの日で退任ということになりました。最後のクラスゼミ(作品合評会)には、夏当クラス出身の在校生や修了生もおしかけてきて、第1教室は19名と満杯になりました。午後2時から、延々6時少し前まで。


【6/16<日>】① 夏当さんが17年間に受け持った学生は200名を超えています。最近1年半の間に夏当クラス生だった4名(間瀬翠・知念漂風・黒田サリュー・城竜二さん)が発起人となり、文校事務局から宛先を教えてもらった約200名に出欠を問う往復はがきを送付しました。そのうち58名が、文校教室での“退任お祝い会”(会費;2千円)に参席してくれました。


【6/16<日>】② “退任お祝い会”の最後のほうで、記念品(万年筆)と花束を贈呈された夏当さん
。その後、夏当さんからあいさつがありました。「私は、女性として抑圧されたことを原点においてきました。皆さんも、自分のこだわりを見つめて書いていってほしい」、「私はこれからも頑張って書きます。頑張って生きていきます」と締めくくりました。
その10分ほどのあいさつの後、夏当さんは各テーブルをまわり、自宅で娘さん・お孫さんと3人で焼いてきたというクッキーを参席者全員に配られました。


【6/16<日>】③ 夏当さん《前列中央で花束を抱える》を囲んで全員で記念撮影。
新旧のクラス生5名に、前に出てマイクを通し「夏当チューターとの思い出」を語っていただきましたが、中には涙があふれる人もいました。また発起人のアイデアで、飲食の合い間、各テーブルごとに夏当さんのすわっているところまで移動してもらい、囲みの懇談をしてもらいました。ですので、全員が一言でも夏当さんと話すことができたと思います。


【6/21<金>】=今日から夏当さんに代わり、昼・金曜日・本科小説クラスを平野千景チューター《左から3人目》が担当。教室5名、三重県津市からZoom1名。

(小原)

かつて大阪文学学校で学んだことのある、岩手の詩人・小原麗子さん(89歳)が、6/19朝日新聞・夕刊で大きく紹介されました!

僕は鹿児島出身で<こはら>、岩手の大詩人・小原麗子さんは<おばら>。小原さんが、かつて文校にいらっしゃったことは、文校の何かの印刷物で知っていた。上の朝日新聞の記事をとても興味深く読んだのでこの際、文校内のいろんなところの書棚をひっかき回してみた。

文校の大先輩・田辺聖子さんが、第50回芥川賞を受賞したのは1964年(昭和39)1月。小原麗子さんは、その年の3月に入学されているようである。在籍期間は、1年か?
現在、文校が出している月刊文芸誌『樹林』の通巻ナンバーは、最近の7月号で704号。その前身として、1963年8月創刊の『新文学』(1~172号)と『文学学校』(173~233号)がある。創刊当時は月間ではなかったようで、『新文学』第4号は64年12月に発行されている。その第4号に、小原さんの詩「秋・呪」が載っている。〔ちなみに『新文学』創刊号には、芥川賞をとる前の田辺さんが3ページに及ぶエッセイを寄せている。〕
小原さんの「秋・呪」は、当時大阪文学学校校長だった小野十三郎編になる『大阪文学学校詩集』(1968年10月刊)に収録されている。その詩集は、文校創立(1954年7月)から約14年間に及ぶあまたの在校生たちが書いた作品群の中から64編が厳選されて成ったものである。
なお小原さんの詩は、『樹林』1985年1・2月合併号(通巻238号)の“詩作品特集”の中にも見出すことができた。タイトル「消し忘れた母の声――マオどりこ伝説」。おそらく、他の号にも載っているのだろうが・・・。  【文校事務局・小原】


【小野十三郎編『大阪文学学校詩集』(1968年10月刊)の表紙カバー】


【『大阪文学学校詩集』表紙カバーの折り返し】
◎憲法学者の末川博さんは当時、立命館大学総長
◎作家の野間宏さんには、『暗い絵』『青年の環』など

23日(日)通教部スクーリング(およびプレ・スク)に86名出席予定(うちZoom13名)。遠来組は、沖縄(石垣島)、鹿児島、長崎、福岡3名、島根(出雲市)、鳥取、岡山2名、愛媛、徳島2名、福井、岐阜(各務原市)、愛知4名、静岡、長野(諏訪市)、新潟(魚沼市)、神奈川、東京2名、栃木(足利市)、茨城(水戸市)、福島(いわき市)、岩手(奥州市)など。★文校入学検討のために、一般の方もスクーリングを見学(Zoom可)できます。

今度の6月通教部スクーリングは、前回3月のときの65名(ほかにZoom参加12名)から10名近く増えそうです。“出欠ハガキ”によると今のところ、前段のプレ・スク<22日午後~23日午前>のみの人も含めて全国各地から73名が来校予定です。
ほかにZoom参加が、熊本2名、大分、鳥取、兵庫、静岡2名、神奈川、東京、青森、北海道3名の計13名。

◎スクーリングを欠席される方は、『樹林』7月号(通教部作品集)掲載作についての感想(コメント)をメールかFAXでぜひ文校事務局まで届けてください。その感想は、スクーリング当日、掲載者およびチューターにお渡しします。掲載者が欠席の場合は後日、掲載者あて郵送します。
スクーリングの合評において口頭で作品批評する代わりに、またクラス員やチューターと密なつながりをつくっていくために、ぜひ感想を寄せてください。
自クラスの掲載全作ではなく、1編だけの感想でもかまいません。
他クラスの作品への感想も歓迎します。

◆通教部スクーリングの見学を希望される方はご一報ください。当日の12時30分少し前に、直接大阪文学学校までお越しください。できれば、見学予約の連絡をいただきたいですが、予約なしでもかまいません。
スクーリングの合評テキストになる『樹林』7月号(通教部作品集)をお持ちでない方には、当日受付でお渡しします。
また、Zoomでも見学することができます。ご希望の方はその旨、連絡ください。Zoom招待状をお送りします。

(小原)